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医療人のうつうつ入院note・・①

私は抗うつ剤の服用をやめるために入院したことがあります。

入院したのは精神科ではなく、神経科 どんな人達がいるのだろう?と不安もありましたが、辛さがわかっているせいか、みんな優しく接してくれてました。 本人もしくは、身内の方は裕福な人が多く、高学歴だった気がします。 現役有名私立大学生と院生もいました。 入院できる人、させてもらえる人はきっと幸せなんです。

私の患者仲間さん達は本当にみんな優しくて、全く嫌な感情は湧きませんでした。入院当初からとても気を使ってもらった気がします。呼び名もあだ名で呼び合っていましたし、退院後も年賀状のやり取りもしてました。

入院していて気になったのが看護師さんの話し方。とても上から目線に感じて、不快だったのは覚えています。患者さん達の管理(監視?)をしてなければならないのと、距離を保つ!ということが業務上必要だったのでは?と、それが上からに感じたのかもしれないと今では理解できるのですが、その当時は「内心なんもわかってないのに偉そうに!」と思っていました。 これは私の当時の素直な感想です。

「看護師の問診の時は素直にニコニコ大丈夫です!って言わないと外出許可も下りないし、退院も長引くから、下手にくってかかるなよ〜」って患者さん同士で話し合っていました。

すごく嫌なことをされたわけでもなく、だからといって「あの時は〜お世話になりました!」という気持ちにもならない。申し訳無いくらい看護師さんの印象があまりないです。あとドクターはさらに印象なし!最初の入院主治医の性別さえ覚えていないくらいですが、4月のドクターの移動で主治医が変わった記憶があります。 変わったドクターは男性で、退院直後くらいの診察室でドクターに対して怒りを感じたので覚えています。それであっ鬱が治った!と気づきました。 私は鬱の時は怒りの感情がなくなり、悲しみの感情へ移行していたので、数年ぶりの私の怒りはドクターへ向けられたものでした。(あなたの評価が患者間では最低だったので予想通りでした。やり過ごしてるだけ🎵)

お仲間の患者さん間のドクターの情報交換はもちろん、評価もありました。それはどこの科でもあることだし、合う合わないあることだと思います。

病棟内ではガラス製品や紐類(パンツの紐なども)持ち込み禁止 自傷行為や自殺防止のためらしいです。でもショルダーバックはスルー「これ一番首を吊るのに、最適なのになぁ〜」とおじさまと大爆笑したのを覚えています。 

私のお仲間の患者さん達ですが、一体どんな人達かいたかというと・・・

ストーカー女から逃げる都庁職員 逃げるために転勤までしたのに追いかけてきて、病院に入院する形で逃げ出したものの、入院先の病院まで極楽鳥花の花束を抱えて面会に登場!!病院に迷惑かけられない!と、その女性に腕を組まれ、みんなに心配されながら外出して行った男性。  

躁鬱病の躁状態のためにベットに拘束されていた15歳の女の子、入院当初は雄叫びが個室から聞こえていました(一般病棟に来たときは可愛い普通の女子高生でした。)  

拒食症のため体重が20キロ台になり、歯磨きさえもカロリーを使うからと看護師がしていた19歳の女子大学生(この病棟のお仲間患者さん達と話をしたりして、心が明るく健康的になり10キロ太って、バイト決まったんです!って明るく話してくれました。みんなでよかったね〜ってランチしました!)

公園の木で首を吊ろうとしたら、木の枝が折れて落ちてしまい、死にきれなかったところに息子さんに見つかったおじさま(首を吊るならショルダーバックが最適!と教えてくれた方です、とてもお洒落で素敵なおじさまでした) 

お酒と向精神薬を一緒に飲んでおかしくなり、部屋に立てこもって入院になった大学生(とっても可愛らしいけど破天荒な女の子でした!)

などなど〜複雑な境遇やちょっとした抑うつ状態の人も多々 

普通に身体の病気で入院とは違い、心の問題なので体力的に元気なんですよね。朝からNHKラジオ体操が日課になっていました! 健康的な入院生活!というか、眠剤飲んでも眠れないのと、やることがないからなんですけどね。

ちなみに、ここの神経科病棟はその一年後くらいに閉鎖されており、十数年前のことです。メモや日記をつけてたわけでなく、私の記憶noteです。

医療人のうつうつ入院note・・②へ続く

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