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ドラッカー365の金言(2/21_中央指令型経済の失敗)

おはようございます。
2月21日のテーマは「中央指令型経済の失敗」です。

1.2月21日の金言

中央の計画によって経済を動かす社会はすべて滅びる。

(「ドラッカー365の金言」P.57)

2.考察

本日の言葉の出典は、「現代の経営」(1954年)です。
21世紀の現在からすれば何を当たり前のことをと思うような言葉ですが、約50年前の言葉です。

中央による計画経済、共産主義の終焉を予言していたのでしょうか。

私たちの暮らす日本も資本主義ではありますが、中央集権により全国どこも公平平等な発展をという政策が行われてきました。
その結果が、東京の一極集中、地方の衰退なのかもしれませんね。

ドラッカー博士は、「新技術は最大限の分権化を要求する。」と述べています。
技術進化により情報がフラット化され、意思決定の材料あが揃えやすい環境になりつつあります。
権限を現場に委譲し、現場にあった政策が必要ということでしょう。

当然、これは自治体に限った話ではなく、企業においてもトップマネジメントの役割は、大きな方向性を示し、エネルギーを引き出し、集中させることであり、実務の意思決定は現場に権限と資源を委譲することが大事なのかもしれませんね。

3.今日のACTION POINT

あなたは人のマネジメントができていますか。
彼らに学習の機会と責任を与え、加えて失敗の余地を与えてください。

(同上)
  • マネジメントができていない。

  • 学習の機会と責任を与えているが、失敗の余地までは与えていない。

  • 失敗を回避するのではなく、小さな失敗やチャレンジする機会をつくる。


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