酒場からのマーケット2023 11月24日
日経平均33625 NYダウ35390 wti原油75.17 ドル円149.48
前週比40 443 ▼0.69 ▼0.17
日経平均は変わらずでした。
3週間で2700円も上昇した後にやっと落ち着きました。
▼197 ▼33 97 173の1週間でした。
33388 33354 33451 33625の推移です。
米国が感謝祭でこちらが勤労感謝の日となりまして薄商いの展開でした。
日経平均 33625円。
但しザラ場では月曜日と金曜日に年初来高値の7/3に付けた33753円を抜いて押し戻されました。
この値を終値で抜ければ34000円が見えてきます。
足元の流れで言えば一瞬で抜いてしまうかもしれません。
11月最終週は年間でも数少ない上昇する週間とは言われています。
中間配当の7兆円が次々と振り込まれてくる期間でもあります。
前期は6.5兆円と解説がありました。
株式への再投資が行われるのです。
ドル円 149.48円。
謎の円高?とも言われた週間でした。
週末には行って来いとなっています。
積み上がり過ぎた円売りのロングポジションの巻き戻しである。
との解説でした。
先物市場で13万枚の1兆6000億円もあったとの事でした。
10万枚推移より増えていたとの事です。
これが本当の原因なのかは分かりません。
謎の円高で自動車系を筆頭に輸出業界は下落しました。
ニトリをはじめ輸入系は上昇したのです。
日本市場は円安効果である証左でしょう。
ドル円の売買は1日100兆円程度との事です。
単位が大きすぎてよく分かりません。
全為替の取引は1日1000兆円を超えるとの事です。
ユーロドルの取引が6割程となっています。
東証の売買が1日3兆円~4兆円ですので単位が違うとも言えます。
為替市場は実需の貿易が関わりますので株式とは違うのでしょう。
とにかく世界では知らないうちにこれだけのお金が動いているのです。
日経平均の動きなど世界のそれらがちょっとでも買いや売りに傾けば
理屈なくの動きになるのかもしれません。
ドル円 3年月足 149.48円。
2021年1月は100円でした。
2022年10月は150円でした。
2022年3月から利上げが始まりました。
2022年は4.75%上昇させました。
2023年は0.75%上昇させました。
上記チャートより日本だけの事情を書けば。
昨年10月の3回目の為替介入が急激な円高を誘導させたのでしょう。
12月のイールドカーブ0.5%への変更も影響したのでしょう。
当局の動きで短期間にこれだけ動いた訳です。
ドル円は20円動きました。
日銀が今後どう動くのかは不明です。
植田総裁は賃上げを確認してからと発言しています。
来年の賃上げは今年よりは上がるのでしょう。
国策で動いているのですから。
チェック点はこれをいつから市場は織り込むのかです。
まずの警戒は12/19の金融政策決定会合とも言えます。
年内は無風なのか来年早々に動くのか?。
前回10末のイールドカーブ1%めどにの変更も唐突でした。
週末に発表があった日本のcpiは2.9%でした。
4ヶ月ぶりに拡大しました。
米国は3.2%でしたから単年度だけを見れば近づいています。
政府はこの物価高をどう考えているのでしょうか。
多分心情的にきついであろう岸田首相の心の底は知る由もありませんが。
*どうも目先で動くような感じもします。
そういう傾向が今までも数々と出ているのです。
もう円高に誘導しようよ。
どう考えてもいけないだろう。
日銀に動いてもらおうよ。
こちらがするんじゃないんだから。
矛先はあちらだよ。
どうせ、いずれはするんだろう。
何か月先にしても同じじゃないか。
首相財政の事は?。
金利が上がりますと1300兆円の国債利払いが。
そんな事は分かっているよ。
俺がこんな事にしたんじゃないんだよ。
植田さんに言ってみよう。
彼は学者肌なんだから。
政治とはかけ離れているよ。
財務省や日銀プロパーではこうはいかないけれど。
それで選んだんだから。
もうこの金融政策は詰んでいると君も言ってたじゃないか。
こんな事は理屈的に誰でも知っている事だよ。
全ては金利差なんだろう。
だいたい投機筋より売られ過ぎだよ。
日本は大バーゲンだよ。
彼らは大儲けしているんじゃないの。
企業の想定レートは130円~なんだろう。
それが計画なんだから。
それでいいじゃないか。
ちょっと動かせば20円位動くんだろう。
それで又考えようよ。
物価を抑えないともうもたないよ。
財政の事は先の長い話だよ。
今回も借金は増やしたし。
今しかないよ今だよ。
タイミングが最重要だよ。
これが政治なんだよ。
というような話が出ているのかもしれませんw。
今後の動向に注目です。
更に全般的にですが。
今までの宏池会の考え方とは大きく違うのでは。
と思うのは私だけではないのでしょう。
岸田さんはどういう哲学なのでしょうか。
もうひとつ踏み込めば。
投資と声高に言っているけれど。
彼は以前より1株も保有していない事は公然の事実なんです。
投資には関心がなかった証左です。
かつての海部さんの様な政権運営なのでしょうか。
*注目のエヌビディアの決算がありました。
4半期の売上高は181億ドルと出てきました。
前四半期より34%も増加する驚愕の内容でした。
前年対比では3倍も上がっているとの事です。
生成aiの需要が半端がない証左です。
社会にチャットGPTが蔓延しています。
そして世界のデータセンターの全てが求めているのでしょう。
時価総額は180兆円となっています。
ちなみにトヨタは45兆円です。
フルスロットル状態が続いているとの解説です。
GPUとCPUの違いもよく分かりませんが。
同社の画像処理半導体のシェアーは80%以上あるとの事です。
世界で1強です。
これはゲームから始まり仮想通貨のマイニングに使われた様です。
エヌビディア 477.76ドル。
決算を受けて株価は下落しました。
急上昇しすぎていたのでしょう。
天邪鬼な所なのです。
シェアーが20%ある中国への売り上げが政治状況により減少するとの解説でした。
株価は年間で249%上昇しているとの事です。
これだけの時価総額がある企業がです。
これが2023年の米株ハイテク上昇の1つの要因でもあるのでしょう。
即ち日本株上昇の要因とも言えます。
厳密に言えば汎用半導体とは違うのですが。
そんな事は関係はないのでしょう。
今後の動向に注目です。
*米国金利はほぼ変化が無い週間でした。
米国10年債 4.472%。
前週は4.439%でした。
2年債は4.955%です。
前週は4.894%でした。
年末にどのような値になるのかは不明なのでしょう。
2年と10年の差異は又逆イールドが広がりました。
4.955-4.472=0.483。
10月後半には近づいたのです。
*この5%は16年ぶりの高値と報道が出たのは記憶に新しい所です。
様々な要件の元に国債が売られました。
それが何故好転したのかは。
米国の財政が良くなったわけではないのでしょう。
国債はまだまだ発行されます。
まだつなぎ予算の範疇です。
格下げが戻った訳でもありません。
FRBは金融縮小中です。
新発債に人気はありません。
需給の損得で誰かが買ったのでしょう。
*更に買うかもしれませんし売るかもしれません。
言えるのは中国はもう買わないと思います。
日本は売りませんが。
今後の動向に注目です。
SP500 4559。
こちらも年初来高値に近づいてきました。
急上昇しています。
よくこの金利でここ迄上がるかなとは思います。
関係がない地合いなのでしょう。
更に1%上昇の週間でした。
2022年の1月の値はまだ上であります。
日経平均 33625円。
日経平均は遥か上を走っています。
*来週のマーケットは11月最終週となります。
この驚愕の戻しで更に年初来高値を抜くのかは目前の所迄きています。
来週は上段に書きました上昇アノマリーの週間ともなります。
ブラックフライデーとサイバーマンデーの値には注目でしょう。
ドル円にも注目です。
cme日経先物は119円高の33745円となっています。
どうなるでしょうか。
注目です。
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