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霊能者が語る 妻とのあの世日記 連載開始

霊能者と書いてますが、実際はなんて言ったらいいのか、スピリチュアルな仕事してる人、って感じなんですけどね。英語でミディアムとか書くとかっこいいですが日本人としては「肉の焼き方?」と勘違いされそうなので、分かりやすく霊能者というジャンルに自分を放り込んでみました。

仕事柄、スピリチュアルガイドからのメッセージとか、あの世の話やら亡くなった方とのつながり、そのメッセージを伝えることも行ってますのであの世については一般の方よりははるかに理解があると思っております。
あの世の様子の本なども書いてますよ。詳しくはWEBでググってください。

「あの世の会いたい人に会える本」 ハート出版

で、色々やってきてますが私たち、実際に自分はこっち側で生きてますので本当に『死後の世界』探索というのは難しいのだと思っております。
体外離脱、幽体離脱、色々な方法であの世、死後の世界探索してる人の話がありますがそれらは全て戻ってきてる人の話、なのですよね。
本気で亡くなった人の話、戻ってきてない人の話というのは霊能者が色々と語っておりますけど、生きてる人間が間に入るとどうしてもこちらの偏見や偏った思想が入ってしまうものです。

同じものを見ても、現地の人と海外の人では認識が違う話は結構ありますよね?今では日本人はパンを見たら「パンだ」と素直に思いますが、昔の江戸時代の人がロシアの体験談を書いてる内容(大黒屋 光太夫の話など)では「小麦を粉にしてこねて焼いた餅」というような表現があったりします。
生きている人間は、どうしてもその認識の枠というか、自分の常識でそれを理解しようとしてしまうのですよね。

なのであの世の話は宗教的にも個人的にも多種多様。
本当の世界というのは、それら全てを見た中で色々と考察したり判断する必要があります。

同じ都市でも、お金持ちの生活する治安のいいところと、貧しい人の生活する治安の悪いところがある場合。そのどちらに入り込むかで印象が全く異なりますよね。

なので、あの世の情報は、自分が属する考え方、宗教、性格的なものとかそういうものによって様々あるということになります。

僕があの世の方と話して情報を持ち帰る際も、どうしても僕の思い込みや常識が入り込むことがありまして、なるべくそれを無くそうとはするのですが難しいところです。

ある方の身内の方と接触した際に。その人物は生前、少年の時にどう見ても渋柿の形をしている柿を木からムシって食べてる姿を見せてきたのです。
あの時期に食べてた柿は美味しかった、またたべたい、という話をされたことがありました。
この、渋柿の形をした甘柿、というのは現在の品種では存在してますが40年とか50年前にそういうのが家の庭になってることはないので、僕としては見間違いなのではないかと迷ったものです。ですが、見えたものはそのまま伝える主義なので。

「なんか、こう、渋柿にしか見えないんですがそれを木からむしって柿を食べてる様子が・・・」

と見たままにお伝えしたところ、その時はご依頼された方は身内の若い時の話なので記憶に無いから分からない雰囲気でしたけど。
後日、ご親戚に聞いたところ、そのお身内の方は若い時に柔らかくなった渋柿を好んで食べてたという話を聞かれたそうです。
渋柿が木になっていると、だんだん柔らかい状態になって僕たちは『じり柿』(じちゃじちゃになった柿、柔らかく甘くなった渋柿のこと)とよんでましたが、それは甘くて美味しいのですよね。
今ではそういうの食べる人はほとんどいませんが。

そういうわけで、自分が見た瞬間に自分の今の世界の常識が必ず入ってきてしまうので、あの世を見たり見えない世界を見るときのニュートラルな視点と自分が見たものを否定的に捉えないこと、などが重要なところです。

で、2021年に20年連れ添った妻が癌で亡くなってしまいました。
正直、生きる気力も無くなるくらいの衝撃でしたが、この仕事やってたおかげで立ち直り乗り切ることができたと思っております。

あの世に人の意識は存在し、そこでまだ存在している。
肉体がなくなっただけで、その本人はそこに在る
なので、コンタクトは可能で会話も可能

そんなことを散々人に語っておいて、いざ自分の番になったらそれを信じないというのはあり得ない話ですよ。

そんなわけで、妻とのあの世対話路ちょくちょく行っているし、日常でも買い物の時などでも色々話したりしてるのですけど。
それを書くと「妻を亡くした可哀想な中年男性の妄想日記」みたいになるので、今まで書くのを躊躇ってたところがあります。

が、なんとなく結婚記念日の12月24日、ちょっと書き始めるかと気分が乗ったので今回から連載を開始します。

大切な人を亡くされた方は世界中にたくさんいますが、僕と妻の現世とあの世のトークでその人たちのお役に立てればと思います。

こういう内容は多分別の方も書いてると思いますが、僕のは一味違うと思うのでお楽しみに。




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