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つわりがツライ!産前支援制度でドゥーラさんに調理を依頼してみた

現在二人目妊娠中の32歳Mです。

※妊娠5~8週の私の状況はこちら

妊娠12週になり、つわりの状況が変わったかというとあまり変化なく、まだ毎日気持ち悪くて、歩くのもつらい状況が続いています。

ただ、妊娠がわかったころは、「調理ができない」「掃除ができない」「筋トレができない」と、それまでできていたことができなくなった焦りがあったのですが、妊娠週数を重ねるにつれ、状況に慣れてきたのか、今はしょうがないという思いに切り替わり、少し気持ちが楽になったような気がします。

とはいえ、毎日食事はとるので、どうにかして食事の用意をしなくてはなりません。

でもつわりの時って、買い物中も食材を見るだけでオエッとなるし、レシピサイトで料理の写真を見るだけでオエッとなるんですよね…。

そこで、「ドゥーラ」を利用してみました。

「ドゥーラ」って何?

産後ドゥーラは、産前産後の母親に寄り添い、支える人
産前産後は、妊娠出産による身体の変化だけでなく、ホルモンバランスも急激に変化するため、精神的にも不安定になりがちです。
産前産後の女性特有のニーズに応え、心身の安定と産後の身体の回復、赤ちゃんの育児や新しい生活へのスムーズな導入を目的に、母親の気持ちに寄り添った、母親のためのサポートを行います。

一般社団法人ドゥーラ協会 「産後ドゥーラとは


このサイト上で「産後ドゥーラ」と書かれているとおり、私はドゥーラさんと言えば「産後」だと思っていました。産後にお世話になるかもしれないから、近くにドゥーラさんがいるのか調べてみようと思って検索サイトを開くと、想像以上にたくさんいる!!

そして、産後だけでなく、産前もサポートをしてくれるということがわかりました。さらに、私の住む自治体の産前支援の助成制度も利用できるとのこと。

まさに今の私に必要なサポートだと思い、さっそく、料理をつくってもらう依頼をしてみました。

依頼自体はとても簡単で、検索サイトから必要事項を入力して申し込みをするだけでした。
インターネットからの申し込みだと、しんどいな、と思ったときに夜中でも申し込みができるのでいいですよね。

申し込みをして数時間後には担当のドゥーラさんから直接メールが届き、訪問日時が決定しました。

そして、担当のドゥーラさんにどんな食材を用意したらいいかメールで質問すると、「好きな食材を」と言ってくれたので、娘が食べ慣れているものや、もしドゥーラさんが使いきれなくても自分でも調理しやすそうな食材を自由に購入しておきました。

救世主ドゥーラさんが来てくれた!

訪問当日は、初回なので、注意事項の説明や体調などのヒアリングをしてもらい、調理についてのリクエストも聞いてくれました。

・お子さんが食べられないものはありますか?
・煮物食べられますか?
・つわりで食べられないものはありますか?
・濃い味が好みですか? などなど…

そして買っておいた野菜や肉、魚を一通りざっと見てすぐに調理を開始してくれました。

…かっ…かっこいい!

2時間で作ってもらった料理はこちら↓

上段:ナスとエビのオイスター炒め、切干大根の酢の物、かぼちゃだんご
下段:ホウレンソウの白和え、根菜の煮物、豆腐ハンバーグ

食材を購入するとき、ホウレンソウは胡麻和えになるかな、かぼちゃと鶏ひき肉は煮物になるかな、とドゥーラさんが作る料理を予想していたのですが、出来上がったものを見ると私が思い浮かばない料理がずらりと並んでいて感動しました。
娘はすぐに味見と言いながらつまみ食いをして、「おいしい!もっと食べたい!」とご飯の時間まで待ちきれない様子でした。

自分で料理をつくると、いつも決まったメニューになりがちです。今回、私から食べたい料理を具体的にリクエストせずに調理をお願いしたので、こんな調理法があるんだと新しい発見があり、できあがりを楽しむことができました。

一方で、ドゥーラさんのお話によると、ママからは和食、パパからは中華料理のリクエストが多く、他にもから揚げなど自分では作りたくない揚げ物のリクエストも多いそうです。
確かに、こんな時こそ自分ではつくらない料理をリクエストするのもありかも…と思ったりもしています。

調理だけじゃないプラスアルファの価値がある

2時間の訪問時間で調理をしながらも、妊娠中で困っていることを聞いてくれたり、ご自身の出産時の経験をお話してくれたり、たくさんのお話をしました。
また、娘はおしゃべりが大好きなので、ドゥーラさんにたくさん話しかけていて、私以外にも話し相手がいることがとてもうれしそうでした。
今回来てくださったドゥーラさんは幼稚園や保育園で働いたこともある方で子どもの対応にも慣れており、娘もリラックスして過ごせたようでした。

実はドゥーラさんに来てもらった日は夫の休日出勤の日でした。
外は暑いし、つわりでつらいから、娘と二人で家にいるしかない。だけど、娘のストレスが爆発しそうだなと思って憂慮していたところでした。
そんな時に2時間でも同じ空間に大人がもう一人いてくれて、娘や私の話し相手になってくれた上に、調理までしてくれて、まるで母が来てくれたかのような安心感がありました。

両実家が遠方で、夫が仕事で不在になりがちの私にとっては、本当にありがたい存在だと心から思いました。

2回目も来てもらいました!

1回目の訪問で感動して、すぐに同じドゥーラさんに2回目の予約を取りました。

2回目で作ってもらった料理はこちら↓

上段:タラの南蛮漬け、切干大根の酢の物、煮豚(ジップロップで漬けて味をしみこませています)
下段:焼きコロッケ、棒棒鶏、コロッケ

2回目は私のリクエストで南蛮漬け、娘のリクエストでコロッケをお願いしました。
コロッケの材料はたくさんあったので、一部は大人用に衣なしの焼きコロッケにしてもらいました。
自分ではなかなか作らない料理ばかりでうれしい!

産前産後はぜひ活用したい!

少しでもつわり期間中を楽に過ごすことができれば…と思って依頼したドゥーラさんでしたが、結果は大大大大満足でした。

つわりでしんどいけど栄養面も気になる妊娠期に、手作りの健康的な食事が用意してもらえる状況は、心身ともに期待以上のゆとりをもたらしてくれました。
そして、私に生まれたゆとりは娘に向き合う時間と体力に代わり、夫も安心して仕事に向き合うことができるようになったと思います。

自治体の支援制度に利用上限はありますが、産前産後は無理をせず、こういったサポートを上手に活用していきたいと感じました。

全国の妊産婦に支援が届きますように

ここまで、ドゥーラさんのすばらしさを書きましたが、私がドゥーラさんのサポートを受けて満足できたのは、たまたまドゥーラさんが多い地域に住んでいて必要な支援を必要な時に受けることができたから。

地方にいけば、ドゥーラさんはいなかったり、人数が少なく予約がとりにくかったりすることもあるかと思います。
ドゥーラさんが近くにいる妊産婦が制度を上手に活用して、「ドゥーラ」の存在を広く普及し、助けが必要な妊産婦がどの地域にいても気軽にサポートを受けられますように。心から願っています。

※ドゥーラさんの人数が少ない自治体の産前支援では、ドゥーラさんではなくヘルパーさんやファミサポさんなどによる支援もあったりします。今まさにつわりがつらい方は、まずは自治体の産前支援でどのような支援が受けることができるか確認してみることをおすすめします。

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