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人麿の里全国万葉短歌大会を開催しました

2023年8月27日(日)13:30~16:00に人麿の里全国万葉短歌大会を開催しました。

●記念講演『館長十年 茂吉の歌と人』
 斎藤茂吉記念館館長 秋葉四郎先生
 秋葉先生が、茂吉の歌を披講され歌の魅力を解説されました。ご自身が館長を勤められる山形県の斎藤茂吉記念館にも触れられ「茂吉のノートの字は活字よりきれい」と所蔵品を紹介されました。
斎藤茂吉記念館サイト↓


●表彰式
県内外より入賞の皆さまにお越しいただきました。誠におめでとうございます。

●選者講評
 秋葉四郎先生、松村正直先生、寺井淳先生
 田村穂隆先生
選者の皆さまの選出された歌その他にも印象に残った歌も挙げてられ、鑑賞や作歌のポイントをご紹介いただきました。

質問コーナーの様子

●質問コーナー
会場の皆さまから、質問を受け付けました。「短歌の定型をどう考えたらよいか?」との質問には、選者の皆さまそれぞれ異なるご回答がありました。
寺井淳先生のご発言を紹介いたします。

ひまはりのアンダルシアはとほけれどとほけれどアンダルシアのひまはり

永井陽子『モーツァルトの電話帳』

この歌を挙げて「句が欠落しているようなものは明らかに間違いだが、この歌のように破調であっても自然なリズムで、効果を考えて詠まれた歌は定型でなくても良い歌」と述べられました。

●物販コーナー、フリーペーパー、観光情報
選者の皆さまの歌集はじめ歌書歌集の販売コーナーと後鳥羽院コーナーにも多くのご来場をいただきました。

・フリーペーパー
「バッテラ」谷じゃこ様より

「青磁社通信」青磁社様より

「うたしまね」島根の若手歌人一同

後鳥羽院コーナー 遠島100首かるたなど
小田裕侯氏蔵書コーナー
歌集販売
後鳥羽院コーナー

閉会後には、ホワイエの書籍コーナーに選者の皆さまがお越しいただき、ご来場の方からの短歌についての質問に答えていただくなど交流の場となりました。

ご出店、ご提供いただいた皆さまありがとうございました!

この度の大会は、柿本人麿没後1300年祭記念事業として開催いたしましたが、今後も当地で短歌に親しむ機会を設けたいと思いますので、全国の皆さまぜひ遊びに来てください。