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ドラッカー365の金言(2/23_政府の課題)

こんばんは。
2月23日のテーマは「政府の課題」です。

1.2月23日の金言

諸々の新しい課題が違う形の政府を必要とする。

(「ドラッカー365の金言」P.59)

2.考察

本日の言葉の出典も、「ポスト資本主義社会」(1993年)です。

この本が書かれて以降、9.11を契機にテロ対策、加速する温暖化対策としてカーボンニュートラル、あるいはこれまで取り残されてきた問題に対してSDGsと国際的に活動が推進されるようになった。

しかし、国際的な課題に世界が取り組むにしても各国が国益を踏まえ、国際会議で議論する、あるいはある地域の産業団体が他地域の産業に圧力をかけるための規制を進めようとするといった現実が見えてきた。

企業も業界団体、産業界、国内産業など枠組みをつくり、活用し主張を展開していかなければ、自分たちに不利なルールがつくられてしまう。

グローバル化したからこそ、ルールにただ従うではなく、ルールをつくり、見直し、活用するということができなければ、競争力はあっという間に失われてしまうのではないだろうか。

当然これは産業界だけではできるものではない。
日本、国際的に発言力があるうちに、政府は、国内の規制緩和と競争力を持てる国際的ルールづくりに主体的に取り組んでもらいたい。
我々は市民はそのような政治家を選べているだろうか。

3.今日のACTION POINT

重要な問題については、産業界全体として国際機関との連携を検討してください。

(同上)
  • 同業、あるいは共通の課題を持つ業界で連携したうえで、国際機関への働きかけを行う。

  • そのためには、日頃からの情報収集とつながりづくり。

  • 国際機関や行間団体についても情報収集しておく。


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