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酒場からのマーケット2023 8月18日

日経平均31450 NYダウ34500 wti原油81.40 ドル円145.37
前週比▼1023 ▼781 ▼1.64 0.42

日経平均は大幅下落しました。
3.15%の下落でした。
別段日本で悪材料が出た訳ではありません。
台風が来たお盆休みだったのです。

▼413 178 ▼492 ▼140 ▼175の1週間でした。
32059 32238 31766 31626 31450の推移です。

何故これだけの下落があったのでしょうか。
海外投機筋が売ってきたのでしょう。
これは投資対売買状況でいずれ分かります。

4月1000円 5月2300円 6月2000円 7月0円。
これが10年ぶりの暴騰であり33年ぶりの高値というのは何回も書いています。
上段チャートを見て頂ければ一目瞭然です。
3ヶ月で海外勢が7兆1000億円も買ってきた結果です。

これには様々な要因が挙げられていました。
ここでは列記しませんが抽象的な内容であった事は否めません。
日本企業も成長著しい業績への復活か。
とまで言われていました。

東証マザーズ指数 714.39。
言わずと知れた新興成長銘柄指数です。
昨年12/26に701.14ポイントとなっています。

今後どうなるか等わかりません。
センチメント的には厳しいのでしょう。
高値掴みの方々は耐え忍ぶ所です。

中国の要因が注目された週間でした。
広大社の破産申請はトピックとなっています。
これは株価が下落したからでしょう。
中国リスクは今に始まった訳ではありません。
今までは完全にスルーされてきたのです。
市場関係者は重々知っている事です。

こういう需給では悪材料が注目されます。
怖いのはいきなり投げた場面でしょう。
Ai君が決めるのです。

今後の動向に注目です。


*マクロ経済では米国金利の動向が重要であるのは間違いありません。
米国10年債 4.251%。
前週は4.158%でした。
8/17には4.328%となっています。
2年債は4.943%でした。
前週は4.892%です。

米国10年債 週足 4.251%。
何回も示していますが昨年10/17の4.338%がチェック点です。

この10年間の金利は市場が決めています。
当然様々な要因での取引となるのでしょう。

住宅ローンは7.53%との報道です。

2年債はFFレート5.5%に近づくのが教科書と言われています。


*ここでは8/1に突然行われたフィッチ社の格下げを再度取り上げておきます。
以下は8/1に酒マーで記載した内容です。
コピーしておきます。

市場関係者から、これは分かっていた事であり軽微であるが大半の言及でした。
今もまだそう言う感じではあります。

*フィッチレーディング社はどの様な内容で米国債の格下げを実施したのでしょうか。
1点目。
米国の財政赤字は2022年は3.7%で2023年は6.3%となり2025年には6.9%に拡大するとの事です。

今後3年間の財政悪化を提言しています。
2点目。
一般政府債務残高においては2023年にGDP比112%と2020年の122%から減少しているものの2019年の100%を大幅に上回っているとの事です。
過去20年間の他のAAA格付国の債務残高の平均39.3%を大幅に上回っている事を挙げています。

高水準かつ増大する一般政府債務残高を提言しています。
3点目。
度重なる債務上限問題での膠着と土壇場での解決を伝えています。
ガバナンスの低下を挙げています。

米国債の格付変更は2011年8月2日にさかのぼります。
オバマ大統領の12年前です。
日付がほぼ同じ所が興味深い所です。
今回の理由と同じく債務上限問題にての変更だったのです。
S&P社が米国債をAAAからAA+に引き下げました。

**NYダウは2ヶ月で16%下落し日経平均は同じく11%下落しました。

以上がコピーです。


米国債は8/1から売られています。
信用が落ちたからが大きな要因と見るのが普通だと思います。
市場ではそういう言及はありませんが?。

長期債は2年債4.943%がもし下がってくれば、それを抜いてくる事もあるのかもしれません。
そもそもは長い年月の方が高い金利になるのが理屈です。
急激な利上げでおかしくなっているのでしょう。
逆イールドに慣れてしまっている所はあります。

今後の動向に注目です。


*日本の金利も見ておきましょう。
日本10年債 0.618%。
日銀は投機的と見ていないのか臨時国債オペはされていません。
前週に書きましたが高度の政治的判断が働いていると感じます?。

*20年国債入札で生じた36年ぶりの結果の原因は何なのか。
というコラムがありました。

日本の10年金利は管制的に抑えられていたのは言わずと知れた所です。

7/28の突然の変更でそれが柔軟的となりました。
7年ぶりに一応フリーとなったのです。

すると市場はどの程度の値が整合性となるのかを試すのでしょう。
それに向かって動くわけです。
日銀がいきなり臨時国債オペを打ちましたから、出鼻をくじかれましたが。

日本30年債は1.63%となっています。
これは以前より市場が決めていました。
日本10年債は0.618%です。

1.63-0.618=1.012となっています。
これが差異の値となります。

これの算数は以前も書きました。

米国30年債4.375%。
米国10年債4.251%。
4.375-4.251=0.124となっています。

ドイツ30年債2.72%
ドイツ10年債2.622%
2.72-2.622=0.098となっています。

欧米は以前より市場が決めています。

何が正しいのかは分かりませんが。
仮説をしますと欧米は10年と30年の差異は近似値です。

そうなると日本の10年債は30年債の1.63%に近づいても何ら不思議ではありません。
植田総裁は1%迄は届かないだろうと言及しています。
こんな算数位知っているのでしょう。
さりげなく牽制していたのではないでしょうか。

今後の動向に注目です。


*諸々を受けてドル円はどうなっているのでしょうか。
ドル円 145.37円。
週間では146.56迄円安に振れました。

8/15鈴木財務相、神田財務官よりいつもの口先介入が出ています。
何か絶対的な水準があって、それを超えたから防衛する為にやるという事ではなくボラティリティーの問題であると説明しています。

市場では昨年9/22、10/21等の言葉尻を研究している様ですw。

これは全くの不明事項ですので難解です。
ドル円 週足 145.37円。
昨年10/17に151.94円を付けています。

そもそも日本は鉄板のマイナス0.1%ですので誰もが金利面からは円安方向というのは分かる所でしょう。

8/18に消費者物価指数の発表がありました。
前年同月比.3.1%と出てきました。
前月の3.3%から伸びは縮小しました。
23ヶ月連続で前年の同じ月を上回りました。
3%を上回るのは11ヶ月連続との事です。

生鮮食料品を除く食品は9.2%上昇しました。
トイレットペーパーが14.8%上昇と出ています。

スーパーに行くたびにガソリンを入れるたびに溜息の毎日は変わっていません。
市井の人々の一般的な感情でしょう。

サラダが油高すぎるわ。
唐揚げは儲かりません✖。


GDPが四半期1.5%と出てきました。
予想は0.8%でした。
年率換算で6%と驚異の値となっています。
但し個人消費はマイナス▼0.5%となっています。

政府はどう感じているのでしょうか。

今後の動向に注目です。


*週間の米株は世界の景気敏感株と言われている日本市場よりは軽微の下落でした。
主要3指数は2%程度の下落でした。

NYダウ 34500ドル。

ナスダック 13290。

SP500 4369。

普通に見て8月より下落しているのでしょう。
ファンダメンタルズではなく金利面であるのは明らかです。

*ある意味理屈的な動きをしているとも言えます。

更に欧州株も張り付けておきます。
イギリスFT100 7262。

ドイツDAX 15574。

先進国はおおむね米国と同様の展開です。
世界同時に株安となっています。

リスク市場からマネーが逃げているのです。


足元では今後も米国の金利の動向を見ていくのでしょう。

米国はお金がいるのです。
そういう体質なのでしょう。
債務上限問題で右往左往した訳です。

更に国債の利払い額は金利と共に上昇しているのです。

ドルがまだ買われているだけでもましとも言えます?。

今後の動向に注目です。


金ゴールド 1918。
商品系
を書けば1000文字もいるでしょうから割愛します。
金利に連動していると言えるのでしょう。



*来週のマーケットはジャクソンフォールが注目です。

議題はグローバル経済の構造的シフトとなっています。

自然利子率が議題になるのではないかとの解説です。

自然利子率とは景気やインフレを加速も減速もさせない需給が拮抗する実質金利との事です。

米国ではこの自然利子率は0.5%と試算されています。
これにインフレ目標の2%をたした2.5%が中立金利となっています。

これは長期のFFレートとも言われています。

現在はインフレを抑える為にFFレートは5.5%となっています。

この自然利子率を上げると言う議論が出ているそうです。

それが上げられれば全てが上がってくると言うのです。

まあよくわかりませんが。

プロフェッショナル達はテクニカルに議論をするのでしょう。

そういうシンポジウムなのです。

市場ではパウエルの25日23時の公演に注目となっています。

昨年は8分間だけの言いっぱなしの内容で市場は大騒ぎとなったのです。
今回は利上げの最終局面ですから、波乱はないと思うのですが。

これを警戒しながらは動くのでしょう。
需給が悪い場面ですから。

植田総裁も公演を行います。
個人的には7/28のサプライズ変更の2週間前の公演で、その様な事は全く考えていない旨の内容でしたので信用はならないのでしょう。
一般論的な言質と見るべきです。

エヌビディアの決算が23日にあります。
生成AIの雄ですので注目です。


世界のマーケットは調整局面でどうなるのかに注目が集まるでしょう。
中国からの発信には注意が続くと予想できます。
私は先週中国の事は書きましたので割愛します。

経済指標は別段大きな内容はない週間とはなります。

但しそこを突いてくるのも市場ではあります。

日経平均 31450円。
円安で大幅下落した週間でした。
相関が連動していない珍しい週間でした。

もし円高に振れていれば・・・・。

cme日経先物は34円高の31485円となっています。

どうなるでしょうか。
注目です。





文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。