見出し画像

酒場からのマーケット2024 6月14日

日経平均38814 NYダウ38589 wti原油78.49 ドル円157.41
前週比131 ▼209 3.14 0.68

日経平均は継続して変わらずでした。
もう1ヶ月続いています。
topixも同じくです。

重要なイベントが通過しました。
株価は変動しなかったのです。

354 96 ▼258 ▼156 94の1週間でした。
39038 39134 38879 38720 38814の推移です。

日経平均 3ケ月日足 38814円。
39000円を抜いてきたのは終値で5回、ザラ場では何回でしょうか。
上値は重たい状況です。
下値も底堅いとも言えます。

米株が史上最高値を更新続けている状況では物足りないとは言えるのでしょう。

端的に言えば海外投資投機筋が買ってきていないのです。
投資対別売買動向より。
6月▼198661
5月75473
2024年4466753
2023年3121545

2024年は半年足らずで既に2023年を抜いています。
但し足元では全く買ってきていません。
1月~4月に強烈な買いがあった事の証左なのでしょう。

それは何故なのでしょうか。
それは分かりません。
Aiアルコリズムがそうさしているのでしょう。

既に買いすぎてしまったと言うのが本音かもしれません。
今は抑えている又は別の場所に流れているのでしょう。

但し38000円台と言う値は過去の推移を見ますと。
とんでもない位置である事の認識は必要です。

それはデフレを脱却したからなのでしょう。
2023年から始まった第4次産業革命のAi革命が牽引しています。

日経平均 10年月足 38814円。
8年間のアベノミクスでは24000円を3回押し戻されました。

急上昇の後は落ち着く期間があるのは当然の事ではあります。
それがどの位続くかなのでしょう。
今後の動向に注目です。

欧州株が政治的な要因で値崩れしています。
マクロ的にこれがどの様な影響を及ぼすのかはチェック点です。

フランスcac40  3ヶ月日足 7503。
ドイツ他は示しませんが連れ安しています。

マクロンはいきなり下院を解散しました。
欧州議会の選挙結果を受けて決断しました。
オリンピック直前に驚愕の動きなのです。

市場は瞬時に動きました。
マクロンショックなのでしょう。

イタリアで行われているG7でマクロンは全くの正気だ。それは保証する。
と述べています。

ルペン氏率いる極右政党と言われる国民連合が躍進しています。

この日本語訳の極右政党と言う報道が合っているのかは存じません。
まさか街宣車での云々ではないと思うのですが。
スキンヘッドがたむろしているわけでもないでしょうに。

先進的保守政党等のネーミングはないのでしょうか。
日本では聞き流している様ですが。
こういう言葉の選択は注意とも言えます。

フランスでは急進左派のメランション氏率いる不屈のフランスを含む左派系4党も第2勢力になるかもの報道です。

7/7には選挙結果が出るとの事です。

イギリスでも7/4に総選挙が実施されます。
労働党が政権を取る可能性が出ているとの報道です。
14年続いた保守党政権の幕が閉じるとの事です。
そうなるとスナク氏は下野するのでしょう。

*様々な極端な政策が出てきています。
市場はそれを警戒しているのです。

ロシアやウクライナはどう感じているのでしょうか。

今後の動向に注意です。

SP500 1年週足 5431。
世界をけん引する米株は順調すぎる推移となっています。
どこで止まるのでしょうか。
どの様な経済指標や金融政策の発表があっても関係が無いとは言いませんが。
それには動じない動きとなっています。

買うから上がるのでしょう。
経済の先行指標と言われている株価がこの様な動きになっている事は事実なのです。

昨年11月からは3週間だけの調整とはなっています。
11/5までこの様な推移なのでしょうか。
それは言い過ぎでしょうが。

SP500 3ヶ月日足 5431。
米株主要3指数の週間の動きは。
NYダウは▼0.15%でナスダックは3.2%もSP500は1.6%の上昇でした。

ナスダックは5日連続過去最高値を更新しました。
ハイテク系が牽引しているのは間違いありません。
それはアレであるのは言うまでもありませんw。

アップルも急上昇してきました。
アイホーンにAiが搭載されます。
世界で普通に皆が買うのでしょう。
価格は高くなるのでしょうが。
単純に利益が出るのです。

今後も続々とAI投入の製品が出て来るのでしょう。
正にファンダメンタルズなのでしょう。

*最重要のイベントが目白押しの週間でした。
マーケット的に言えば必ずしも朗報とは言えない内容でした。
どちらかと言えば辛口の内容なのでしょう。

*物価は下がらず金融政策は後ずさりしたのですから。

6/12にcpiの発表がありました。
前年対比は3.3%と出てきました。
予想は3.4%でした。
値的には推移を見ましても特に変化はないのでしょう。

2024年 米国cpi消費者物価指数。
1月3.4 2月3.1 3月3.2 4月3.5 5月3.4 6月3.3% 
2023年
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7 10月3.7 11月3.2 12月3.1
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

総合の前月比は±0でした。
予想は0.1%でした。

コアの前月比は0.2%の上昇でした。
予想は0.3%でした。

コアの前年対比は3.4%でした。
予想は3.5%でした。

前月比を見てほぼ2年ぶりの低水準とテロップが並びました。
全般に予想より下回った値となりました。
過去3ヶ月のコアcpiは3.3%上昇との事です。

落ち着いているという言葉は間違ってはいませんが。
FRBの目標は2%なのですから。

1%は高いと言うのは事実なのです。
昨年7月より3%以上が続いています。

FRBはもっと早く物価が下がると考えていました。
それは叶わぬ現実となっています。

*そして同日にfomcの結果発表がありました。

金利は7会合連続の据え置きとなりました。
最終の利上げは昨年の7月です。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2024年
1月 0 3月 0 5月 0  6月 0
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0 
11月 0 12月 0
4.50%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5

今回は各委員から提出されるドットチャートが出てきました。
3ヶ月前は年内に3回の利下げが実施されるだろうが10人でした。
2回の利下げが実施されるだろうは9人でした。
2025年の中央値は3回の利下げでした。

今回は2回が8人1回が7人0回が4人となっています。
2025年の中央値は4回の利下げとなったのです。

2024年6月12日 ドットチャート。

6ヶ月前の予想はもっと違っていました。
その前もしかりです。


世界1のシンクタンクと言われているFRBは何故に毎回見誤るのでしょうか。

それを的確に示す文言を私は存じません。

毎回毎回全てのデーターを鑑みてプロフェッショナル達が予想されているのです。
物価や雇用等それらの動向を言い当てるのはかなりの難解な事なのでしょう。

*今回のパウエルの発言を抜粋して並べますと。
直近のインフレ指標は今年の早い時期より良好な内容で、我々のインフレ目標に向けて緩慢なる一段の進展が見られている。

政策が十分に景気抑制的かどうかは時間と共にに分かる様になる。

政策が景気を抑制しており我々が望むような効果をもたらしている証拠は非常に明らかだ。

インフレが持続的に2%に向かっているという確信を強めるには良好なデーターを更に目にする必要がある。

毎回同じ様な理屈がありそうで無さそうな文言なのです。
官僚系が書いた文章なのかもしれません。

それはともかく。
今回出されたドットチャートも今後どうなるのかは不明なのでしょう。
今迄が外しまくっていますので。
今回は正しいと考える方がレアーなのでしょう。

市場関係者も毎回論建をしていますが概ね外しているのです。

私の考えはインフレマインドを書いてきています。
黒田前総裁はこの感覚的な部分に悩まされたのです。

2024年の物価予想は2.6%と前回の2.4%から上方修正されました。
失業率は前回と同じ4.0%となりました。
経済成長率も前回と同じ2.1%となっています。

中立金利の話も出てきました。
前回の2.56%から2.75%に上方修正されています。
これは景気を熱し冷やしもしないと言う概念です。
これは学会も含めまして侃々諤々の論争があるそうです。
私レベルではスルーとなります。

今後の動向に注目です。


これらを受けまして米債はどうなったのでしょうか。
米国10年債 3ヶ月日足 4.211%。
前週は4.433%でした。
2年債は4.707%となっています。
前週は4.889%でした。

長短共に大きく金利は下がりました。
これは何故なのかは分かりません。
利下げが後ずさりと出てきたのに金利は下がったのです。
前週の雇用統計で上がり過ぎたのでかもしれません。

ドットチャート上の2025年・2026年を見たのかもしれません。
とにかく金利が下がったのは朗報なのでしょう。

米国10年債 2年週足 4.221%。
レンジ内と言えばレンジ内となります。

ドル円 3ヶ月日足 157.41円。
米金利は下がりましたが円安に振れた週間でした。
0.68円ですが。
欧州の影響はあるのでしょう。
米ドル一強の動きが出ています。


日本10年債 3ヶ月日足 0.932%。
週間の閉めは日銀会合でした。
日銀は予想通り何も変更はありませんでした。

3月に17年ぶりの利上げを行いました。
0%から0.1%程度で推移するように促しています。

次の利上げがいつになるのかは誰にも不明なのでしょう。
思い付きの月日を発信している方も散見されますが。
根拠など何もないと思います。

週間の利回り低下は米国に準じたのでしょう。

*そもそも金利を上げると言う理由が乏しいのでしょう。
それをわざわざするのかとも言えるのです。
植田総裁はデータしだいとも話されています。
これは当たり前の話です。



但し観測報道の通りに。
7月からは国債の買い入れを月間6兆円から5兆円に減額する方針と出ています。
これも各方面との意見収集や調整を行い次回会合で決定するとの事です。

現在日銀は590兆円の国債を保有しています。
これは全体の約半分との事です。
1兆円の減額でこの割合が変わる事は無いのでしょう。

ちなみに米国は21%でイギリスは31%との事です。

こういう国であることの認識は必要です。
国の借金を中央銀行が買ってきたという事です。
お金を刷ってきたという事です。
それを世間に放出し暮らしてきたとも言えます。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは特にありません。
重要なイベントが終わったのです。
それの結果を受けての第一インパクトがありました。
方向感が変わると言う事はないのでしょう。

今週の様に金利が落ち着いた動きとなれば。
株式マーケットには朗報ではあるのでしょう。

需要と供給はいつもの事です。

上段の欧州が気になる所ではあります。
政治マターですので不確実性は否めません。

トランプは78才となりました。
怪気炎は続いています。
エンターテインメントの粋を極めています。
みんなが大笑いしていますから面白い事を言っているのでしょう。
稀有な存在であるのは間違いないようです。

笑いを取るというのはコミニケーションでは必要な事なのでしょう。
政治家が言っても当然いいわけです。
日本は直ぐに目くじらを立てて突っ込みますから。
住みにくい社会になったもんです。

完全にすべりましたが。
ガースーです。とまた言ってもらいたいもんですw。

cme日経先物は▼359円の38455円となっています。


日経平均 3ヶ月日足 38814円。

どうなるのでしょうか。
注目です。






文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。