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ケースのこだわり

結論をさきに書くと、
この夏、BAMのバイオリンケースを買いました。

衝動買いをしてからYAMAHAで借りていたケースも
そろそろちゃんとしないと!と、いろんなサイトを見て調べていた。
すると、どうやらBAMが良いらしい(あくまで個人的見解です的な)。
YAMAHAの担当者さんも、「BAMイチオシデスネ♪」とのことだったので
きっとそうにちがいない。

わたしはなにごとも決断するまでに、一定のプロセスをへてから
えいや!で決めるタイプです。
たとえば「ちょっと大きなものを購入する決断」というシーンで
みなさんならどういうふうにして買っていますか?
きっと共通するルールがあるのでは?と思います。
思うというか… 
あるはずです!と自信を持ってお伝えしましょう。

たとえばこんなふう

❶なぜ必要なのかの理由のリストアップ
そのとき、代替えできないか?
なかったらどうなるのか?
など、必要性を検証したりもします。

❷どんなケースがあるのかを調べる
今の時代、インターネットがあればこういうのは際限なく
調べることができるからほんと便利。
ケースにはいろんな機能とかたち、素材と用途があることがわかった。
私の場合はもちろんプロでもないし、オケや楽団に入っているわけでもない
持ち歩くというとレッスンに持っていくだけ。
たいしたことないのだけど
将来のことを考えると、買い替えはしないと仮定したら
ちゃんとしたのを買っておくべきだとわかる。
ここでは、買うのか・自作するかという選択肢はない。
ちなみに、学生のとき
ヴィオラ・ダ・ガンバを弾いていた時は
木を買ってきてDIYししてケースを作った。
弓ケースももちろん作った。
しかし
重すぎて、持ち歩けないのでソフトケースになっていて
木製ケースは自宅保管用。まるで棺桶みたいだった(苦笑)

さて、
❸選択肢が出揃ったら次は判断基準を決める
選択肢から選べないし、選んだとしてもあとで後悔する確率は高いので
選択肢から消去法や優先度を決めるための判断基準。
・スタイリッシュで他人とかぶらない
・10年後もふつうに使える
・軽い
・使い勝手が良い
・(その予定はないのに)機内持ち込みが可能
つまり、
見た目のおしゃれさ/耐久性/重量/使用の便利さ/大きさ
ということになる。
こうなると「値段」はあとまわしになるので
全体をみて妥当な値段かどうかはそこで判断することとなる。

こうなるとつぎは
その選択肢を判断基準にあわせて3つに絞る。
耐久性/重量/使用の便利さ/大きさ
このあたりは数値化されていたり、サイトを見て判断できる。
背負ったときの難しさや、楽譜が入らないから別のバッグが必要だとか
鍵がついていないとなにかの拍子でふたが開いてしまうかもしれないと
ベルトをつけているなど、ほんと、口コミってありがたい。

3つにしぼったなら、最後は感性がものをいう
見た目。おしゃれかどうか?
これはカタログやサイトではだめだ。
実際に手に取ってみないとわからない。
そう、びびっとくるかどうか?
その、びびっと・・・が大切で
検索するとこれまたタイミングよくでてくる。
大阪でケース展示会をやっているではないか〜〜!
出張の帰りに寄れるではないか〜〜〜〜〜〜〜〜!

ひとりで選ぶと延々時間がかかって
お店にたいへん迷惑をかけそうなので
誰かと同行する方がいいに決まっている。
そこで、娘に連絡をしてついてきてもらうことにした。

自分ならこれは選ばないとか
これならいいかもとか
まるで洋服を選ぶときみたいに
自分が好きだからといって似合っているとは限らないもので
ましてや、お店の人に選んでもらったら決まるのは早いけれど
もし、飽きたり、持って帰ってから「やっぱりなあ」と後悔したときは
あの店員さん、きっと売れ残っては困るからって私に押し付けた?
なんて人のせいにしがち(しないけどね)。
だから
誰の言うことなら聞けるか?という観点で
同行してもらうのが正解だ。

そこで購入したのが、これ。


BAM バイオリンケース

どうですか?
ボデイが白っていうところの是非に30分くらいはかかった。
そして、オレンジのラインにも30分くらい。
(やっぱり時間かかって、お店に迷惑かけてるし)
持ってみて、鏡に映してみて
ほんと、ちょっといい服を購入するのと全く同じ。
こういう時間ってたのしい〜♪


鍵のあたりもセンスがいい

背負ってみたらベルトがいい感じにフィットする。
重さもそう負担感がない。
これでいいかな〜


BAMの弓は上下反対になる

「弓が上下反対なんですよ」と店員さんが誇らしく説明してくれる。
え?反対?
そう。反対。
え?それで?
ーーーその意味がわからない私は、ど素人感を全面に出してしまった。
蓋が開いたときに、弓がぼろっと落ちてきてもバイオリンのボデイに
危害が加わらないからね〜とのこと。
そんなことがあるんだ!しらなかった〜!

娘が言った。
こんなの持っているブリーチした年齢不詳の魔女は
ほかにいないよ。

店員さんが言った。
これは初めて扱いますね。かぶることはまずないでしょうね。

この二人の言葉が決め手となりまして
お買い上げでした。


こういうプロセスを重ねていくから
私のバイオリン人生は濃く、長く、楽しくなっていく。
ひとつひとつ楽しい記憶をつくっていきたいな。

あとは

腕をあげるだけ♪

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