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Stripeの手数料について

こんにちは、まるおびです。
Stripe導入・拡張ツールAppsの開発者です。

Stripeの手数料っていくらなんだろう?他と比較して高い?消費税はどうなってるの?端数はどう処理される?返金した場合はどうなる?

こんな疑問にお答えします。

Stripeの手数料について

Stripeの手数料は決済金額の3.6%です。
普通に使う分にはこの手数料のみで利用できます。
ただし、Stripeには様々な商品ラインナップがあり、それを使う場合この手数料にいくらか上乗せされることがあります。

例えばStripe Billingは+0.5%

Stripeを使ってサブスクリプション(定額支払い)を自動化する場合は「Stripe Billing(ストライプビリング)」というサービスを使うことになります。

このサービスを使う場合、0.5%の追加手数料がかかります。なので、"Stripe Billingを使って"オンラインサロンなどのサブスクビジネスを構築する場合は4.1%の手数料をStripeに支払う必要があるということです。

この他にも「Stripe Radar」など不審請求を防止するためのオプションサービスなんかも手数料上乗せで使ったりします。

ほとんどの人はStripe単体、もしくはStripe Billingぐらいしか使わないと思いますが、Stripeと一言で言っても提供している商品(サービス)は一つではないということを覚えておいてください。

競合サービスと比較してStripeは手数料が高い?

この質問にお答えすると、Stripeは「個人が使えるオンライン決済導入サービスの中では最も安いサービスのひとつ」です。

例えばよく比較されるPayPalは3.6%+40円。
Squareはカード会社によって変わりますが3.6%~3.95%ぐらい。

ケースによってはPayPalのほうが安くなることもありそうですよね。
また、Squareはサブスクでも3.6%据え置きなのでStripe Billingと比較すると安いです。

ただ、Stripeには別のメリットがあり、それが人気の理由なので手数料の差は正直些末な問題です。

Stripeのメリット

僕の考えるStripeが他の競合サービスより優れている点は下記の3つです。

  1. 入金が速い

  2. 事前審査がない

  3. 高額商品の決済ができる

この記事はStripeの手数料についての記事なのでここではサラッと書くだけにしておきますが、「Stripe最強」と言うWEBマーケターが多いのもこのあたりが主な理由です。

特に広告運用で自社商品を回してる事業者にとってはキャッシュフローが良く、高額商品にも対応しているStripeは唯一と言ってもいい選択肢でしょう。

最近はStripeアカウント凍結が増えている

ただし、最近はこういったStripeのメリットが多くの人に知れ渡り普及してきたことでStripeのアカウント凍結も増えています。

Stripeとしても一時的に支払いを肩代わりするわけですから、リスクのあるビジネスや支払い能力が低い事業者に対しては厳しくなってきています。

ちなみに僕が開発したAppsのサポートコミュニティではこういったアカウント凍結に関するノウハウを蓄積・共有し、正しいStripeの使い方を案内・凍結防止に努めています。

Stripe利用に関する消費税と端数について

ここは少しややこしいです。

まず、3.6%はクレジットカード決済手数料という扱いです。なので非課税となります。

ただし、Stripe Billingなどの上乗せ手数料は、商品に対する利用料という考え方なのでプラスで消費税がかかります。

例:月額10,000円の商品をStripe Billingを使って販売した場合
クレジットカード決済手数料→10000×3.6%=360円
Stripe Billing利用料→10000×0.5%=50円
消費税(10%の場合)→50円×10%=5円

合計 360円+50円+5円=415円

Stripe手数料の端数は四捨五入

ちなみに端数については四捨五入です。

例:9,999円の商品をStripe(単体)を使って販売した場合
クレジットカード決済手数料→9999×3.6%=359.964円
消費税→非課税なので0円

合計 四捨五入して360円

あと、これは余談ですが、Stripeでは50円以下の決済はできません。ですのでStripeを使って販売できる商品の価格は50円である必要があります。

Stripeの手数料は返金したときどうなる?

Stripeを使って商品を販売したあと、返金することになった場合の手数料の処理についてです。

結論からいうと手数料は返ってきません。販売者負担です。

個人的にはここが結構大きいと思っていて、返金は単純に損失になります。ですので返金を受け付けない旨、特商法の表記にちゃんと明記しておくことは大事です。

また、当然の話ですが、クレームなどで返金・返品トラブルにならない商品を販売するべきです。

先ほども言いましたがStripeは入金サイクルも早く、販売者にとってはとても魅力的な条件でオンライン決済を導入できます。しかし、であるがゆえに詐欺的な業者が悪用するケースもあり、Stripeは警戒を強めています。

返金が多いとStripeのアカウント信用スコアに悪影響を与える可能性があります。十分注意しましょう。

Stripe導入・拡張はAppsで

最後に宣伝です。Stripeをこれから導入したいと考えてる方は是非Apps利用をご検討ください。Stripe単体でできないこと、自動化なども簡単に導入・構築することができます。

Appsを使えばサブスク決済でも3.6%しかかからない

また、Appsを使えばStripe Billingを使わないでサブスク決済を自動化できます。

理由はStripe Billingを使わずに自動決済しているからです。StripeはAPIを公開してくれており、このようなサービスを自由に開発・販売することができます。

下記noteにて詳しく解説しておりますのでよかったら見てみてください。

それでは、まるおびでした。

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