見出し画像

記念メダルのすゝめ

■記念メダルとの出会い

2005年の秋から記念メダルをほそぼそと集めています。

メダルはだいたい400円~700円くらいの値段で、観光地のお土産コーナーに販売機が置いてあることが多いです。

友だちがある日「実は記念メダル集めてるねん。」と見せてくれ、「あー!見たことあるー!カッコイー!!」となってから、私も観光地に行くたびに売り場を探すようになりました。

初めて買った記念メダルは、東京タワーのメダルでした。あれからコツコツ集め続け、今では50枚くらい集まりました。

子どもが使わなくなったおもちゃのメダルケースに入れて保管し、時々思い出して眺めてはニヤニヤしています。

この趣味のきっかけを与えてくれたその友だちはどうやら早々に飽きてしまったようで、久しぶりに会った時に私が自慢げに「こんだけ集まってん。」と見せたときは「え?あぁ(まだ集めてたんかコイツ)。」というリアクションを取られて泣きそうになりました。


■メダルを買う時のマイルール

私の中で、メダルを買う時のマイルールを決めています。

1.メダルを買ったら打刻する

メダルの表には、施設のキャラクターや建物が描かれており、裏には打刻スペースがあります。レトロなメダル販売機の横に、さらにレトロな打刻機が置いてあることが多いです。一回無料~50円くらいで今日の日付(※変更可)と、好きな文字をローマ字で打刻できます。私はいつも、今日の日付と自分の名前と年齢を打刻しています。

打刻の良さは、あとでメダルを見返したときにあの日行った場所や空気を具体的に思い出せるのでおすすめです。逆にあれから何年も経ったんだ・・と小さくショックも受けることもあります。

私の場合は、2012年~2014年がすっぽり抜けています。ちょうどその時子どもを出産し、きっと落ち着いてお出かけする状態ではなかったのかもしれません。子育てが落ち着いたのか、空白の時間を取り戻すかのように2018年は血眼でメダルを探したようで、この年が一番多くメダルをゲットしています。そんな感じで、自分のことを振り返るツールの一つにもなるかもしれません。


2.何種類かあっても、その時一番お気に入りのものだけ買う

メダルは一種類ではなくてデザインが何パターンかあることが多いです。おサイフに余裕があったら全部買うのが一番なんですけど、あとで並べたときにどれだけ観光地を回ったのか、場所とメダルの数が合わないのがなんだかいやだなぁと思うところがあって、1場所・1メダルと決めています。メダルのデザインが複数あり、ベストワンを選ばなくてはならないときはいつも歯を食いしばりながら決めています。断腸の思いです。でもメダルを作っている会社のことを思うと全部買うのがいいと思います。よろしくお願いします。


3.メダルだけ買う

メダルをはめ込んでキーホルダーやネックレス(!!?)にするパーツがあるんですけど、別に要らないかな・・と思って買いません。


4.茶平工業のメダルだけ集める

私が集めている記念メダルは、茶平工業さんという会社が作っています。なんとこの会社だけで全国の記念メダルを作っているそうです!ぜひHPを覗いてみてください。メダルをゲットできる場所も分かりますよ!

茶平工業さんのHP: http://www.stampmedal.com/index.html

今もっとお値段が手ごろで(100円~)、茶色い楕円形のメダルも売られているのを見かけます。集めやすいしデザインも豊富でもしかしたらこのタイプのものが主流になってくるのかな、と心配にもなるのですが、打刻できないので個人的にナシです。個人的な思い出も刻めて手に持ったときにちょっと重みのある、あとカラーのものもある茶平工業の丸いメダルを推していきたいです。


5.できるだけ自分で買う

自分一人では全国のメダルを集めることはほぼ無理だと思っています。でもできたら自分の足で集めるのが醍醐味だと思います。私の趣味を知っている家族がメダルを買ってきてくれることもありますが、その時は買った日付と買ってくれた人の名前を後で打刻するようにしています。それも思い出の一つになって、アリかなと思います。


■メダルよ、まぼろしにならないで

茶平工業のHPにもメダルの情報が載っていたり、Twitterでメダル収集の方のつぶやきを見てメダルの存在を知ることができますが、情報が古かったり、また観光地によってはあんまり売れないからかメダルを置くのをやめてしまったり、楕円の茶色いメダルに切り替えてしまったりするところも出てきているので、メダルがもう二度と手に入らない可能性もあります。実際に足を運んでそういったケースにぶち当たり、膝から崩れ落ちました。逆に全く情報がない中でメダルと出会えた時は小躍りするほどうれしい気持ちになりました。

しかし不況にあえぐ観光地そのものがなくなってしまうこともあり、なかなか儚い世界です。もっと全国の観光地とメダルにあたたかい光が当たることを願ってやみません。


■最後に

私が集めたメダルたちは、しっかり打刻してあるせいでメダル自体の価値もない上に他人からしたら何の思い入れもないものになるので、私が死んだら遠慮なく燃えないゴミにしてもらいたいです。それまでほそぼそとメダル収集に精を出したいと思っています。これからまたいろいろな観光地へ足を運び、新しいメダルと出会うのが楽しみです。メダルをきっかけに、行ったことのなかった土地を訪れることができるのも魅力の一つだと思います。

一枚作ったらあなたもきっとハマるはず、観光地で写真やお土産だけでなくぜひ記念メダルという思い出も手にしてみてください。

そして茶平工業がんばってー!!!

またいつかメダルたちの思い出について書けたらいいなぁと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?