練馬区にJリーグクラブを創る
私事ですが、この度東京都練馬区を拠点に社会人サッカークラブを設立します。
自分にとってこの挑戦はやっと見つけられた、長い年月をかけて取り組んでいきたいと思えたコトであり、たくさんの方の応援なしにはやり遂げることができないので、こうして文章にして伝えさせてください。
自己紹介
クラブ設立のキッカケ
元々大学に入り、育成年代の指導者と長期インターンに取り組む中で、漠然と「将来的にサッカークラブ経営をやりたい」と思うようになり、まずは就職して能力を付けてから既存のクラブに入っていくのか、もしくはそのタイミングで1からクラブを創るのかの二択で迷いながら過ごしていました。
ただ、今年の4月くらいのふとした時に「将来的に・能力を付けてから」という自分の考え方に違和感を感じ、将来っていつだ?どの感覚に辿り着いたら能力がついたと自覚するのか?と考えるようになりました。
そうすると、「今はまだそのタイミングではない」と言い訳をして挑戦を先伸ばしにしていく未来を想像してしまい、どうしてもやりたいと思えているなら今すぐやってしまった方がいいのではないかと感じ、最終的にこのタイミングでやろうと決意しました。
もう一つの居場所を創りたい。Jリーグは手段
我々はJリーグクラブを作りたいわけではありません。
では何をつくりたいのか。
それはもう一つの"居場所"です。
仕事・家庭・学校生活・人間関係。
生きている以上、様々なストレスからは切り離しにくいこの世の中で、
近年、これに加えSNSの普及による生きづらさで精神的なストレスを更に感じやすい社会になっていると感じています。
AIやIT技術を中心に、物質的にはどんどん便利になっていきますが、我々の心が満たされることについては、どこか軽視されているように感じます。
コト足りるがモノ足りない。
便利な世の中だけどなんだか疲れる。
そんな風に感じながら日常を過ごしている方が、少なくないのではないのでしょうか。
そのようにどこか退屈に感じている人や、日頃の悩みやストレスを抱えている人に対して、夢や夢中、感動を与えられれば、
週末を楽しみにワクワクしながら日常を過ごすことが出来たり、フットボールの力で元気をもらい、今抱えているものに対して向き合える勇気を届けられるのではと考えています。
練馬シティのフットボールの熱狂に包まれ、雄叫びやガッツポーズが溢れる瞬間。そこで自分の自然体が引き出され、一つの感情を共有することで、心の繋がりを感じる。
そんなもう一つの居場所を提供することで、より日常にシアワセを感じられる人達を増やしていきたいと思いこのクラブの設立を決めました。
そのように「NERIMA CITYのある日常」でシアワセを届けることがNERIMA CITY FC の存在意義であり使命だと考えています。
そして、僕らが実現したい「NERIMA CITYのある日常」でシアワセを届ける為には、夢と感動を与える必要があり、夢と感動を与えるためにクラブとして高みを目指す過程(ストーリー)を届ける必要があると考えています。
その一つのわかりやすい指標として、練馬区からのJリーグ参入という目標を掲げています。
どうやって居場所を創るのか
どのようにして夢と感動を与えられる居場所を創るのか?
まず、練馬区初のJリーグクラブの誕生をという高い志が我々クラブ、練馬区(地域)、クラブに関わる全ての人たちにとっての夢となります。
そして感動。これは、まだ夢を描いた資料一つだけで何も持っていない大学生が、1からクラブを創り高みを目指す過程(ストーリー)で、挑戦し続ける姿勢が共感と感動を生むと考えています。
そうしてクラブが与える夢と感動で一つの感情を、クラブに関わる全ての人たちと共有することで心の繋がりを感じてもらう。
そのようにして、クラブという存在が日常的な非日常を味わえるもう一つの居場所となりうる世界線を目指しています。
改めてにはなりますが、クラブとしては下記のようなPhilosophy(哲学)を掲げ活動していきます。
Philosophy(哲学)
MissionとVisionに関しては既に述べた為、Valueについて説明をすると、
MissionとVisionを達成していく為、普段何を意識しながら活動していくべきなのか。いわゆる行動規範を指すのがここでいうValueになります。
①追求
ここで言う追求とは、最善を求めてしぶとく思考し続ける姿勢を指します。
これを経営とフットボールの側面で置き換えると、
経営面では、限られた資源で最善を尽くすにはどうするべきなのかを組織単位でしぶとく思考し続けることです。
「予算がこれだけだから、ここは妥協するしかないね」と思考停止になるのではなく、「この限られた予算内で、どうしたら最善な状態を創れるか」とできない理由ではなくできる理由を探すこと。
次にフットボールにおける追求とは、勝利に対して細部に拘る姿勢を指します。勝利に対する執着とも置き換えることが出来るかと思います。
勝てばOK。ではなく、細かい内容共に自分達の表現したいサッカーができていたのかを各々が自問し、チームとして内省をくり返していくこと。そうして着実にクラブとして成長していくことを目指します。
②挑戦
言葉の通りですが、ここでいう挑戦とはいかなる時も勇猛果敢に挑戦し続けることを指します。
当然、上手くいく時だけでなく、数えきれないほどの大きな壁にぶつかることが予想されます。ですが、いかなる時もクラブとして立ち止まることなく何度も挑戦し続け、MissionとVisionを実現していくことで関わる全ての人たちに勇気を与えることを目指します。
③for NERIMA
直訳すると練馬の為にとなりますが、こちらも言葉の通りで、常に自分らのやりたいではなくそれが本当に練馬の為になっているのかを意思決定の最優先基準にするといった意味になります。
例えば、ホームタウン活動等で自分達がこれをやっていれば練馬の為になっているだろうと思い込みで行うのではなく、一度立ち止まり、その活動が「本当に練馬の為になっているか?」を考え、最終的に意思決定をしていきます。
これらのことを活動の軸とし、長い年月をかけて最終的にMissionとVisionを達成できるよう取り組んでいこうと思っています。
なぜ練馬区なのか
そもそもなぜそんなサッカークラブを練馬区で始めようとしたのか。
大きな理由は二つあります。
一つは未だに練馬区でJリーグを目指していたり、勢いのある社会人サッカークラブがないことです。JリーグではFC東京や東京ヴェルディなどといったクラブは存在しますが、区単位で地域を背負っている訳ではありません。
自分としては、もう少し狭い範囲の区を代表することが、地域を盛り上げることや、練馬区に愛着のあるファン・サポーターにとってのエンゲージメントを上げていけることにつながるのではと考えています。
最近だと、新宿区にはクリアソン新宿というクラブや、渋谷区にはSHIBUYA CITY FCなどと、都心にもそうした魅力的なクラブが出てきています。
新宿区や渋谷区に愛着のある人達にとって、東京を背負うのか、もしくは新宿、渋谷を背負っているのかでは、後者の方が高揚感を強く感じる人たちも一定数いるのではと思っています。
二つ目はビジネスの観点でポテンシャルの高さを感じたからです。
練馬区は東京都内で2位を誇る人口の多さを有していたり、約2ヶ月前にはとしまえんの跡地にハリーポッタースタジオができ、練馬区に今後人の流れが増える可能性も秘めています。
しかし、そんな可能性を秘めている一方で、練馬区の現状の課題としては、人口の割に練馬区内でお金を落とす人が少なかったり、アニメ産業が盛んであることについても全国ではそこまで認知されておらず、地域経済の発展という観点については未だ課題感があるように感じます。
ですが、人口の多さやハリーポッタースタジオによる練馬区への人の流れの増加が期待されることに加えて、我々がサッカークラブを設立することにより、例えばアニメの制作会社とのコラボイベントで一緒に練馬区を盛り上げたり、将来的には練馬区にスタジアムができたり、Jリーグに加盟することが実現することで、全国各地から人が練馬区に訪れ、この場所でお金を落としていくことで地域経済の発展にも貢献できると考えています。
最後に
まだ何も持っていない大学生が1からクラブを創り、Jリーグを目指していくと話しても、今は夢物語に聴こえるのが当然だと思っています。
ただ、出来るまでやる。がこれ以上でも以下でもない自分の答えです。
最初の数年間は、自分が一度社会経験を積んで学ぶ必要があると考え、就職しながら副業という形にはなりますが、クラブとしての熱意を示すという意味でも2年目からは法人化する予定でいます。
自分がサッカーに与えられたモノを今度は与える側として、誰かのシアワセを創ることができればこれ以上ない人生だと思っています。
どうか温かい目でこれからのNERIMA CITY FCと丸野の挑戦を見守っていただけると幸いです。
一緒にクラブを創っていってくれる仲間(選手・指導者・運営etc…)を探しているので、少しでも想いに共感してくれたり、興味を持ってくれた方は気軽にご連絡ください!
1ヶ月でフォロワー400人を目指しています!!!!
というわけで、今日この9月1日からまずは1ヶ月間でSNSフォロワー400人を目指しています。Twitter、Instagram両方で400人ずつです。
クラブの最初の挑戦ということで確実に達成したく、是非フォローと記事の拡散をよろしくお願いします。
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最後までご拝読ありがとうございました。