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第一週終了、教育実習中のつぶやき

体育大会から始まった教育実習、昨日で6日目となり無事初授業&2回目の授業を終えました。1週間過ごしてみて、中学校というものに対するイメージの行く前とのギャップがすごいです。
私自身が中学生だったのはもう7年も前のことで、授業のことも学校生活のことも正直言ってあまり記憶がありません。ただ、うちの大学で小学校教諭の免許が取れないこともあり、授業では中高がひとまとめにされることが多いため、難易度を低くした高校みたいなイメージで準備をしていました。高校はまだこの前の感覚なので色々覚えているし、小学校は日々ボランティアに行っているのですが、どちらかと言うと高校に近いのかなー?というイメージでした。
しかし実際に行ってみると、いろんな意味で中学校ってどちらかというと小学校に近いような気がしました。生徒はもっと思春期全開なかんじかなと思ってたけどみんなめっちゃ可愛い。授業中とかもしっかり挙手してくれるし、結構反応してくれます。一方で、授業の内容も、事前に中学生ってこれくらいできるかな、と思っていた分量の半分以下くらいまで落とさないと1時間に入りませんでした。
生徒指導が大変そうなのも、問題のある生徒が多いからとかではなく、単純にまだしつけの段階だから。
大学の授業では中学生がどんなものか、全然理解してなかったな〜〜というのが率直な感想でした。

それから、1週間終えてみて、先生って役者だなあと思います。
裏では仕事が山積みで一息つく瞬間もトイレに行く暇もないような生活なのに、その疲れは生徒には見せない。
そして𠮟るべきところではきちんと叱る。例えば生徒が教科書を忘れたとしても、先生は何も困らないし、先生が怒る理由はないような気がするけれど、ここでは教科書がないことが問題なのではなく、物を忘れたことが問題なわけです。中学校は、やらかしたときにどうにかする力以前に、そもそもやらかさないようにしつける段階だということがわかりました。正直生徒が忘れ物をしても、クラスが少しうるさくても、それで本気で怒りが沸き起こる人はそんなにいないと思います。それでも言うべきところでは言うし、険しい雰囲気を演出するというのは、先生の役者力だなあと思いました。
(一部感情に任せて理不尽にキレる人がいるのも事実だけど…汗)
そして最後に授業、これも先生が普通にしゃべっても生徒はたぶんついてきません。みてみてこれ、面白いよ?みんなはしってる?とか、この前こんなことあったよね?とか、引き出しは先生によって異なるけど、授業の時はワントーンテンションを上げている先生が多いと思います。
このような感じなので、先生が一日の中で”素”でいられる瞬間って本当にほとんどないと思います。すごい。

1週間のうちに、現場を見れば見るほど学校って面白いなというのが増えたし、同時にしんどいな、自分には無理かもな、というのも増えました。学級や授業で自分が発する一言が、生徒にどんな風に届いているんだろうと考えると、面白いし恐ろしい。
学校の先生に休憩という概念はなくて、ご飯を食べているときも廊下を歩いているだけのときも”先生”として見られてしまうので、常に気を張っておかないといけない感じに私は少し疲れてしまう。
でも、1時間の授業を時間をかけて試行錯誤して作って、それを実際に中学生と一緒にやるというのはとても貴重な体験。今は職業ではなく教育実習生として学校にいるので、12時間学校にいて他のことが何もできなくても、実習に全力投球するぞーという感じで頑張れています。

明日から始まる2週目がおそらく自分にとって一番大変な週になります。授業数も多いし、何しろ金曜日には早くも査定授業が待っているので…(期末テストのせい)
なんとか2週目を乗り切って、またその感想を書けたらいいなーと思っています。応援してください。笑


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