乱歩

小説を書くことができた。予定が明日になったから。だらだらしている。ちょっと体調が良くない。いつものことだから、気にしていない。読書はできたらしようと思う。無理ならしない。ラジオを聴きながら某小説家のことを思う。

江戸川乱歩のこと。江戸川乱歩は興味本位で読んだ。富士日記の作者が子供の頃、江戸川乱歩を夢中で読んだという話を当時に訃報が知らせて思い出すなんて日記があった。そのときは江戸川乱歩ってそんなに昔の人なんだと思った。

適当なタイプなので、そのまま時が過ぎた。青空文庫で江戸川乱歩が読めるという話が話題になった。えー、本を買いそうになり、家族にやめなさいと言われたから、これでこっそり読めるとニヤリと笑った私がいた。

あまり私の精神にはよくないなと思う。普通の人ならば、面白いと思う。でも、少年探偵団シリーズは読んでいて楽しいから読んでいた。ひらがなで書かれても読みやすいのは、さすがだと思う。

明智小五郎シリーズ、大人向けなので、結構残酷で変態というか、ちょっと、いやだいぶ、いかれた人達が出るので注意。あと、短編も。

差別的要素が、強いからなんらかの障害、特に体が小さい人とかの差別や精神病の人たちの偏見があるなと思う。古いものだから仕方がないと読んでいる。江戸川乱歩自身、自分の小説は古いタイプの小説と書いている。前書きに。

なので、覚悟して読んでほしい。気持ちの良い小説ではない。金田一シリーズの方が好きだけど、なぜか読んでしまう謎の中毒性が江戸川乱歩にある。

自分の隠された欲望を引っ張り出されたような感覚がするからだ。それを見せつけられたい。mな私がいるのかと分析した。文章もうまいけどね。

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