ドラッカー365の金言(2/19_再民間化の必要)
こんばんは。
ドラッカー365の金言、2月19日のテーマは「再民間化の必要」です。
1.2月19日の金言
2.考察
本日の言葉の出典は、「断絶の時代」(1968年)です。
「再民間化」というのはわからないでもないですが、なぜ「赤字の機能が企業が優れている最大の理由」なのでしょうか。
ドラッカー博士は、「企業は社会がその消滅を許す唯一の組織である。」と述べています。
つまり、企業は、役に立たなければ赤字になり、消滅してしまう。そうならないためにイノベーションを起こし、柔軟に適応する唯一の組織ということのようです。
そういう意味では、例えば民間でも、規制で参入障壁が高く、守られている業界は、民間というよりはお役所的でイノベーションが進んでいないように思います。
その結果、一時的には、業界団体の既得権益は守られたとしても、国としては、国際競争力を失い、いずれは、保護してくれる国の力自体が衰退してしまう、あるいは、すでに衰退しているという状況になってしまいます。
目先の既得権益の確保も必要ですが、先を見据えたイノベーションを忘れないようにしたいものですね。
3.今日のACTION POINT
まちづくり。1次産業。
景観保護や農業保護も含め、まちづくりは民間に任せることで、実用的かつ時代にあった街ができるのではないだろうか。
役所の意思決定は、とがったアイデアに対しても定年間際の意思決定者の価値観により、40年ほど時代をさかのぼったようなアウトプットになっていないだろうか。
役所は民間に委託するのであれば、利益を出す仕組みをつくれるように権限を委譲してもらいたい。あれもだめ、これもだめの規制だらけでただ単に安く運営したいというような委託では成果につながらない。
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