トラベラーズノートの話
手帳はいつも買っては放置されている、面倒くさがりな私が文房具にハマって、転がり落ちている話です。
きっと誰しも心躍ってしまうであろう、トラベラーズノートの世界観。
私も大好きですが、「使いこなせない」と今まで見ているだけでした。
トラベラーズノートとは
トラベラーズノートについては上のホームページをご覧頂ければ、好みの人には突き刺さってしまうでしょう。
旅人のためのノートであるトラベラーズノートは、シンプルな革のカバーにリフィルを挟みカスタムし、自分好みに作り上げるノート。
経年劣化で味が出る革に、デザインフィル MIDORI(ミドリ)の種類豊富なリフィル。
MIDORIの紙は万年筆で書いても裏抜けもなく、滑らかで書き心地が良いです。
自分でカスタムするなんて、私にはなんともレベルの高いものでした笑
それに旅が好きなわけではなく、私は旅行には滅多に行きません。「そんな私が持っても使いこなせないな」と思っていたところ、これも母が背中を押しました。
みなさまももし興味が湧いたら、実店舗の他にオンラインショップもありますよ。
トラベラーズノートとの出会い
トラベラーズノートを知ったのは学生時代で、もうよく覚えていません。
インターネットのどこかで見たトラベラーズノートがとても魅力的で、「欲しい!」となりつつ用途も決まっておらず、ひとまず小さいパスポートサイズの購入を、ちょうど海外出張に行く予定だった母に頼み込み成田空港で限定のものを買ってきてもらいました。
しかし案の定、使いこなせずろくに書かないまま何年も放置されていました。今思うと、なんて可哀想なことをしたか……
そうして最近は母の方がトラベラーズノートに夢中になり、よく書き込んでいました。それを見ていたらやはり興味が湧いてしまうもので、しかし旅どころか出かけることも少ない私は書くことがなく使いこなせない、とジレンマ。
そうしてまた母が言ったのは「旅なんて妄想でもいいじゃん。旅したことにして空想で書けば?」
私は「それでいいの……?」となりましたが、母は手帳に書くことなんて何でもいいんだよと。
実際母も、自分の好きな国の事を書いたり、カリグラフィーの練習帳にしていたり、仕事の予定を書いていたり、自由帳のように好きに使っていました。
「いいんだ……」となった私は、遂に一念発起してレギュラーサイズのトラベラーズノートを買いました。
箱も素敵、と細かいところまでトラベラーズノートの世界観を詰め込んでいる様に興奮しておりました笑
私のトラベラーズノート
トラベラーズノートは、本当に自由帳のように使っています。
突然ですがみなさん、
「買い物した時の紙袋が可愛いけど使わないよなあ…」
「この商品の包装に可愛いシールが貼ってあるけどゴミになってしまうので捨てるしかないなあ…」
「レストランの会計の時、レジ付近に置いてあるお店のカードが素敵だけど持って帰ってもなあ…」
等々思ったことはありませんか?
トラベラーズノートがあって良かったと思うのは、こういうちょっとした思い出の紙ものが、将来ゴミにはならないところです。
「取っておいてもしょうがない」ものが無くなると、私はちょっと幸せ気分になれます。
デザインもレイアウトもセンスもない私ですが、そんな紙ものを活用しつつ気ままに楽しめてるので、ご紹介できればと思います。
パスポートサイズ 成田空港店舗限定カバー ブラック
まずは一時期放置されてしまっていたパスポートサイズのトラベラーズノートについて。
こちらは現在コーヒーノートとして活用しています。
2024diaryで今年発売したトラベラーズタウンの下敷きを敷いてコーヒーのことを綴り、クリアホルダーにはコーヒーショップでもらったカード等を、ノートに貼ったりするまで保管しています。
コーヒーのこと、というのは主に飲んだコーヒーの感想や、行ったカフェやコーヒーショップのこと。
カフェに行ったのならば、その場で書くのもヨシ。買ってきたり、通販で手に入れたコーヒーなら、飲み終わってから袋をトラベラーズノートに切り貼りして記録するもヨシ。シールが袋に貼ってあるならそれを貼るのでもヨシ。
私はカフェ巡りなんかもあまりしませんが、出かけなくたってコーヒーは色々飲むので手帳に書けています。
リフィルのコラージュは、ショップで買ったステッカーなどを公式ホームページで紹介している活用方法で貼ったりしています。ほぼ真似。
レギュラーサイズ ブラウン、オリーブ
次はレギュラーサイズのアイテムを。こちらもトラベラーズタウンの下敷きを使っています。
オリーブについては仕事用で使っていて中身をお見せできないのと、実は活用し切れていないので……主にブラウンの方をご紹介します。
ブラウンについては行ったところ、買ったものを気まぐれに記録する自由帳として使っています。
何か買い物したときに入っているお洒落な説明書きを貼ったり、インクの外箱をきって貼ったり、万年筆を模写したり、商品ページの紹介文を書き写してみたり……
本当に自由気ままです。
書くのが面倒にならない・嫌にならないポイント
模写は適当!しなくてもいい!色でなんとなく分かるようにする!
シールやマスキングテープを使いまくる!
とにかく切り貼りする!
書くことは商品ページなどから引っ張ってくる!
私は絵が上手くありません。直線が多いものならまだ描けるかな、という感じです。写真の絵はだいぶ気分が乗っていて、だいぶ頑張った方です笑
だから自分の絵で埋め尽くそうとすると楽しくなくなってしまいます。ならば素敵なシールを使い、材料は他から集める。真似をしてみる、文字で埋めてしまう。
(※著作件などには十分注意して、個人で楽しむ範囲で!)
なんなら空白があるままのページもあります。
これでいいんだ、手帳って。
そんな風に思いながら気楽に楽しめております。
記録することの楽しみ
こうして記録していると、商品のホームページを見に行ったりするので、そのお店の歴史、商品について詳しいことも知れたり、派生して調べたちょっとしたことを学べたりします。
例えば上の画像のインクのことを書いたときは、大正時代に流行った色を知ることができました。大正時代は外国からの化学染料が知れ渡って、新しい鮮やかな色も広まったそうです。
知れば知るほど楽しめることは増えていくので、こうした豆知識が蓄積するのも楽しいです。
これからも記録したものは、共有出来るといいなあと思っております。
トラベラーズノートに出逢ってから習慣となった手帳タイム。週末ゆっくりできる時間にいそいそ書いていることが多いです。
愛用のペンケースから出した、お気に入りの万円筆で、その日飲みたいコーヒーを横に、自分の好きなものを自由に書く時間。
自分の世界が少しでも広がるなら、〝旅〟と言っても良いかななんて思っています。
そんな私の2024年の目標は、フットワークが少しでも軽くなること。
色んなところに行って仕入れてきたものを、トラベラーズノートに書いていきたいと思います。
それでは。
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