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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第173回 「あの世に行くと楽しくない人の話を聞かせてほしい」

「基本的にさ、僕のあの世の話は「楽しいぞ」ってことになるんだけど、楽しくないあの世を過ごしてる人もいると思うんだよね。
その辺の話は妻からできんの?」
「私がそういう生活してたらできるけど、楽しくやってるからわざわざ辛い体験とかする気ないわ」
「知人でいないん?」
「そういう人と会えないし」
「それはどういうことで?」
「楽しくやってると、楽しくやってる人が来るでしょ。でも苦しいと感じてる人は来ないでしょ」
「それは、波長の法則とかそんなネタ?」
「いや、たとえば家に遊びに来る人は暇だから、時間に余裕が作れたから、移動する手段が得られるから来るでしょ。
そこにはお金と余裕のある生活時間が必要じゃない」
「ああ、つまり苦しんでる人はそんな余裕ないからあの世でも会えないと」
「そんな人がいても気が付かないわ」
「割と冷たいと思われそうな」
「アフリカでは1分間に子供がうんたら、という宣伝が昔あったじゃない。だからと言ってその土地に足を運んで何かする人は稀有でしょ」
「わざわざ苦難の道に入る人は少ないってことかいな。でも、あの世だとみんな暇してるじゃん」
「忙しいのよ、こう見えても」
「あの世2に入った人があの世1の人を助けるので放っておいてもいいのかな、ってイメージはあるけどね」
「それ知ってるならこんな話聞かなくていいじゃない」
「いや、あの世1の住人の視点の話は割と貴重やが」
「自分が死んだらすればいいじゃない」
「まだ霊界通信のできるMacBookが開発されてないし」
「マックなの」
「いや、今使ってるのがそうだってだけで特に意味はないけど。
とりあえず、あの世1の方で悲惨な感じの人は、タイミングが合わないので確認はできないけど、居る可能性はあると」
「じゃないとあの世2の仕事がなくなるじゃないの?」
「なるほど、そうなると、あの世1でエンジョイしてる妻の一部の意識が悲惨な方を体験してる可能性は?」
「いわゆる囚われ領域とか言ってたとこね、あるんじゃない?」
「それ、自分で判断できんの?」
「それ作るのは私ではなくて残った人たちじゃない」
「ああ、今までかかwった人たちが「あの人はこんな死に方して後悔あるだろう」的に思うとそのイメージが存在してしまうってやつね。
それはあの世1の自分から確認できんの?」
「うーん、なんて言えば伝わるか。そうね、同人誌みたいなもの?」
「公認で作られたものではなく、それぞれが世界観を膨らませて物語を描く、って意味のほうかね」
「そう、キルヒアイスが死んだ時に私が「もしも生きてたら」を書いた時のような気持ちで話を作るじゃないの。それは公式からすると存在すら知らないけど何か形になってたら共感する人も出てくるでしょ」
「キルヒアイスが生きていたら、というもしものストーリーで物語を描いて、何かにアップしたら読者がたくさんついて「これもあり」みたいな認識になって、その存在が人に知られるようになっていった感じが囚われた意識状態に似てる感じなんかね」
「同人誌でもネガティブなものあるでしょ?エロ禁止って言ってるのにエロ書いたりする人とかも」
「それは銀英伝で聞いたことがあるような気が」
「だから、それ見てる人しかそれを知らないわけ」
「公式がそれを認識してないから、存在が気づかれてないけど知ってる人走ってる状態ということか。そうなると囚われ領域は生きてる人が作った同人誌的なもの、と思っているといいんかね?」
「ちょっと違うかもしれないけど、本体とは違うとこで動いてるイメージよね。でもそれ生きてる時からたくさんあるでしょ?」
「まぁ、僕の場合は本名の自分とまるの日というペンネームの自分がいて、まるの日のイメージで色々感じられてるとこあると思うんだよね」
「本体知らない人から見たらそうでしょね」
「あの世では、楽しくない経験をしてる人が存在するかもしれないけど、会ったことがないからわからない。
あるいは、勝手に生きてる人が作り上げたイメージがそれをやってる可能性もあると。
でも、楽しくない経験をしてる人はあの世に本当にいるのかね?」
「ここじゃないとこに存在するなら、それは全部囚われた領域の人でしょ」
「なんでも例外があるから、この楽しくないあの世ライフを送ってる人の情報を探してみるかね」


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