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ドラッカー365の金言(2/9_組織とコミュニティ)

こんばんは。
2月9日のテーマは「組織とコミュニティ」です。

1.2月9日の金言

組織の論理がコミュニティの価値と衝突するとき組織の論理が優先する。

(「ドラッカー365の金言」P.45)

2.考察

組織の論理がコミュニティと衝突することはよくあることですよね。
よくあったのは、大型ショッピングモールの出店による地域商店街の反対、あるいは、誘致した工場等の撤退による従業員の転属や解雇など。

ドラッカー博士は、「組織の論理は。コミュニティによってではなく、その果たしている機能によって決まる。組織の価値観は、その役割によって決まる。」と述べています。

組織もコミュニティにおいて活動するわけですから、当然、コミュニティと衝突しないこと、共生することは重要でしょう。
しかし、コミュニティの価値観に従うことは、組織の本来の機能や役割を制限することになり、組織の弱体化などを招くのは明白です。

よって、今日の言葉「組織の論理がコミュニティの価値と衝突するとき組織の論理が優先する。」はその通りと思います。

一方、自分の周りに目を移すと、コミュニティを優先するあまり、組織や個をないがしろにするような声を上げている人が存在することも事実です。

こういった存在は、そのコミュニティへの従属期間が長く、ほかのコミュニティを持たず、ノスタルジックで声が大きいという特徴があるように感じます。

過去がどうであったかという経緯をないがしろにする気はありませんが、未来のありたい姿を見て現在の行動、あり方をを決めていきたいものです。

3.今日のACTION POINT

店舗や新設がコミュニティの抵抗にあったら、どうしたらよいでしょうか。どのようなときに、進出を諦めるべきでしょうか。

(同上)
  • コミュニティの抵抗が、声の大きい特定の人の意見ではないか確認する。

  • サイレントマジョリティがいないか確認する。声を聴く。

  • コミュニティとひとくくりにせず、誰が抵抗しているか、なぜ抵抗しているのか(価値観)を掘り下げる。

  • 価値観が折り合わないコミュニティへの従属が進出の条件になる場合は、諦める。

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