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血液疾患の人は年間どのくらい輸血をするのか

血液の病気(白血病や悪性リンパ腫など)は自分の有している血液細胞の一部が、がん細胞(がん化)となるので抗がん剤などで、がん細胞を破壊していきます。

難治性の場合は大量の抗がん剤を使い体内にある正常な血液細胞ごと破壊する場合もあります。

血液細胞を破壊するので当然貧血など血球が少なくなる状態になります。

つまり、そのときの状態にもよりますが、定期的に「輸血」が必要になってきます。

今回は1人の患者を例にし、1年間でどのくらい輸血をしているか調べてみました。

60代 病名:骨髄異形成症候群 
令和2年1月~11月まで抗がん剤と輸血を行っている。

その間に
赤血球液2単位(1本280ml)を102本=28.56L
濃厚血小板10単位(1本200ml)を73本=14.6L
使用。

人間の血液の量が体重(kg)×0.08なので
60kgだとしたら4.8L体内を循環していることになります。

なので約10回分身体の血液を入れ替えているような感じです。
そう考えると結構な量です。

最後に
あくまで1人の患者を題材としているので全員がこのくらいの量を使ってはいませんが、
重い血液の病気の患者の方々はだいたいこのくらいのペースで入れている印象があります。


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