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シャドウバースって面白い!~入門者から見たシャドバカルチャー~

はじめまして、まるおです。昨年4月に気まぐれでサークルに入って始めたカードゲームのスマホアプリ「Shadowverse」に気づけばドはまりして、1年間通学のお供に遊び続けてました。

この記事は、他のソシャゲには無いようなシャドバに関わる魅力を紹介して身内に布教しつつ、自分語りしようというものです。新作リリース延期が発表されて、布教するタイミングとしては最悪なんですが…


学生大会の存在

自分がサークルに入ってシャドバを始めたきっかけが、大学のゲームサークルを調べていた際に、Xで「Shadowverse University League」、通称”大学生リーグ”の存在を知ったことでした。

この大会は大学生サークル対抗のチーム戦で、1st Seasonと2nd SeasonそしてGRAND FINALSが年間を通して行われます。

賞金があって、しかも総額300万円と聞いて驚きました。
PvPゲームをやってみたかった自分は、「参加者が限られる学生大会かつ、他力本願できそうなチーム戦なら自分でも成果が得られるかも?」と思ってサークルに入会し、シャドバを始めました。

残念ながらリーグの結果は賞金獲得には遠く及びませんでしたが、サークルでの練習や模擬戦はが楽しくて、気付けばシャドバが一番長くプレイするゲームになってました。
攻略情報を調べている時、”面ロック”やら”クロック”やら分からない用語について先輩に即質問できたのもありがたかったです。

ネット記事がたくさん

長く続いているゲームなだけあって、noteはてなブログにはシャドバに関する記事が多くあります。

上達法を具体的に教えてくれるものから、シャドバプレイヤーとしての哲学的なものまで、初心者にとって参考にならないものはありませんでした。

他のゲームだと、YouTubeに上がっている有名プレイヤーや実況者のプレイ動画が主な教材ですが、シャドバはテキストの教材が豊富で、探しやすくて勉強しやすかったです。

さらに参考になったのは、その時々の環境デッキ解説記事でした。環境デッキは初見だとなにがなんだかわからない複雑なデッキばかりなので、デッキリストから最初の引き直しの方針、対面ごとの立ち回り方まで書いてある記事はとても重宝しました。

↓ ガントレット優勝させてくれたnote記事

またJCGRatings for シャドウバース等の、ランクマッチではない場所を主戦場に据えている、いわゆる"競技勢"の方々のことを知れたのもネット記事のおかげでした。

己のプライドをかけて本気でシャドウバースに取り組んでいる方々の熱意がこもった記事は、読んだ自分のモチベーションになっています。

ジャイアントキリングの魅力

シャドバでは”デッキ相性”が重要です。あるデッキが流行れば、そのデッキに有利な他のデッキが台頭してくる、といった具合にどんどんイタチごっこが展開されることがありトレンドの移り変わりがとても早いです。

JCGの本戦では、使うクラスを予選のものから2つとも変更する方もいるそうで、ゲーム内資産の問題から1つのクラスを使い続けている自分には考えられない作戦だな~と驚いた記憶があります。

そしてこの"デッキ相性"が、対戦相手との実力差を埋めるのに一役買っています。
シャドバの環境デッキはプレイ動画を見ても意味不明な難しいデッキが多いですが、中には「バフドラゴン」「回復ビショップ」のようなわかりやすくて強いデッキもあり、それを使ってパターン化した強い作戦を覚えれば、それだけで対戦相手の実力に関係なく弱点を突いて勝てることがあるんです。


↓ 一番最初に組んだデッキ「マーズロイヤル」

格安なのに脳死でBPが盛れた最高のデッキでした

このように、実力差を相性(と運)で覆すことを比較的実現しやすいので、他のジャンルのPvPゲームに比べてジャイアントキリングが起こりやすいです。

この”わりかし下剋上しやすい”という要素が、競技大会に参加するハードルを下げてくれました。どんなゲームでも、格上相手に勝てたときは普段以上に嬉しいですしね!

認めよう、今はお前が…強い!!


競技シーンの間口の広さ

シャドバには多くの大会があり、どれも個人で参加できるので初心者でも参加しやすいです。

3ヶ月に1回の大型大会であるRAGEは参加費無料で、いろんなサイドイベント(こっちも無料)まであってかなり楽しめます。

週4回あるJCGも、ランクの制限なしでオンラインで気軽に参加でき、優勝すればエーテル30000個に加えカッコイイ優勝称号がもらえます。

格闘ゲームやFPSなどの他のゲームでは、低ランクの初級者がプロ選手をはじめとしたプレイヤー歴の長いガチ勢に勝利するのはほぼほぼ不可能です。しかしアクション性の操作や反射的な思考があまり求められないシャドバは違います。

JCGや地方大会でプロ選手と対等な立場で対戦できる機会も意外と多く、運よく勝てた時は競技プレイヤーの一員になった気分になれて嬉しかったのを覚えています。

オフライン対戦の中毒性

シャドバにはRAGEや地方大会といったオフライン大会があります。カードゲームの大会というと、淡々と試合を進めていく陰気なものを想像していましたが、実際は感想戦も盛り上がる楽しいものでした。

オフライン大会の魅力は、やはりその独特な緊張感です。時間と交通費をかけて参加している分、普段より勝ちたい気持ちは強くなりますし、同じくそう思っている相手プレイヤーと向かい合って対戦するので、普段の何倍も緊張します。

この緊張感のおかげで普段より冴えたプレイングができることもありますが、1つのミスでメンタルが崩れてプレイがボロボロになることもよくあり、毎試合が手に汗握る戦いです。

試合中は時間を忘れてゲームに集中しますが、ふと前に座る相手を見るとだいたい険しい表情をしていて、それがすごい楽しいです(自分も同じような表情をしているはずです)。

勝っても負けても、試合後に結果登録・承認する手は緊張の余韻でぷるぷる震えます。
このように緊迫しながら没頭できる感覚はやみつきで、気づけば地方大会に参加しまくるようになっていました。

根強いコミュニティ文化

shadowverseは本来協力要素の無いゲームですが、前述したように流行の変化が早いため、はやりに置いていかれないように情報収集が大事になってきます。そのため、情報を共有・精査するためのコミュニティがたくさんあります。1人で黙々と研鑽を積むよりも、友人とワイワイ議論する方が楽しいですしね。

これらのコミュニティでは情報共有に加え、上手い人のプレイをリアルタイムで見たり、特定のマッチアップを連続して戦う練習をしたり、効率の良いトレーニングをしています。

コミュニティの中で自分にとってなによりためになったのは、通話と画面共有を通じて、他人が培ってきた「シャドウバースの基礎」をわずかながら盗めたことでした。

効果の処理順等のシャドバの仕様についての知識から、”デッキ圧縮”や”先ドロー”、”進化置き”などのセオリー、さらには状況ごとの思考パターンや期待値計算の感覚といった”シャドバのコツ”とも呼べそうな要領まで、自分だけでは到底たどり着けそうにないことが得られました。

チーム戦の面白さ

シャドウバースにもチーム戦が存在し、なかでも5対5の負け残り戦である「BO9」が主流でした。最初は「待ち時間が多くて退屈そう」と思ってましたが、やってみると(自分が戦犯にならなければ)めちゃくちゃ楽しいんです。

サークルや拾ってもらったチームでSUL・DSALに参加してきましたが、チームメンバーの対戦をみんなで観戦している時の一体感は、他では味わえないものがあります。魅せるプレイが出たときやトップ解決の瞬間の盛り上がりはただただ最高です! 
自分が対戦する番ではオフライン大会の時と同じぐらい緊迫感があり、生きた心地がしませんが、それもまた楽しいです。

FF14で固定を組んでいた時は、良くも悪くも大縄跳びゲーだったので、クリアできた時の喜びは大きかったですがパーティーがギスギスする時もありました。対してシャドバのチーム戦は直接的な協力要素がない分、悪い雰囲気になりづらいと感じました。周りの人に恵まれてるのもあるかもしれません…!

また、チーム戦ではクラス被り無しのルールがあることが多いので、BO3とは違った多様なクラス選択ができるのも魅力ですね。デッキ非公開性なら、相手の意表を突いたメタデッキも十分活躍の見込みがあります。独力でチューニングした秘蔵のメタデッキでチーム戦に貢献できたら最高ですよね!

最後に

シャドバカルチャーには他にもいろんな面白いことがありますが、なによりの魅力は、真剣に他人と駆け引きできることだと思ってます。

手軽に自身の競争心を煽れるこのゲームを遊ぶ中で、対戦相手や仲間とやり取りしてきた経験は自分にとって大きな財産です。特に、”相手の視点で考えてみる”ことはシャドバのおかげでより養われた気がします。

自分がこれだけシャドバを楽しめているのは、ゲーム運営陣の方々やRAGEやJCG、地方大会、tonamel大会等イベントを開いてくれる方々、大会入賞リストを見やすくまとめてくださっている方々のおかげです。いつも感謝です!

現行のローテーションフォーマットは終わってしまいますが、タイムスリップローテーションも自分にとっては全部新弾みたいなものなので楽しめそうでワクワクしてます。

先日の地方大会で運よく次回RAGEの不戦勝権利3回分をもらえたのもあって、新作"ビヨンド”に新生してもシャドバを続けていく予定です。
今以上に面白いゲームになると信じています!

読んでいただきありがとうございました!



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