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2022年3月の読書メーター

2022年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1896ページ

■10年後の世界を生き抜く最先端の教育 日本語・英語・プログラミングをどう学ぶか

★★★☆☆
■感想:日本の教育に疑問を持ちインターナショナルスクールをつくった竹内氏と友人である茂木氏の教育をテーマにした対談本。子育ての参考に。価値観の違いが出やすい分野なので全てに共感できるわけではないが、日本の現状に対する問題意識は共感する部分が多い。我が子のために学校をつくる氏の行動力には脱帽。
■学び:トライリンガル教育①思考に使う日本語、コミュニケーションに使う英語、③ロジカル・クリティカルな思考と2045年問題に備えるプログラミング言語。
■行動:多様性のある教育(リスクヘッジ)を心掛ける。
読了日:03月02日 著者:竹内 薫,茂木 健一郎

■人新世の「資本論」 (集英社新書)

★★☆☆☆
■感想:上司の推薦本。面白かったが、内容は納得できず。世間知らずの学者さんの机上の空論という印象を私は持ちました。マルクスの資本論を読んだ時も同様の印象だったので仕方なし。
■学び:人類の経済活動が労働力、地球資源を搾取し尽くした「人新世」の環境危機を乗り切る唯一の選択肢は「脱成長コミュニズム」。欠乏を生む資本主義からラディカルな潤沢さを生むコモンの復権を。①使用価値経済への転換②労働時間の短縮③画一的な分業禁止④生産過程の民主化⑤エッセンシャルワークの重視
■行動:理想もいいけど現実もね笑
読了日:03月04日 著者:斎藤 幸平

■デジタル・ファシズム: 日本の資産と主権が消える (NHK出版新書 655)

★☆☆☆☆
■感想:面白かった。急速なデジタル化への警鐘かと思いきや、「強欲資本主義がデジタル化によって最終ステージに入る」という資本主義への警鐘。狙われるのは、政府、マネー、教育。狙っているのは、米国、GAFA、中国、BATHそして竹中平蔵(笑)。至る所に現れる竹中平蔵。どんだけ平蔵推しなのと。デジファシを阻止する唯一の方法は、「私たちがより人間らしくなること」?。公教育がとか、公務員がという割に通っていたのは私立。GAFA批判する割にグーグル傘下のYouTubeやってるし。まあ資本主義社会ですからね笑
読了日:03月05日 著者:堤 未果

■東大卒、農家の右腕になる。 小さな経営改善ノウハウ100

★★★★☆
■感想:著者の熱意と突破力に脱帽。経歴ですごいエリートと思いましたが、実はかなりの苦労人。広い視野を持ち、真剣に取り組むからこそ、理想と現実の差が大きいのかも。改善の内容は、本当に基本のキ。いかに経営をしていなかったかということが明白。逆に儲からないから参入障壁は高そう。よいものを生産するだけでなく顧客目線ももつ。
■学び:マクロ脳を捨てるという考え方は、7つの習慣で言うところの関心の輪ではなく影響の輪に集中するということだろう。納得。
■行動:タスクを書き出し管理する。農業について知る。
読了日:03月11日 著者:佐川 友彦

■その農地、私が買います 高橋さん家の次女の乱

★★★☆☆
■最初は、田舎を捨てた東京者が何を好き勝手なことをと不愉快な印象でしたが、読んでいくと著者のアイデアと行動力、田舎と農業行政の硬直性が浮かんできました。著者が様々な所に住み、旅をし多くを見ているから可能だろう、チャレンジしたらと思うようなことでも、「村がすべて」の村社会では受け入れられないという現実。実際、これが地方消滅の本質だろうと感じました。私自身も村社会が嫌で都市部へ出た人間なので状況はよくわかります。著者の状況は、色々と中途半端のようなので続きがどうなったのか是非とも知りたいですね。
読了日:03月15日 著者:高橋久美子

■HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント

★★★★☆
■感想:マネジメントの参考に1回流し読み。朝食工場の考え方は生産性向上、成果出しのための考え方として理解できる。事務系職場においてどのように作業を見える化し生産性向上につなげられるか。まずはその辺が工夫のしどころか。一つずつ試してみたい。
■学び:マネージャーの仕事はチームで成果を出すこと。レバレッジを使いチームの生産性を上げるためにミーティング、決断、計画、コントロール、評価、フィードバック、人材育成をする。
■行動:重要なことを明確にし達成のため、目標、教育、行動、評価、改善をする。
読了日:03月22日 著者:アンドリュー・S・グローブ

■一度しかない人生を「どう生きるか」がわかる100年カレンダー

★★★☆☆
■感想:価値観確認、手帳記入の参考に。カレンダーでみると100年というのは、やりたいことを全部やるには短いかもしれないなと認識するよいきっかけになりました。
■学び:自分のためにやる。ポイント①一人で自分と対話する②嘘をつかず、正当化せず、言い訳せず③あえて視点を変えてみる④点で見ず点と点をつないでみる⑤行動計画を立て行動し続ける。
■行動:100年という時間軸で自分の人生を俯瞰してみる。
読了日:03月26日 著者:大住 力

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