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柿本人麿の里・益田市

大会前日には、選者の松村正直先生と田村穂隆先生に、益田市役所観光交流課のご案内により柿本人麿ゆかりの地である益田市内を視察していただきました。

益田市には二つの柿本神社があります。
「戸田柿本神社」は、人麿が戸田の柿の木の下に現れたとの伝承があります。
奈良時代から代々綾部家が守りつづけて現在50代目。近くには人麿の遺灰塚もあります。


戸田柿本神社

もう一つの「高津柿本神社」は、終焉の地である鴨島にあった社が地震で水没し、流れついた御神体を高津に移して建立されたと伝わっています。


隣接して万葉集をテーマにした「島根県立万葉公園」が整備されています。
広大な敷地のなかには、万葉植物園や太陽の広場、アスレチックやオートキャンプ場などエリアがあり、多様な楽しみ方ができます。
この度、選者のお二人をご案内したのは、人麿の特に石見を詠んだ歌の歌碑を配置し、日本海を望む高台に整備された「人麻呂展望広場」。
歌を鑑賞しながらゆっくりと散歩することができます。

人麻呂展望広場
人麿の歌碑
日本海を望む展望台
人麻呂展望広場

http://ohata.jp/manyou/smarts/index/0/

最後に、人麿終焉の地とされる鴨島を望む鴨島趾展望地。
今はただ、美しい日本海が一面に広がっています。
ぜひ現地にお越しいただき、絶景の日本海をご覧ください。


鴨島を望む

益田市をはじめ島根県西部には柿本人麿ゆかりの地が各所にございます。
松村正直先生からは、
「万葉集はテーマが現代でも受け入れられやすいものもあり、根強い人気がある。この地方がゆかりの地であることは、まだまだ知られていないのでは。」とご助言いただきました。

島根県の広報番組で、高津柿本神社、島根県立万葉公園、鴨島趾展望地が動画でご覧いだけます。


万葉集を訪ねて島根県西部(石見=いわみ)を巡る旅のプランをご紹介するサイト「万葉とりっぷin石見」の特設サイトもご覧ください。↓