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面接官は意外に知らないことが多い

こんにちは。まるおです。

今回、ちょっと強めのタイトルにしてしまいました。
要するに何が言いたいかというと、面接官はなんだか特別な相手のような錯覚に陥りがちなのだけれど、ただのおじさん、おばさんなのだということは覚えておいてください。

そんなことも知らなの?ということだってあるし、ジェネレーションギャップも生じます。

だからこそ、ちゃんと説明することが必要になります。

常識が通じないことがある

私と、ITの事業部のH部長が面接官をした時のこと。
ある就活生が、アルバイトで経験で得たことの話をしてくれました。

『私は、◯の上ホテルのレストランで3年間アルバイトをしました。』

おお。
川端康成、三島由紀夫など、文豪が缶詰になった老舗ホテルかぁ。
そのホテルのレストランでどんな経験をしたんだろう。
その就活生も「◯の上ホテル」の名前を出した時に、どうです?という表情をしていました。

すると、H部長が聞き返しました。

「ん?なんていうホテル?」

H部長、ちょっとボーッとしてたんですかね。

『◯の上ホテルです。』
「サーゥエイ?ホテル?」

恥ずかしくて顔から火が出そうでした。
もちろん、こっちの面接官の無知を晒してしまったなのですが。
ただまぁ、九州出身、情報系でやってきた部長なので、東京の「文豪が愛した名門ホテル」と言われても知らないのも無理はないかもしれないです。

面接を受けた就活生も、もしかしたらそんな反応は初めてだったのかもしれません。
名門ホテルの名前を出して、ほほう?という反応がきたらツカミはOK。
そこでどんなことを学んだのか、がんばったのか、あとは前のめりで聞いてくれる。

はずだったのでしょう。
今回はそうはいかなかったことで、心なしかトーンダウンしてしまったのは明らかに見て取れました。

じゃぁどうすれば良かったのか。
例えば、こんな風に言ってみたらどうでしょうか。

『私はホテルのレストランで3年間アルバイトをしました。
 特に、歴史あるホテルで働きたいと思ったことから、
 川端康成、三島由紀夫などの作家が好んで利用したことで
 有名な、◯の上ホテルを選びました。』

これが正解というわけではないけれど、
面接官が◯の上ホテルを知らなかった場合でも、
その経験に付加価値があることは伝わるのではないでしょうか。

ジェネレーションギャップを考える

その時の面接官は、60代社長と、50代の取締役。
私は人事としてサポートで入っていました。
ある就活生が、ガクチカ(学生時代頑張ったこと・力を入れたこと)の話をしました。

『フラッシュモブのサークルに入っていました。』

だ〜か〜ら〜!
おじさんたち(おじいさんたち?)に、説明無しに横文字の単語をいきなりぶち込んじゃダメですってば!!

案の定、おじさんたちの頭の上に「?」が。
おじさんたちは「それは何ですか?」と質問を。

その就活生も、端的にわかりやすく、フラッシュモブについて説明できれば良かったのですが、まさか「フラッシュモブ」そのものの説明を求められるとは思っていなかったのか、しどろもどろになってしまって、それが尾を引いてその後の面接がグダグダになってしまいました。

珍しいサークル経験なので、ちゃんと説明ができたなら、もっと良いアピールができたかもしれません。

学生の常識は世間の非常識(かもしれない)

他の人があまりしていないようなことは、特に印象に残りやすいです。
けれど、ESに書く時も、面接で話す時も、読んだり話す相手は、ただのおじさん、おばさんなんだということを忘れないでください。

世間の皆が知っているだろうと思うことも、面接官が知らないということは往々にしてあります。
面接官が知らないことがあった場合でも理解できるような、話の組み立てを考えておきましょう。
また、「それは何ですか?」と聞かれることも想定して、説明を用意しておくようにしましょう。

ガクチカでは面接官は主に、就活生の「分かりやすく」「 端的に」伝える能力を見極めようとします。

せっかく学生時代にがんばってきたことです。
ちゃんとアピールできるように用意してくださいね。
うまくいくように願っています。

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