スマホのメモ

スマホのメモ帳に書いてたものをこちらに転載させる。

「弟よ、何もそんな顔をするなよ、と言って走って滑り台に登った。上を見上げて滑り落ちた。
そういえば、弟なんていなかったな。お月さん。
忘れたことばかり言われても、キツイだけだろ。
脇差で片腹さして、ゆっくりするか。
ザバスのシェイカーにインスタントコーヒーを作り、がぶ飲みする。
カフェインもタンパク質も筋トレにいいのだ。
グレーチングの蛇。夏の始まり。
梅雨の抜けきらぬ空気が、虫やキノコを誘い出す。変わらぬ空気によどみが生まれて、迷いが溜まる。」


私は、就活をしていない。ずっと、就活が頭のてっぺんにあって。それが不安で、逃げようとして変な態勢を取っているから具合が悪い。
夏休みは素直に喜べない。浪人時代以来、楽しくない不安な夏休みである。実家に帰らなくてはいけない。
何を話せばよいか。
最近一度、実家に帰省したのだ。それは、兄貴が海外で働くからということで、送別会を開くためだ。その時は、話題の中心は兄貴の方に向いていたからよいものの、次は俺が話題の中心になってしまう。
「就活、やってない」なんて口が裂けても言えんし、テキトーな嘘をつかなくてはいけない。
今日も何もしたくない。マイナビを開けば、現実から目をそらす。エントリーシートを書こうとすれば、手が止まり、急な焦燥感に襲われる。
負け犬ここに極まれり。

楽しいことをやってみたい。
そんなことより、定職について、こっから先は何も考えずに働けるようにしたい。
とりあえず、死ぬまで生きなくてはいけない。自分から死ぬなんてやっぱり、病気にならなくちゃできないことだ。
頑張って就活してるやつは、すげー。
俺が頑張れないことをする人はやっぱり、すげー。
家族のお荷物になりそうな男の、現実逃避のために書いた文章だ。エントリーシートを書くよりも早く書ける。
当たり前だがね。

誰か就活のやり方教えて。

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