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夢男⑦〜グルメ〜

夢男の口癖は「俺舌が肥えてるんだよね」

やたらとグルメ舌という事をアピール。

「俺、中学の頃、誕生日プレゼントに中華鍋頼むくらい料理好きなんだよね」

と料理は得意だという事をよくアピールしてくるので、それなりに私も期待していた。

というのも、私の父親は何でも作れる。料理好きで特に中華がうまい。

それが、私の中で❝料理ができる❞という基準になっていた。

母も父も同居の祖母も料理上手な家庭で育った私。

私自身も出来るけど料理を作ることが好きではなかったので、夢男もできるのは心強いな〜と当時は思っていました。

天丼

初めて私に作ってくれたのは、天丼。正直、天ぷらも天丼も好きじゃなかったけど、その時はとても美味しく感じた。

次の日、夢男母に会ったので、昨晩の天丼が美味しかったことと夢男が料理上手だという話をしていた。

すると「作ったって言っても…天ぷらは私が惣菜で買ってきたやつだし、天つゆ煮詰めてかけるだけだったけどね〜」と母。

おい。(笑)

「俺が作ったよ☆」じゃねーよwwww

のせて、あっためてかける位なら小学生でも余裕でしょうよww

レトルト

「俺が最高にうまいと思うもの作ってやるよ」と得意げにキッチンに立った夢男。夢男宅だったので、私はキッチンに立たないと決めていた(基本的に人の家のキッチンはお母さんの聖域だと思ってるので立ちません。)

そして出てきたのは❝永谷園 煮込みラーメン❞。

いや、レトルトもインスタントも私も食べるし美味しいものも多いし、いいんだけどさwwww

外食でも散々ラーメン連れて行かれて、家でもラーメンかよw

みそクリームスープ

某テーマパークに行った時に見かけた❝味噌クリームスープ❞。

私は変わり種の食べ物は食べない主義なので、拒否してましたが、夢男は飲んでいました。そこで、感動するほど美味しかったようで自宅で試行錯誤して作っていた。

「作れるようになったから、めっちゃ美味しいから飲んでみて」

と、わざわざ私が嫌がってるのに作ってくれたけど、一口飲んでまた拒否(笑)料理に対しては意欲的な一面を見せたりもする。

包丁

ただ、包丁の使い方が分からない夢男。

じゃがいもや大根の皮むきさえも出来ない。切り方も知らない。手の添え方も知らない。

私が1から教えた(笑)

焼きそば

私が一人暮らししているアパートで会っていた日に焼きそばを作ろうと私がしていると「隠し味でめちゃくちゃ美味しくなる方法はね、始めにごま油で炒めて、仕上げにごま油を垂らすとめっちゃ良いよ」と言って自分で炒め始めた(切ったり下準備は全部私(笑))

出来上がった焼きそば。想像はしてたけど。とんでもなく脂っこい(笑)

ギトギトで油そばかと思うくらい…。夢男はうっめ〜!とご満悦(笑)



普段、ラーメンばかり食べたり、味が濃いものばかり食べている夢男の舌は麻痺していたと思う。私が作る和食などには基本的に+醤油する人。

ちょっと高めのレストランとかの上品な味にも「味がしないな」

君が塩分過多な舌なんだよ…

「俺はグルメ」と豪語するわりに、好きな食べ物はラーメン、お菓子、にんにく、コーラでした(笑)

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