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白滝パッタイとたぬき常務

写真は先週末の作り置き。
白滝パッタイ🦐

最近、リュウジさん、山本ゆりさんのレシピから料理をするのが日常に。
ちょい凝りたい時はリュウジさん、手抜きしておいしくしたい時は山本ゆりさん、たまーに志麻さん、そんな感じです。笑笑

白滝パッタイとたぬき常務になんら結びつきはありませんが、書き出しで美味しいものが出てくるとなんだかその後の文章に栄養補給ができたようで😊

たぬき常務はわたしが産休に入るまでお世話になったひとだ。今月、役員退任となる知らせを聞き、ふと思い出した。

うちの会社は役員はほぼ株主からやってくるのが常で(最近はプロパーの希望の星も出てきてありがたい)、たぬき常務も慣例にならってやってきた。
私と九州出身で、ぎょろりとした眼と、歯に絹着せぬ言い方、大酒豪、もともと営業部長で赤字垂れ流しの部署を黒字化したという武勇伝を毎回ことあるごとに語るひとだった。

たぬき常務に娘がふたりいて、私は下の娘さんと同い年だった。
そんなところにもなんとなく親近感を抱いてもらっていたのか、読書が好きな常務から一冊の本をもらい、その本の感想をメールで伝えたことがきっかけでよく社会問題や本の話をするようになった。そして、飲み会の席にもよく誘われるようになった。

飲み会の席では、たぬきの故郷である会社の関係の人がほとんどであったが、その中でも頭のいい元部下の方との話は面白かった。
飲みニケーションは人脈作り、今振り返ればそうだったのだと思う。今はそれが必ずしも酒必須ではないけれど。

私が産休に入り、育休中にたねきは私の会社の役員を退任となり、また新たな天下り先の監査役となった。
今だから思うが、そういう役職には元●●役員みたいな肩書き(ブランド)を引っ提げた方が対外的に信用力も高まるのだと思う。

たぬきは私を変わっているとしょっちゅう言った。当時わたしがやりたかったこと(今はやっている)に理解を示してくれたのはたぬきだけ、と思っていたが、隣のチームから私とたぬきの関係を見ていた大先輩は、「結局は20代の女の子の相手して、面倒なことは避けていた感じよ」と言われた。

確かに分かってくれような素振りはとってくれたが、当時何も為さなかったのは事実だ。だから、わたしはたぬき常務と呼びたくなるのだろう。

ただ、たぬきから受けた刺激は多く、眠っていた読書力や情報収集、さまざまな人の話を聞くことの大切さは、今でもわたしの行動のもとになっている。
たぬきの人脈から広がったものもある。

当時の猪突猛進だったわたしに、まあまあ相手をしてくれたたぬきはある意味唯一の理解者だったのかも知れない。

久しぶりにメールしたら、40年以上のサラリーマン生活の幕を閉じられるとのこと。
セカンドライフは何を計画されているのだろう。。。
人生100年時代、わたしも考えさせられる。

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