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【書評】コミュニティが動き出すために必要な3つのこと

紹介する書籍
WE ARE LONELY , BUT NOT ALONE .
現代の孤独と持続可能な経済圏としてコミュニティ

著書
佐渡島傭兵さん

このnoteは音声配信「声ラジオ」(stand.fm)の台本です。詳しい内容が気になる方は音声配信も聞いてくださいね!

■まとめ
・編集者の佐渡島庸平さん
・以前まではすべては熱狂から始まると考えていた
・しかし、コミュニティをつくる場合、熱狂から始まると離脱者が増える事実に直面
・なにか違うと考えた結果、熱狂の前には「安心安全」が必要だという結論に至る
・そして、コミュニティが動き出すためには、次の3つのポイントが大事だとしている

■3つのポイント
①安全・安心(→挑戦を生み出す)
②役割(→居場所をつくる)
③自分の物語を語る(→熱狂が生まれる)

■ポイントの解説

①安全・安心
結論:安全安心があることで、人は新たなことに挑戦することができる

・安全:生命が保証される、周りから攻撃されない
<例>あいつ馬鹿だなと言われない
・安心:自分の予測と大きく異ならないだろうと信じられる
<例>コミュニティの目的や大切にしていること、ここで何をするのか、などが共有されている


②役割
結論:自分がやることがあると、居場所が生まれる

・コミュニティをつくりはじめのときにも各自の役割が必要
・役割がないと「ここに居づらい感」が生まれる
<例>クラスの文化祭準備でやることない、何も言われないけど居心地悪い
・重要である/なしにかかわらず「自分がやること」があるとコミュニティの一員と感じられる
・つまり、役割が居場所をつくることにつながる


③自分の物語を語る
結論:互いの背景や目的を理解することで、応援したり、一緒に活動したり、することができる

・一人ひとりが、今ここにいる「物語」をもっている
・自己紹介も含めて、その物語を語り合うことで、互いの背景や目的を理解することができる
・相互理解が深まると「いいね!ここでもやってみたらいいじゃん」「だったら、〇〇を一緒にやらない?」と活動が生まれやすくなる
・結果として、コミュニティの各地で「ホットスポット」が生まれ、それが次第に熱狂になっていく
<例>イケイケドンドンの雰囲気が生まれ、その熱量がコミュニティ全体への拡散していく


■まるも的補足
・自分の物語を語る、というときには「場面」「やり方」「サイズ」などを変えながらやると良い
・話しやすくなったり、いろんなエピソードが聞けたり、する

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