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オタクTシャツでおしゃれに歩く。

こんにちは。意識低めにおしゃれに生きたい、マルコメです。
Twitter(@marukome_otome)では着こなしの相談を受け付けているのですが、いただいた中でこんなお悩みがありました。

モテる感じのちゃんとした服装がしたいけど、
「その辺にいそうな感じ」「なんか面白い感じ」
になっちゃう。

今回は、そのお悩みへの回答をもとに、「おっ、オシャレだな」と思わせつつオタクTシャツなどの好きなアイテムをうまく取り入れることについて書いていきたいと思います。

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お悩み相談をいただいた方とお話ししていて、「ここをちょっと変えたらすぐ数段おしゃれになるな」というポイントはだいたい以下の3つです。

フィット感
色合わせ
アイテム自体の「ちゃんとした」感


1.フィット感のおはなし。

■ダボダボ×ダボダボになっていませんか?
普段着ている服の、上半身と下半身のサイズは自分の体に対してちょうどいいでしょうか?
ダボダボ×ダボダボだとだらしなく、ピチピチ×ピチピチだと貧相に見えます。

■自分に合ったシルエットって?
「いつもMサイズを着てるからMしか買わない。SはピチピチだしLだとダボダボ。だけど、なんだかモッサリするやつがたまにあるんだよね」
鏡で合わせたときはいい感じだったのに、着てみたらなんか変、という経験は結構あるはず。
サイズは合っていても、シルエットが似合わない、ということがあるのです。
また、着心地重視でMサイズを着ていたけど、実はSサイズを着た方がかっこいい、という人もいます。
服を買うときは、以下の点を踏まえて試着してみてほしいです。

・自分に合ったサイズ感、シルエットがわからないときは、いい人そうでおしゃれな店員さんに見てもらうこと
・最初はユニクロ、GAP、GUなど、サイズが豊富でシルエットが流行に合ったベーシックな店で選ぶこと

ただ着られるサイズなだけではなく、流行りのシルエットのものを選ぶのが大切。
デザインが気に入りすぎるとシルエットが合っていなくても欲しくなってしまったりするので、自分に似合うシルエットを見分ける目が養われるまではベーシックな店でお買い物(もしくは試着)経験を重ねた方が、タンスの肥やしにせずに済みます。

2.色合わせのおはなし。


今日のテーマカラーはどれ?

「なんか変な感じになっちゃうんだよね」という着こなしを見せていただくと、テーマカラーがわからないということがあります。

リュックは赤、Tシャツは青、靴は紫・・・どの色を主役にするのかが定まっていないと、「その辺にいそうな感じ」になります。
一般人に溶け込んで尾行しなきゃいけないとかそういうときには便利。
そうじゃないときは、ベーシックカラー+差し色でコーディネートを組み立てると、「おっ、オシャレやん」という感じになります。

ここで言うベーシックカラーとは、ベージュネイビーの4色と、デニム色です。
※本来であればグレー、ブラウンを含めるようですが、ここではそれぞれ黒、ベージュの延長線上としてまとめて簡単にし、かわりにデニム色を加えます。

差し色とは、テーマカラーにする!と自分で決めた色で、ポイントとして小さい面積で取り入れます。
※テーマカラーをメインに大きく使うこともできますが、ごちゃついた感じにならないように使うのは高難度なのでここでは避けます。
 また、オタクTシャツをなじませることが主目的なので、色の主張は控えめにします。

例としてカラーパレットを作ってみました。
ベーシックカラーをどれにするか決めて、この「?」の部分に入れる差し色を選ぶと、簡単に色の合わせ方を考えることができます。

・白黒ネイビー+差し色

画像1

・白黒ベージュ+差し色

画像2

・白デニムネイビー+差し色



7:3:1の法則

色を使う面積のバランスの目安に、「7:3:1の法則」というのがあります。
例としては、上半身が7、下半身が3、差し色(靴などの小物、Tシャツのロゴ、ズボンのラインなど)が1、という感じです。
(パレット4色で作っちゃったごめんね)
ベーシックカラーで7:3を作り、そこに差し色の1を加えると、まとまりのよいコーディネートを作ることができます。

柄を使う場合は、使う箇所を1か所に限定するか、同じ布を使ってつくられたものを組み合わせた方がまとまります。
チェック柄のアイテムを複数合わせる着こなしが流行したことがありますが、上手に合わせないとスーツみたいになったり、単にごちゃついた感じになったりと高難度です。
簡単に、ちゃんとした感じにしたい、というときは、使う柄の種類はメインテーマとして1つに絞るとすっきりとまとまります。

同じ色で合わせたから完璧!・・・かと思いきや

さあ、今日は白地に青いロゴのTシャツに黒のデニム、靴と鞄は青でまとめたぞ!完璧!・・・な、はずなのに、青以外の色も使っていたときと変わらないぞ・・・?と思ったときは、青は青でもそれぞれ違う色という可能性があります。

色にはトーンというものがあります。明るいとか暗いとか、淡いとか濃いとか・・・。
紫っぽくて暗い、濃い青と、緑っぽくて明るい、薄い青と、原色の青が合わさっていると、「青」という名前であっても違う色になってしまいます。

■重力に従う
上半身に暗い色、下半身に明るい色を合わせると、重たい印象になります。
重力に従い、上半身は下半身より明るい色にするか、上半身と下半身で極端に明るさ・濃さが違わないように、重力に従うイメージで色を合わせてみてください。

3.「ちゃんとした感」のおはなし。

そもそも、「ちゃんとした感」って、どういうことでしょう。
ちゃんとした服の代表、スーツから少しずつ「ちゃんとした感」の力を抜いて、カジュアルと、ハズしアイテムのバランスがとれている状態にすると、「ちゃんとした感のある着こなし」になってきます。

スーツから少しずつ力を抜いていく?
スーツの構成要素である、以下4つのアイテムを、少しずつカジュアルなアイテムに置き換えてみましょう。
・ジャケット
・スラックス
・シャツ
・革靴
たとえば、ジャケットはそのまま、スラックスをチノパンに、シャツをTシャツに革靴はスニーカーに。
そうすると、「ビジネスカジュアル」になります。
ここでジャケットをスーツのものからよりカジュアルなものにすれば、ちゃんとした感のあるカジュアルにたどり着けます。

「ハズしアイテム」のバランス
オタクアイテムは、「ハズしアイテム」であることが多いです。
<カジュアルなアイテムの代表、シンプルなTシャツとジーンズに合わせたときに「んん??」ってなるもの→ハズしアイテム>
ハズしアイテムは、コーディネートのポイントにすることができるのですが、ハズしアイテムばかりで構成した着こなしは主役がわからなくなってしまい、「ちゃんとした感」からは遠ざかってしまいます。
アイテムは装備すれば装備するほど強くなれる気がしてしまうオタク心を抑え、ハズしアイテムを絞ることで「ちゃんとした感」が得られます。ステータスはバランスが命なのです。

また、ハズし度が高いものほど、他でカバーしなきゃいけない度合いが高くなります。
そのため、おしゃれに着やすいオタクTシャツを選ぶポイントを知っておいた方が「ちゃんとした感」のある着こなしに合わせるハードルは下げられます。
ベーシックカラーやシンプルなロゴのものであれば、ちゃんとした感のあるアイテムに合わやすいです(この記事の見出し画像のTシャツも、オタクTシャツです)。


繰り返しになりますが、

フィット感
色合わせ
アイテム自体の「ちゃんとした」感

この3つのポイントに気を付ければ、オタクTシャツの着こなしも難しくないはずです。
「理屈はわかったけど、実際何をどう組み合わせたらいいのかわからないよ・・・」
という方は、ぜひTwitter(@marukome_otome)にご相談ください!
また、「どう着こなしたらいいのかわからないオタクアイテム」の実例も募集しています。DMかリプライで画像を送っていただければ幸いです。

有料ですが、「服を買いに行く服をコーディネートする」というニッチなサービスもやっておりますのでよろしければご利用ください。

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