終章 そして準優へ(中-③)
part5 彼が全てやりました!!
予選2回戦が終わり2連勝!
前日までの成績がまるで嘘のように調子がいい(゚∀゚)
こんな時は足取り軽く、るんるん気分でポケカが出来るものだ!!
次の対戦相手が待つテーブルに向かう自分の姿は
疲れ果てていた(´・ω・)
それもそのはず
超ラッキー勝ちが出来ると思った1回戦もサイドを取り切るまでドラピオンの恐怖にさらされ、精神的疲労を多大に背負い、
2回戦もやまださんとのあの死闘を繰り広げてきたのだ。
もうこの時点で既に6戦ぐらいやり切った後の精神状態と疲れであった....
重い足取りのまま対戦相手が待つテーブルへと着席した。
第3回戦
ここでも知り合いかつ強敵に出くわした。
お相手はシニアの超強豪プレイヤーの
『NOA』くんだ!!
NOAくんもやまださんと同じでポケカを通して知り合ったプレイヤーで
元気で明るく、とにかくむちゃくちゃ強いプレイヤーだ( ̄∀ ̄)
その強さを表すのにうってつけなのが最近行われた
CL福岡シニア部門での実績だ!
そこで彼はなんと準優勝という素晴らしい成績に輝いたのだ(*゚▽゚)
その彼の強さの秘密を知れるnoteをここで紹介しておく!(しっかり見た方がいいぞ)
CL以外でも多くの大会で入賞されてるので気になる方は是非本人のXをフォローするといいと思うぞ(゚∀゚)
(改めてCL福岡準優勝おめでとう㊗️)
さて、そんな強敵のNOAくんとの対戦なのだが
さっきも言った通り戦う前から自分はもうぼろぼろだった。
ただでさえ万全の状態で対戦したとしても、勝てる可能性は10回やったら2.3回といったところだろう(◞‸◟)
それぐらい実力に差があると感じていた...
対戦準備中も無気力のまま淡々と進め、頭の中で思っていた事と言えば....
「あー糖分なくなって力が出ないよー(´Д` )
甘いパンケーキ食べたい。パンケーキ、チョコ、クッキーetc...」
こんな状態で戦うのだ。
結果は火を見るより明らかだろう...
先攻後攻決めのじゃんけんも終わり、自分が先攻を取り、対戦前の全ての準備が終わった。
「3回戦始めてください!!」
ジャッジの方の声とともに3回戦のバトルが幕を開けた!!
先攻1ターン目
バトル場はゲノセクトスタート。
ベンチにミュウを2体用意して、1体にダブルターボエネルギーを持たせて、ゲノセクト2体を加えた4体展開で番を返した。
後攻1ターン目
バトル場はウッウスタート。
アクロマの実験は使えず、キュワワー2体、ゲッコウガ、ウッウの布陣で番を終えた。
(ロスト2枚)
NOAくんがやや渋い感じでお互いの最初のターンを
プレイした。
そして先攻2ターン目
特に目立った動きはなく、ゲノセクトをベンチのミュウと入れ替え、2体のミュウを進化させ攻撃準備を完了させた!
キュワワーを倒してサイドを取った!
(サイド残り5枚)
そしてこのターンの攻撃からこの戦いは思いもかけない事態へと発展していった...
約5分後
勝者.....
ミュウVMAX!!
え、急に?!ここは白熱のバトルが繰り広げられるんじゃないの( ̄▽ ̄;)??
何が起こったのか気になる読者も多いだろう...
なのでこの試合を今から解説していく。
先に結論だけ述べておく。
ただこれだけなのだ(・∀・)
どういう事なのか詳しく
お互いの詳細をここに書くと
・自分は毎ターンサイドを取った。
(クロスフュージョン→ダイミラクルと宣言していただけ)
・NOAくんはアクロマの実験は試合中に1枚しか使う事が出来ず、技宣言なんて出来たのは2回だけ!
(おとぼけスピットとロストマイン)
この詳細を見て分かる通り本当にただ攻撃を毎ターンしただけで、ほぼ何もされずに勝ってしまったのだ!!
勝因あえて挙げるとするなら、NOAくんがやっとの思いでプレイしたアクロマの実験の次ターンに
彼が出てきた事ぐらいだろう( ͡° ͜ʖ ͡°)
手札をリセットしにきた彼の登場後、NOAくんはずっと苦しそうだった。
なのでここにこの試合どうしてこうなったのか
結論付けておく!
「私は何もしてません...
彼(ジャッジマン)が全てやりました( ̄∀ ̄)」
この試合はNOAくんからすれば不幸な事故だっただろう。
ただポケカというものはどんなデッキ、プレイヤーであっても常にそのリスクを抱えながら対戦している!
今回はたまたまその事故を誘発し、見事にその隙に勝ち切ったのだった(゚∀゚)
そしてシティ予選、3連勝を達成した!
さて自分の試合は終わったものの、周りはまだまだ試合の最中だったので、自分の席から見える範囲で他の対戦をなんとなく眺めていた。
自分の目に映る景色。
それは赤いエネルギーに黒い炎
周り一体は燃え盛る火炎に包まれていた...
「さすがにそろそろ対戦してしまうよな...( ̄▽ ̄;)」
自分は割と上位の卓に座っていたため、周りから聞こえてくる声と状況に、練習では勝てなかったリザードンとの対戦をある程度覚悟をしていた。
周りから声が聞こえる。
「バーニングダーク!」「れんごくしはい」
「バーニングダーク」「かえんばく」
「バーニングダーク」「....ずまき」
ん?何か変なのが混じってたような...
それはどことなく懐かしい響きがする感じがした言葉だった。
「なんか気持ちいいテンポやったけど、これ何やっけ(・∀・)?」
そう思ったのも束の間
「4回戦のマッチング発表されてます!!」
ジャッジの方のアナウンスによりテーブル移動で周りがざわつき始めた。
自分は懐かしく聞こえた響きを少し気になりつつも
新しい対戦相手が待つテーブルへと移動した。
part6 魔境に輝く伝承者
NOAくんにも激励の言葉をかけてもらい、いざゆかんという気持ちで4回戦のテーブルに向かった(^∇^)
先ほどの試合はラッキーをした事もあり、体力と気力はあまり使わなかったので少し回復していた。
「体力温存出来たから元気でてきたぞー!次の試合はそろそろリザードンやろうけどもうこの勢いでやったるでー(`・ω・´)」
そして4回戦のテーブルについた。
対戦相手は知り合いではなかったが、もうここまでこれば誰であろうと間違いなく強いと思って腹を括っていた!そしてリザードンの可能性もかなり高いことも...
お互いに淡々とバトル準備を進める...
今回もじゃんけんに勝ち先攻を取る事が出来た!
こちらのバトル場はミュウVでのスタート!
対する相手のスタートは
ゆっくり(リザか?)
カードが開かれる....(ついにリザなのか( *`ω´)?)
ひょこっ(ヤミラミです)|ૂ•ᴗ•⸝⸝)
リザードンじゃなかったーーーーー!!(((o(*゚▽゚*)o)))
なんと4回戦もリザードンを回避する運の強さを見せつけたのだ!
(後でわかるがこの時点で自分より上位卓にリザードン6〜7人確認)
noteではいくら勝てると書かれていても、やはり練習の時の惨敗が記憶に残っているので当たらない事は願ったり叶ったりだった(^ ^)
「リザードン回避とは自分の運の強さがもはや眩しすぎるぜ!さて何ロストかはわからんけどやったるでー(゚ω゚)」
そしてバトルが始まった!
先攻1ターン目
バトルVIPパスやフュージョンシステムを使いゲノセクト2体、ミュウV3体の理想盤面を形成!
番を返す。
後攻1ターン目
バトルVIPパスからゲッコウガとキュワワーが出てきてかくしふだとはなえらびをプレイ。
その後が続かずヤミラミをバトル場に出して終了。
そしてターンが自分に移る。
「....繰り返す」
ん??何かカットインしたような...
とりあえず気にせず続けよう(°▽°)
迎えた先攻2ターン目
特に目立った動きはなく、2体のミュウを進化させ攻撃準備を完了させた。(あれ?なんかこれ見たような)
ヤミラミを倒してサイドを取った。
(サイド残り5枚)
そしてこのターンの攻撃からこの戦いは思いもかけない事態へと発展していった....(あれ、やっぱり見た事あるような)
約5分後....
勝者!!
ミュウVMAX!!
えーー!!またそんな事あんの(゚∀゚)??
何が起こったのか気になる読者も多いだろう...
(察してる方もいるだろうが)
なので今回も一応解説しておく。
先にまた結論だけ述べておく
また本当にこれだけなのだ( ̄∇ ̄)
またここに詳しく勝負の内容を書くと
・自分は毎ターンサイドを取った
(クロスフュージョン→ダイミラクル)
・お相手はアクロマの実験は1回だけ使用。技宣言はおとぼけスピットの1回のみ...
本当に気の毒になるぐらい自分のデスカットが刺さりまくっていたΣ(゚д゚lll)
今回もあえて勝因をあげるならもちろん
彼で間違いないだろう(・∀・)
(アクロマの返しに使用)
ジャッジマンの後の試合はというと
お相手はなんとかタネ切れしないようにポケモンを並べるので精一杯だった....
(ヤミラミ→キュワワー→ゲッコウガ→ウッウ→マナフィ→ザマゼンタの順に倒してサイド6枚取り)
またしてもお相手の事故を誘発し、その隙をついて勝利を掴み取ったのだ!
NOAくんの時と同じような勝利に自分でもびっくりしつつもラッキーと思うことにした( ̄∇ ̄)
(きっと誰かが自分の勝利を祈って魔法でも使ったに違いない)
ともあれこれで予選は負け無しの4連勝だ!
初めてのトーナメント進出もほぼ手中に収めたと言ってもいいだろう。
内心むっちゃ嬉しくて今にもニヤニヤが表情として出そうだった(≧∀≦)
「おっと、ダメだダメだ( ̄▽ ̄;)
今はシティの真っ最中...
いや、シティ云々こんなとこでニヤニヤしてたら
むちゃくちゃキモいから絶対にあかん(;´д`)」
そう思って感情を誤魔化すために周りを見渡した。
第4戦もかなりの時間を残して勝ったため、周りではバトル中盤が繰り広げられているところであった。
そしてもちろん上位卓はリザードンだらけなため
聞こえてくるのは当たり前のように
「れんごくしはい!」「バーニングダーク!!」
「マッハサーチ」「バーニングダーク!!」
「れんげきサーチ」「キョダイウズマキ!!」
ん??聞こえたぞ!!
この技と特性はまさか.....
声の主に目をやるとその人は自分の隣でバトルをしていた!
「やはりそうだ!!
あの時のは聞き間違いではなかったんだ(`・∀・´)」
第3回戦の終了時にかすかに聞こえたあの響きにどこか懐かしい感じがしたのも納得だ。
そう、この魔境法華寺の混沌する世界の中に彼はいたのだ!!
北斗神拳伝承者が(๑╹ω╹๑ )!!(れんげき使い)
自分も一度はその身を捧げようと思っていたれんげきデッキ...
その使い手たる伝承者が今日の法華寺に参加していたなんて(*゚▽゚*)
自分は自然とそのバトルに目を奪われていた。
後でわかることなのだが、隣でバトルをされている伝承者のお名前は『わたそん』さんという方だ!
わたそんさんの対戦相手のデッキはリザードンだった。
対リザードンの試合途中からその戦いを見ていたのだが、わたそんさんの戦いはとてつもなく「スマート」だった(*'▽'*)
れんげきサーチから持ってくるカードの選択時間やダメカンのばら撒き方、そして詰めの部分でも一定のスピードを保ちながら流れるように決め切っていた...
その戦いはまさに「スマート」そのものだった!
香芝のけんパッパさんのワイルドな感じとはまた違ったれんげき神拳の使い手を目にしたのだった(゚ω゚)
自分と同じく4連勝を飾ったわたそんさんは対戦相手に挨拶をして颯爽とバトル場を後にしていった。
「やっぱりれんげき使いこなせるってすごいし、むっちゃかっこよかったなー(*゚▽゚*)」
そんな事を考えているとジャッジの方のアナウンスが入った。
4回戦全ての勝負が終わりを迎えたのだ!
いよいよ最終戦にステージが移ろうとしていた。
「いよいよ予選最終戦だ!おそらくトナメはいけるだろうが、何が起こるかわからない...
ここまできたのだから次も勝ってトナメを確実に引き寄せてみせる(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」
そう気合いを入れ直してマッチングの発表を待った。
ここまで全勝者は自分と伝承者のわたそんさんを含めて4人。
トーナメントをかけた予選最終戦のスタートが今まさに始まろうとしていた!!
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