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3時間目 理系と文系の選び方

今回は理系と文系の選び方の解説です。

高校1年生でぶつかる、大きな壁、ですね。


僕自身、高校生の時に「キャリア」「進路」で悩んだことの上位として記憶に残っていることなので、初回のテーマにさせて頂きました。


よくある事例として挙げられることは、、、



ちなみに僕は、上二つでした。

「悩んだ」と言いつつ、たいして悩んでいない感じでごめんなさい。


今、あらためてキャリアのプロとして、

「文系を選んだ先の未来」

「理系を選んだ先の未来」

そうしたものを見させてもらっている中で感じることは、、、



そう全部正解、ということです。

というか間違いなんかない、ということです。


「ただし・・・」という条件付きですが。


その条件というのがコレです。



ここに書いてある通りなんですが、

どんな経験も、死んでさえいなければ糧にできます。

それこそ大変な経験であればあるほど、糧にできる可能性は高くなります。

(無理に「辛い経験をしよう」と勧めるのも違うとは思いますが)


ただし、どんな経験も糧にできないパターンがあります。

それは次の2つです。


1.「他責」=人のせいにすること

当たり前ですが、自分事として、自分がどうしていればよかったのか、と捉えなければ、同じことを繰り返してしまいます。

ただし、この点も「全て自責にする」のが絶対に正しい、とも思わないです。時に自分を攻めすぎることで、必要以上に自己肯定感を下げてしまい、自らの命を絶ってしまう方もいるからです。

成功も失敗も、「自分軸(自責)」「相手軸(他責)」「環境軸」をバランスよく捉えられるのが良いと思いますが、失敗を繰り返してしまう方の傾向として、自責の観点が薄い傾向にあるかとは思います。


2.自分で「意味がない経験」と思い込んでしまうこと

これは、キャリアの相談を受けている時に、本当によくあることなんですが、せっかくすごい経験をしていても、自分自身で「たいしたことない」というラベルを貼ってしまわれる状態ですね。これはめちゃくちゃもったいないです。


2については、理系、文系の選択をする段階では、あまり該当しないので、理系文系の選択の際は、「自分で決断さえしていればOK」だと思っておいてください。

親御さんの立場でご覧頂いた場合は、「良かれ」と思っても、お子さんの決断に口を出さない方が良い結果になる可能性が高いです。
「子供が何も考えていないから」
「頼りないから」
と大人目線では感じられることがあるかもしれませんが、それでも自分で決めてもらった方が、長い人生で見ると確実に良いです。


また、「決断」した際の理由は本当になんでもよいです。


まじめな方ほど、

「根拠がないといけない」

「誰かに説明できなければならない」

と自分を追い込みがちですが、むしろ全く根拠がない方が良いかもしれません。


これはまた違うテーマの時に深く掘り下げたいと思いますが、人生を輝かせるコツは「直感」を大切に、考えて決めることです。「理屈」や「論理」で考えれば考えるほど、人生は彩りを無くしていきがちです。


理屈や論理は使いどころ次第なので、「誰かを説得する」「チームで行動する」など必要な時に使うのは良いですが、「人生の決断」はいかに「直感を大切に、人の目を気にせずにできるか」です。


たくさんの方のキャリアコンサルティング(人生相談)をさせていただく中で、「幸せそうな方」の共通項が「直感の威力を知っている」「人の目は気にせず決断&行動している」です。


ただし、人の目は気にしない=人に迷惑をかける(意図的に)ではないので、ご注意くださいね。


反対に人生に不満を抱えがちな方の共通項は、「人の目を気にしすぎる方」です。

よく「協調性」と言われることですが、「協調性」はある方が良い、と思い込んでいませんか?


これも論理や理屈と同じで、協調性も使いようです。

協調することも場合によっては必要ですが、人生の決断において、協調性を持ちすぎることはリスクの高い選択かと思います。


そもそも「協調性が大事」というのは、「働く方目線」ではなく、「雇う側目線」での理屈で、大切と思い込まされているようにも思います。


「会社という組織をうまく回すには協調性が必要です!」

それも一つの考え方なので共感できる方には全く問題ないですが、10人いたら10人ともが大事にするような考え方ではないと思います。


これは前回も触れましたが、無条件で協調性を大切と考えられる個性の方は全体の1,2割程度かなと思います。

ただし、日本の場合は世界大戦後から特にですが、「右向け右」の教育が施され、それで経済発展を遂げた成功体験があるので、本来の個性とは違うけど、協調性が大切、と過度に思い込んでいる方が多いようにも思います。


言葉遊び、になっても良くないですが、今の日本で「協調性」と言われていることは、「同調性」になっているという側面もあるかもしれないですね。

*協調性と同調性
協調性=主体性をもって協力する
同調性=言われるがまま
と僕は使い分けています。


繰り返しですが、大切なことは、自分の心に正直に決断をして、行動をしていくことです。

自立した人間が、自立した決断とした上で、人との違いを認めて協力しあっていくことが、本当の多様性を前提にした協調性だと感じています。


そしてこの「自分で決断する」という話をさせて頂いたときに、よく言われることがあります。


それは、、、



そう、多くの方は「決断」が苦手なのです。

これは日本人の遺伝子に由来するものかとも思っています。


次回はこの点について解説させて頂きます。
良ければ次回もご覧いただけたら嬉しいです。



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