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ドラッカー365の金言(2/18_政府の再建)

こんにちは。
ドラッカー365の金言、2月18日のテーマは「政府の再建」です。

1.2月18日の金言

政府は成果をあげる能力を取り戻さなければならない。

(「ドラッカー365の金言」P.54)

2.考察

本日の言葉は「ポスト資本主義社会」(1993年)からの引用です。
ドラッカー博士は、「政府は利益集団に蹂躙され、決定し、実行するための統治の能力を失った。」と述べています。

そして、政府の再建には以下の三つの段階が必要としています。
一つ目は、成果を生まないものをすべて廃棄すること。
二つ目は、成果を生むものをさらに行うこと。
三つめは、半ば成功し、半ば失敗しているものを分析すること。

政府とは、国だけではなく、地方自治体や地域の団体も当てはまるのではないでしょうか。

そもそも、政府、政治家、行政にとっての成果とは、なんなのでしょうか。
おそらく、使命や目的を時代に合わせて再定義し、成果を明確にしたうえで政策を展開しなければ、「予算取りました」「会議やりました」で終わってしまうのではないだろうか。

一市民の立場で考えると、投票した政治家が、公務員を活用し成果を出しているか、という視点で投票活動をする必要があるのかもしれない。

そのためにも、自分が暮らしたい社会や街の姿を持ち、その価値観に沿った投票行動をするようにしたい。

3.今日のACTION POINT

あたなが公務員であるならば、うまくいっているものに集中することによって成果を高めてください。

(同上)
  • 政治・行政でうまくいっているものは何か。成果が何か明確になっているか。

  • 都道府県、市町村、地域レベルでも考えてみる。

  • コロナ下ではあるが、有効求人倍率をみると産業自体は好調の様子。だが、これは公務員の成果というよりも民間の成果か。

  • 公務員の使命・目的がよりよき社会をつくる。例えば、SDGsやESGの達成度を数値化していれば一つの指標としてとらえることができるだろうか。

  • 地方都市であれば、都市機能維持のための人口や産業確保、そのための制度改正、人口減少を想定した社会制度の構築に取り組めているか。


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