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猫と赤ちゃんとの暮らしで気を付けていたことを振り返る

猫8歳と、3歳の娘、36歳の夫と暮らしている、33歳のKです。

うちにいる猫とは、娘が産まれる前からずっと一緒に暮らしています。
わたしが娘を妊娠していた時や娘が産まれてからしばらくは、猫との暮らしで気を使う場面が多くありましたが、娘も3歳になり、猫と娘の間にはもうあまり心配事はありません。
今回の記事は、猫との暮らしを振り返りながら、わたしと猫と夫との生活に新しく赤ちゃん=娘が加わることで気を付けていたことや、変化などを書いていこうと思います。

◎うちの猫について

うちの猫は男の子で、現在8歳。今年の秋で9歳になる。もともとは保護猫。
いまから約8年前、生後5か月の頃に当時まだ付き合いたてだった彼(夫)のもとに来た。キジトラ模様のかわいい子猫。野良猫だったところを保護されたという、怖がりで、だけど好奇心旺盛な男の子。猫の知識を豊富に身につけた夫に文字通り猫可愛がりされ、いたずらっこで人懐っこく、甘えん坊に育った。
大きくなった今では名前を呼ぶと振り向いて、おいで〜と両手を広げると、たいていの場合そばに来てくれる。わたしが泣いている時や1人でいる時に隣に来て、静かに寄り添ってくれる。お腹の上や膝の上に乗るのが好き。これまで2回の県外の引っ越し(転勤)を共にした、大切な家族の一員だ。
(猫は環境の変化に弱く、多くの引っ越しは猫にはとてつもなく負担になるので本当は良くない)


◎妊娠中に猫との暮らしで気を付けていたこと

•猫のトイレ掃除を夫に代わってもらう
妊娠中、トキソプラズマ症の感染予防の為に、猫のトイレ掃除は夫が代わりにしてくれていた。トキソプラズマ症は、妊娠中に気を付けなくてはならない感染症のうちのひとつだ。ちなみにこの感染症は、猫のトイレ掃除の時だけではなく、生の肉や土(ガーデニングの土や砂場なども含む)、低温調理された肉類を避けることにも気を付けなくてはならない。
わたしが通っていた産院ではトキソプラズマの抗体検査もあり、その結果どうやらわたしは過去にかかっていたようですでに抗体があるらしく、そんなに心配しなくても大丈夫ですよと言われた。いつの間にかかってたんだろう?と驚いたのを覚えている。猫のトイレ掃除はその後も夫が引き受けてくれた。

トキソプラズマ症について詳しく知りたい方はこちら
(リンク先:国立感染症研究所)

•猫から赤ちゃんを守るためのグッズを揃えるのは必要を感じてからでも遅くない
赤ちゃんを迎える準備をしていく中で、ベビーベッドやベビースペースをどんなものにするか、かなり悩んだ。ベビーベッドにも置けるサイズの蚊帳のようなものや、ベビーベッド自体に蚊帳みたいなカバーが付いている物などなど、調べてみると色々あったが、本当に必要だろうかとすぐに買えずにいた。
悩みすぎて夫にも相談したところ、その時に必要になってから買ってみても良いんじゃない?と言われ、確かに…と納得したのだ。
そうしてみたところ結局うちの場合は、当時コロナ禍で夫が毎日在宅勤務をしており(娘は2020年の冬うまれ)、必要な時に夫に気軽に助けを求めることが出来たことや、後述にある、猫にすぐ別部屋に行ってもらえる状況だったことが運よく重なり、猫から赤ちゃんを守るグッズを買わなくてもなんとかなったのである。
もし、当時も夫が今と同じように毎日出社している状況であれば、購入していたかもしれない。


◎猫と赤ちゃんと暮らす中で気を付けていたこと

•猫と赤ちゃんを2人きりにしない
うちの猫は寝ている人間の上を踏んでいったり、人間の背中やお腹の上に乗ってくつろいだり、通りすがりに人間の足をがぶっと甘噛みしていったり、遊んで〜とじゃれてきたりするので、絶対に猫と赤ちゃんを2人きりにさせないようにしていた。少しの間でも猫と赤ちゃんが2人きりになってしまう時は、猫に別部屋に行ってもらうようにしていた。(※後述)

•可能であれば猫だけでも生活できる別部屋をつくる
猫と赤ちゃんが2人きりになってしまうような時、猫だけでも生活できるような別部屋があれば、猫にとっても赤ちゃんにとっても、より快適で安心。
猫のごはん、お水、外がよく見える窓と、丸くなって眠れるキャットタワーか、もしくは高さのある落ち着ける場所や爪とぎ、猫のおトイレを、一つの空間にまとめておく部屋だ。転勤前は夫のテレワークの部屋が猫の部屋でもあったので、一日の半分かそれ以上、猫は夫と一緒の部屋にいた。
猫だけでも生活できるような部屋の確保が難しければ、猫と赤ちゃんが2人きりになってしまう時だけ、猫と赤ちゃんを隔離する対策が必要になるかもしれない。(寝室など扉が閉められる空間に、その時だけ猫にいてもらう、など)
今は娘も大きくなったので、猫は自由に家中を行き来して好きな場所にいる。

プラレールの円に引き寄せられるも、娘に迷惑がられてしまう猫氏

•寝る時に寝室には猫を入れないようにする
娘が産まれるまでは毎日猫と一緒に寝ていたのだが、娘が産まれてからは娘の安全の為、猫には別の部屋で寝てもらっていた。猫に寂しい思いをさせて申し訳ないと思いながらも…。
娘が3歳の今は、猫と娘の普段の様子を見ていても、もう一緒に寝ても平気かな?と寝室のドアを開けたままにしているが、猫は今もリビングのソファのクッションの上や、キャットタワーの上で眠ってくれている。
最近は、朝目が覚めるとたまにわたしや夫の枕元に座っていたり、布団の中に入ってきてくれるようになってきて嬉しい。

眠っている娘にひっついてくつろぐ猫氏

•あまり猫にかまえなくなるので猫の様子に注意する
赤ちゃんが家に来てからは、生活ががらっと変わる。それは一緒に住んでいる猫にとっても同じだ。
今までは自由に好きな時に好きな場所で静かにのんびり過ごし、遊んで欲しい時に遊んでもらい、時にはいたずらもし、ごはんやおやつを好きな時間におねだりし、夜は一緒にひっついて眠って、たくさんなでなでされ、たくさん抱っこされ、いつも見つめてもらえていた。
それが、最も守られるべき赤ちゃんが家に来た日から、猫の苦手とする環境の変化に突然さらされることになる。

当時はそんなに猫の心配をしていなかったが(そこまで余裕がなかったとも言えるが…)、娘が生後5か月だった頃、猫に異変が見られた。
あんまりかまえなくてごめんね、といつもよりたくさん猫をなでなでしていた時のこと。猫の目の上の、少し毛が薄くなっている部分が片方だけ禿げてしまっている事に気がついたのだ。すぐに夫にも見てもらったが、夫も気が付かなかったという。
今までこんなことは無かったので、すぐに検索して原因を調べるも、それらしいものは見つからず。新しい生活によるストレスなのか、何か気になって自分でかいてしまったのか…。動物病院で診てもらうも、結局原因はわからないままだった。
夫とは、やっぱりストレスなのかなあと話し、それからは猫とも積極的に関わることにした。たくさん遊んだり抱きしめたりした。禿げたところはだんだん治っていき、それ以降は何事もなく過ごしている。

最近お気に入りの場所


◎おわりに

日頃からわたしは猫に一方的に話しかける方なのだが(猫の気持ちを想像して、お腹すいたかな?、嬉しいね、気持ちいいね、今は怒ってるのかな?など)、出産後すぐ娘にも、猫に話しかけていたときと同じように気持ちを想像して話しかけたり、ことあるごとに状況を伝えたりすることを自然にしていた。
後になって、こどもの言葉の発達を促す語りかけ育児というものがあると知り、意識せずとも似たようなことをしていたのかと自分でも驚いた。
(語りかけ育児とは簡単にいうと、月齢ごとに大人がこどもの興味に注目し、こどもの気持ちに寄り添って話したり遊んだりするというもの)

3歳の娘は最近は猫と追いかけっこしたり、猫と猫じゃらしで遊んだり、猫の真似をしてみたり、猫になりきってみたり。猫の絵を描いたり、猫のようすを見て、「〇〇だニャー」て言ってる、と教えてくれたり、わたしがごはんあげる!と言って猫にごはんをあげるお手伝いをしてくれたりしている。

産まれた時から猫と一緒に暮らしているおかげかわからないが、娘は、猫やそのほかたくさんの生き物に興味を持っている。
娘の興味や思いやりや想像力が、この先もますます豊かになってくれるとうれしいなと、日々猫とかかわる娘をそばで見守りながら思っている。

猫のおまけ写真

ポラロイド風になるアプリで撮ってみた猫氏
口元は白いよ
ななめから見た猫氏
写真撮影がなかなか終わらないとつまらなさそうな顔をする猫氏

おわり

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