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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第3回 「つまり憑依は怖くない?」

向こうの世界の人、いわゆる亡くなられた方がこちらの世界を垣間見るには、簡単にいうと「何か物質に憑依しないとダメ」という感じのようで。それの仕組みについて前回妻のガイドから聞いたとこですね。
ということで、よく霊能者の人が「あなたの背後に!」とか霊がついてるという話をしてる場合がありますが。
もしかしたら、たまたま「え、ちょっと身内の様子見るのにこの人具合がいいから霊体借りてただけなのに」という場合も多々あるという感じですか。
身内の場合は、まさにそのまま見守っている、一緒にいるという感じなのでしょうね。

物にある霊体?エーテル体?それにも憑依できる感じでしたので、故人が大切にしてたものからその人の気配がする場合は、それを依代のようにして現世で生きる残された家族を見守ってくれている、そんなパターンもあるのかもしれません。
そうなると、毎日お仏壇にお線香をあげて、とかやってるご家庭の場合はアニメや漫画でありそうな御仏壇からご先祖様の幽霊が出てきて子孫を見守ってるような描写もあながち間違いではないということになりますね。

生前、その方が大事にしてたものを残された家族が身につける、引き継ぐというのは気持ちだけの話ではなく霊的な視点からも良い方法ということになります。さて、そんな妻が大事に育ててた植物は大体雑に扱われ、庭はだいぶさっぱりしてるんですけど、まぁこれは管理するためには致し方ないところです。

前回話しててちょっと気になったことを妻に聞いてみたいと思います。
向こうからの視点だと、僕の現在過去未来が同時に見えてる感じになってよくわからんという部分について。

「どうなん?」
「よくわからない。こっちからそのまま見ようとしたり、感じることは無理ね」
「生きてる人間にもわかりやすく説明すると?」
「映画マトリクスで、エージェント・スミスが弾丸避けた時に残像が残ってたでしょう。あれがずーっともっとたくさん残ってる感じで、しかもしれが移動したところ、する予定のところまでずらっと広がってる様子。
あなたをこっちからそのまま見ようとすると、なんか黒いモヤモヤしたものがもやーんといろんなところに広がってるように見えて今の様子とか全くわからないから」
「じゃあ、あの世からの手助けとかできないというか、向こうの世界に入ると死後の人はこの世の人に興味を無くしていくってことになるんかね?」
「見えないから」
「でも、生きてる人を見守ろうという気持ちがあるなら、さっきの憑依作戦で見ることができると」
「そう。いついつの時間にその人の様子を見たいとこちらで思うと何か勝手に調整されて、うまいこと見られる状態になるからあんまり仕組みとか知らない」
「じゃあ憑依対象とかをあの世の人が選んでるわけではなくて、例えば我が子が受験する日に手助けしたい、と思った場合はその日時に合わせて最も適切に我が子の様子が見える「誰か」か「何か」に憑依して手助けするって感じかね」
「そんな感じ」
「我が子の鉛筆に憑依してデッサンが素晴らしくなるとかそういうのは選べない?」
「選べない」

ということで、ちょっとここでも妻のガイドに仕組みを聞きながら。
この選べない、という状態はインターネットの回線を使うときのような感じで、空いてるところを使ってネットワークを繋いでスムーズにしていくことがあの世、霊的世界のネットワークでも存在しているのだとか。
検索をかけるときに、目的を入力するとそこからどういう経路を通って情報が自分のとこに来るかを知ってなくても誰でも結果を得られるように。

向こうの人が、こちらの世界に介入しようとするときは「その場で最もつながりやすい霊体(エーテル体)」を活用して目的を達成できるようにするのだとか。そのどの霊体を使うとかの選別はお互いのガイドによる設定があるらしいという話。
「受験の時は息子に取り憑いて、自分の知識を流し込んでテストの点数を取らせたい!」
とあの世の自分が思って、そうしたいと自分のガイドに伝えたり願ったりしても。
「いや、こっちの希望は通したんですけどね、今はみんな考えることは同じなんですよ。他の受験生たちも同じようにあの世からのアクセスが集中してまして、回線がこの辺しか空いてないから机のほうで勘弁してください」
みたいなこともあるようです。
いや、ガイドはこういう言い方はしませんが例えばという話。

僕が今まで出会ったあの世の人の話ぶりだと、割とこちらの世界を普通に見て残してきたご家族について色々話すのを聞いたことがあったので、このような面倒臭い仕組みがあるのはしらなかったと妻に伝えると。

「私も知らないし」
「死んだら全部理解できるわけじゃないんかね?」
「そんなこと知らなくても様子見えるならいいじゃない。それよりも、バラ園の管理の方が楽しいから」
「残してきた家族の姿はいつでも見られる感じなんかね?」
「スマホでメール見るくらいの手軽さで見られるから、バラ園の手入れの合間とかでも思い立ったらすぐ見られる」
「じゃあ、さっきのアバターのようにしてこちらの世界を見てる状態の時はあの世の自分は一時停止してる感じになるんかね?スリープモードみたいに止まってるとか」
「いや、こっちはこっち、あっちはあっちで時間が過ぎてる」
「あの世的なとこでは時間は経過するのかね?」
「行動しているから時間とかが過ぎてるような感覚はあるけど、過ぎてない。一日中という感覚がないし、1時間とかもないし、気がつくとやることやってるけど、それが一瞬でできたのかよくわからないけど植え込んでる記憶はあるの」
「なんとなく言いたいことはわかるけど、なんというか。
ここにクリスマスローズを植えるには現実世界では時間がかかるし、変化の過程が記憶として残ってる状態。10分かかった、こんな植え方を行った、という記憶。でも、あの世的なとこでは「こんな植え方をした」記憶だけが残ってて10分かかったという感覚がないってことかね」
「あなたはいつも難しく話すのね。いいじゃない一瞬でなんでもできるとか適当に言ってたら」
「一瞬でできてるように見える現象の中に、どういうシステムで成り立ってるかを解明するのが僕の役割だが。
そんなただ「死んだらあの世では一瞬でなんでもできるので思うがまま」とか言われても、それで納得する人はいいけど僕みたいなのは、高速で動いているので一瞬に見えているのか、本当に時間の概念がなくて一瞬なのか、でかなり内容が違うと思うんだよ」
「そんな面倒なこと考えるから、今の仕事できてんでしょうけどね。
でも、そこまで興味持つ人いないと思うから、それよりペットとかそっちの話した方がいいんじゃない?レオのこととかたくさん話せるし」
と言いながら以前飼ってた猫のレオを連れてきて抱っこしてますが、ここで話が変わると内容を詰める前に終わってしまうので、向こうの世界時間についてはガイドに聞くことにしました。
ちなみに、レオの生まれ変わりのレオンが我が家で元気に生活してますが、生まれ変わり前の猫であるレオも同時に存在してますよ。この辺の生まれ変わりについてはまた聞いてみたいと思いますが、まずはあの世からのこちらの認識について。

例えば、ドラゴンボールで悟空が素早い動きで一瞬で相手の背後を取る場合と、瞬間移動で相手の背後を取る場合。
それをやられた本人は「一瞬で背後に回られた」と思いますが手法は全く違いますよね。
すばやい動き、の場合は走るエネルギーを消耗してる運動エネルギーによる瞬間移動ですけど。瞬間移動は・・・あれはどういう仕組みなんですかね?ドラゴンボールでは気を、スピリットをとか言われてるのでエネルギーは気の力ってことになるのかもしれませんが。
とりあえず、使うものは肉体のエネルギーか、気のエネルギーで全く異なるものですよ。
そこで、あの世で一瞬で物事が完了するのは、生きてる人間の時間の価値観で見るとそう見えるわけですよ。
悟空と戦う場合に一瞬で背後を取られた際、僕には悟空が超スピードでダッシュしてきてるのと瞬間移動を使い分けてるのがわからないくらいに。
でも、悟空は自分で判断してるわけですよね。
使ってる人間にはその区別がついてるはずだから妻に聞いてみたのですが、妻はよくわからんというか説明が面倒そうなのでガイドからの情報に頼ります。

向こうの世界では、過程は存在しているけど時間の経過がないので「一瞬」と捉えられるのですが、その過程を行っている本人には一瞬ではないと感じられているということのようです。
これは悟空が超スピードでダッシュして背後に回ってくるのに似てますね。観測している僕から見ると一瞬に移動してきたように見えても本人には過程と時間経過したような意識はあるということで。
瞬間移動のような感じではなく、肉体を持った観測者からの視点では一瞬に見えるという感じのようです。
そうなると、あの世、向こうの世界よりも上の領域?のとこから見ると向こうの世界で行われている一瞬で見える現象も、実は一瞬ではないというふうに見える可能性が出てきましたね。
それに、時間が現実世界に比べると超スピードに見えるだけで、時間経過、という感覚はあるので厳密にはあの世は「超スピードで物事が完了するだけで時間の概念はある」ということになります。
これは案外重要な視点かもしれませんね。

向こうの世界は現実世界よりも早回しの世界であるということ。
肉体を失った後は、一瞬で全てをなし得ているのではなく一瞬に見えるくらいの超スピードで物事を成しているので現実世界の人間からはそう見えること。
それ以上に超超スピードで動く高次元領域から見たら、向こうの世界も
「時間あるやん」と認識されるという話ですね。
となると、向こうの世界の時間感覚の基準は何になるのか。現実世界で肉体を持つ人間が感じる時間感覚の基準は人間が作ったさまざまな概念ですけど。
それに、どうやら均一で時間の基準があるわけではなくそれすら変えられる感じがありますし。
僕がここで話してる妻は超スピードで会話してるわけではなく僕のスピードに合わせてくれてます。
でも、さっきはバラの開花について時間をすすめるというか季節をすすめるような話をしてたので、任意に時間の経過を空間ごと変えられるわけなので。
考えるほどに仕組みがよくわからんとなってきますね。

空間だけ、その人が認識してるとこだけ時間の流れの速さを変えられるのは、人間が時間を設定しているからだということをガイドから言われております。
時間というものは存在せず、個人がそれぞれ持っている変化と過程があるだけが現実世界なのだけれど。
そこに共通の時間があるという概念を入れられているのでそうやって悩むのだと言われてしまいました。
あの世に入ると、そうやって作られた概念がなくなるので個人が認識する空間で経過する状況をコントロールできるようになるということらしいですが。経過する=時間が経過する、という頭に縛られてる肉体を持つ側からの視点だと、なかなか理解が難しいところです。

では、その空間を認識するとなぜ時間を変えられるのか?と聞いたところ。
そもそも、今妻のいる向こうの世界、見えてる世界全てが妻の空間だからと言われました。
あの世の世界は個人が自分の世界をそれぞれ持っていて、その中ではその個人が思う時間の経過、空間の変化を自在に起こせる。
その理由は、自分の霊体、エーテル体に投影してる世界だから、という話のようです。

向こうの世界、あの世1の世界は「亡くなった方の世界」がそれぞれ存在しているイメージになるんですかね。
そうなると、たとえば妻のところに妻の親戚の亡くなった方とかがたまに訪れている状況は、個人の世界が行き来可能ということになるのか?
なんて謎が出てきますが。

向こうの世界のあの世の状態は、会っている人の内面世界だから時間の経過が現実世界とずれてても問題ないということになりますか。
僕が入り込めているのは、妻とは結婚してご縁も強いですから霊体的なつながりが強いので、そういう人はお互いの時間と空間を無意識に合わせて会うことができるということのようで

そこでブクブクぶくと泡立つイメージを見せてもらいまして。
あの世というのはこういう世界で、人間の意識が一つの泡のようなもので。それが多数くっついて大きなものとなってる印象なのだとか。
あの世は人の意識のバブルで構築されている世界、うーんままぁ誰も興味持たなさそうなテーマに入ってきたな、と思うのでまた路線を戻しまして。
また「あの世からこの世を見る感じ」と「この世からあの世に伝える方法」などなどを聞いてみたいと思うのですが。妻との会話だと大体話が逸れるのでどうなることやら。
この辺が自分の都合で探索するのと違って難しいですね。
生前も妻と話してると大体妻の話で終わってたので、この対話は「なんとか主導権をこっちに持ったままで」と頑張ってます。
身内はあまり探索のお供に向いてないのではないか?とおもいますが、まぁこんな感じもありでしょうかね。

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