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ママ友ってめんどくさいと思っていた私がママ友の存在に助けられている現在について。

緊急事態宣言中は午前保育な我が長男が通う幼稚園。本日もしっかり早迎えしてきました。お昼ご飯を作っておき、迎えに行き、長男と次男を食べさせている間に私は1件仕事。食べ終わってネットフリックスでパウパトロールを見てもらっている間に仕事を終え、終わったらすぐに支度して公園へ。仲のいいお友達と日が暮れるまで遊んで帰ってきました。正直午前保育だと午後の時間を持て余してしまうので、遊んでくれるお友達の存在は本当にありがたい。

今の私の「ママ友」は、長男が仲良くしているクラスの男の子や女の子ママ達。去年6月に入園して半年はママ友という存在はほぼできなかったが(元から公園で会って遊んだりしていて話す人も数人いたが)冬くらいから長男の口からよく遊ぶ子の名前が出るようになり、それが固定され、親同士も話すようになり、徐々に距離を近づけていけた、という具合だ。今では公園に行くメンバーも固定になり、LINEグループもでき、集まれる人は集まろうという具合でランチもしたりするようになった。(もちろんコロナ禍なので密は避けている。あと午前保育だと行けない。悲しい。)このグループのいいなぁと思うところは、一人たりとも「ちょっと違うかも」という感覚の人がいないのだ。みんな気を使えるし、みんなしっかり子供に向き合っているし、みんな他の子供も同じように仲良く遊んでくれる。それから、「○○君のママ」と呼び合うのではなくて、ちゃんと「(本名)ちゃん」と呼び合うので、ママとしてではなく一人の人間として付き合っているように感じる。私にとって「ママ友」は気を使うだけの存在でしかなかったのだが(発言一つとってもマウンティングにならないように気を付けたり、その他いろいろ)今仲良くしてくれているママ友さんたちは、いい意味でお互い気を使って、いい意味で距離感を大事にして、無理したお付き合いをしないように、と心掛けてくれているように思う。だから私も無理なく付き合えているし、相手にもそのように思ってほしいと思って行動することができる。兄姉がいるママさんたちが多いので育児情報や困ったときの対処法を聞いたり、子供にイライラしたことなども聞いてもらうのだが、押しつけがましい感じではなく、こんなこともあるよーこんな感じにしたらよかったよーという具合にアドバイスしてくれるので本当に頼りになる。今日、ぼそっと一人のママさんが、「いやーこのクラスでこんなに仲良くなれる人たちに出会えて本当によかったわー」と言っていた。私もそう思う。コロナ禍で2ヶ月遅れて始まった園生活、私にとっても長男にとっても初めてのことだらけで、最初は正直くじけそうだった。それを話せる人も周りにいない。そんな状況だった去年の秋から考えるといかに今が幸せかと思う。

そもそも私は、友達は「広く浅く、でも本当に仲のいい友達とだけはがっつり深く」なタイプ。基本的にへらへらしているからだろうか、仲良くしてくれる人はけっこういたが、例えばクラスが変わった、とか卒業した、とかバイトをやめた、とか、そういう節目節目で連絡をとることがなくなるのが多かった。そして、本当に、心からなんでも話せる何人かの友達だけ残っていて、その子たちは今でも頻繁にメッセージをやりとりしたり、会える機会があったら遊んだりしている。私は就職で上京し、そのまま結婚したので、東京に友達はいない。仕事仲間ならいるが、友達ではない。友達を作ろうと思ったところで、大人になってから友達を作るのは本当に難しい。でも子供を産むまでは、地元に帰って友達と遊んだり、その子たちと密に連絡を取っていたので特に東京での友達の必要性も感じていなかった。だが、子供を産んだ時に、初めて「孤独」を感じた。もちろん地元で子供を産んで育てている子がいるので、その子にいろいろ話を聞いてもらったりはしていたが、やはり距離があるので遊んだりは頻繁にできない。なので公園や児童館などに頻繁に出向いてみたものの、とにかく誰と話すのも気を使う。「ママ友」ってめんどうかも…。でもいないと長男にお友達ができない、私も話す相手がいない、と、当時は少し躍起になっていたかもしれない。当時は当時で必死だったのだが、今思うと、そんなに必死にならなくても、年齢が上がれば子供は子供自身でどんどんコミュニティを広げられるのだから親が無理してコミュニティを形成しなくていいのだ、と思う。今は長男は長男で気の合う仲間と遊べて楽しい、私もリラックスして過ごせているし、次男はみんなに可愛がってもらっている。ありがたいことだ。

ただ、もちろん、「気持ちのいいお付き合い」を続けるために、私自身も油断してはいけないと気を引き締めるところもある。軽率な発言、行動は慎まなければいけない。相手にきちんと気を使う。関係に慣れてはいけない。それが「ママ友」付き合いのめんどくさいところなのだろうか。でも、それも含めて「コミュニティに属すること」なのだろう。今後も良いお付き合いを続けるために、相手へのリスペクトを常に忘れず行動していきたいと思う。


















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