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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第130回 「流れが悪い時はあの世から介入するのか?」

「大型二輪免許取って、すぐバイク注文しに行ったがね」
「判断が早いわね」
「流れがいい時は一気に乗ってみないと、と思って行ったけどなんとなくタイミングは良かったような気はするかな?」
「どの辺が?」
「生産計画が半年ごと?くらいにあるらしくて。
今注文すると、ちょうど9月の後期生産計画の初っ端に当たるらしくて9月には入手できるのではないかと」
「すぐ手に入るわけではないのね」
「こちらも今のバイクと別れる時間も大事やが。もっと乗っておきたいとこだし」
「手放したくはないのね」
「金と暇があるならね。どちらもないから選択しながら今求めてるものを手に入れないと。
この辺の流れはなんか操作してたりしないん?」
「私は何もしないし、あなたのやってること全部介入するわけじゃないのよ。お母さんじゃないんだから」
「死んでまで残った人全ての人生に介入するとか、死んでもゆっくりできんね」
「趣味だけさせてて欲しいわ」
「そちらからの視点で、この流れはいいと思うのかね?」
「いいんじゃないの」
「興味なさそうな話し方やね」
「興味ないもの、あなたが元気で過ごしてたらなんでもいいのよ」
「まぁバイクを下取りに出すといい感じのお値段で、出費がかなり抑えられるのがわかったけどね」
「いい流れじゃない」
「最近、適当にネットでクジ引いたら1%くらいの当選確率のやつに三回で当たってしまったがね」
「いい流れじゃない」
「こういうのはあの世から監視なし?」
「して何になるのよ」
「たとえば、残された夫が風俗狂いになってお金を出費しまくって生活が危なくなってきた、とかそんな感じになったら介入するんかね?」
「生きてるなら介入しないんじゃない?」
「僕がそうなったら?」
「なるならもうなってるでしょ」
「確かに。でもその場合嫉妬とかなんかそういうのないん?」
「嫉妬はなんでするかわかる?」
「自分のものが相手に取られる可能性を思うと、ってことかね?」
「で、死んだ後はあなたの考えとか見えるわけじゃない。
そうなると、嫉妬とかする必要ないって思うじゃない」
「ああ、相手の考えがわからないから不安になって嫉妬とかする可能性が、肉体がある時はあるけど。死んだ後は自分の生活とか関係ないから、相手の考えが理解できるなら問題ないと。
そもそも肉体がないから肉欲的な嫉妬は生まれないってことかいな」
「相手の行動が手に取るようにわかるなら、嫉妬とかしないでしょ」
「なるほど、つまり僕が女の子に金使うようなとこに出入りしてても、特に何も考えないと」
「猫の世話ほったらかしになったら、何か天罰が落ちるようにするけどね」
「猫の世話をした上でなら問題ないと」
「自分と猫と子供の面倒が見られる範囲ならいいんじゃないの?でもそんな店行く度胸ないでしょ」
「一人で行っても楽しくないやろし、そもそも酒飲んだら車で帰ってこられんが」
「それができないようになってるのよ」
「なるほど、ここまで計画に入れた上での住居選定なのか」
「そこまで考えてはないけど、流れ的にそんなことも無意識で感じてたのかも?」
「そこはわからんのかね」
「私の今の状態ではない状態でなら理解してるかもね」
「高次元妻みたいなやつか」


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