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酒場からのマーケット2024 1月19日

日経平均35963 NYダウ37863 wti原油73.43 ドル円148.13
前週比386 271 0.67 3.26

日経平均は更に1%の上昇でした。
前週の謎と言っては語弊がありますが。
2200円もの急上昇からは凹みませんでした。

売場高も4兆円を越えており大商いが続いています。
ザラ場では上下600円700円と売り買い交錯の展開です。
活気づいていると言えるのでしょう。

世界が関心を持っている市場との報道も出ています。

324 ▼282 ▼141 ▼11 497の1週間でした。
35901 35619 35477 35466 35963の推移です。

日経平均 3ヶ月日足 35963円。
2ヶ月間揉み合いの後に何の前触れもなく急騰しました。

投資対売買動向より。
前週はやはり外国人投機筋の買い越が異常に膨らんでいました。
日経平均ベースでは4日間9557万円の買い越しとなっていました。
個人は1兆69万円の売り越しでした。
個人投資家はキッチリ利益を確定している事が読み取れます。

新ニーサの影響と言う話は違うとは言いませんが。
この内容では読み取れませんでした。

私は海外勢は中東方面ではと前週に書きました。
中国からの影響があった事には驚きました。
チャイナAMC野村日経225という商品が記録的な規模に膨らんでいるとの事です。
リスクをめぐり警笛が鳴らされて取引を一時停止したとの報道です。
1日の売買額が980億円?と報道では出ています。
海外株を買えない中国勢が殺到しているとの解説です。
但しこういう資金は足の速いお金という警戒は必要でしょう。

上海総合 1年日足 2832。
中国株はこの状態ですから。
どこかに資金を移したいのでしょう。
中国当局は株価の下落を抑える為なのか。
禁じ手とも言える空売り規制をかけています。
韓国も同様なのですが。

海外勢の動向は引き続き注目です。


*今週は為替が大きく動いた週間でもありました。
円安に振れました。
クロス円を見ても独歩安とも言えます。

ドル円 10日時間足 148.13ドル。
鈴木財務相からは注視していると言うコメントが出ています。
株式市場には朗報ですが輸入物価には良くないのでしょう。

ドル円 2年週足 148.63ドル。
ドル円は11月中旬より年末にかけて円高方向でした。
年初も引き続きという市場関係者の予想は覆されています。

*日米金利差が主な要因なのでしょう。

震災で円が売られた。
という報道が出ています。
震災でと簡単に言いますが。
過去の事例ではどう動いたのか。
というレポートが出ていました。
本当はどうなのでしょうか。

これで日銀の金融政策が云々と言うのも。
当たっている様でこじつけの様な感じもします。

米国10年債 1年週足  4.130%。
前週は3.939%でした。
2年債は4.389%となっています。
前週は4.146%でした。
長短とも金利が上昇しました。

米国の金融事情はFRBと市場に大きく齟齬が出ていますので。
はっきり言ってどうなるのかは不明と思います。

市場は3月の利下げがまだ50%もあると出ているのです。
FRB高官達からは。
それはないと言っているのに近いニュアンスが目白押しです。

普通であれば金融当局が正しいのでしょう。

但しコメントの変更は日常茶飯事ですし。
そもそもパウエルは2週間で言葉を豹変するのですから。
3ヶ月前に出している予想を覆しているのもFRBなのです。

私は2%の物価目標と言うのならば。
それは普通にないというしかありません。
データ次第と言っているのですから。

cpiが3%台で利下げをするのでしょうか。
市場は何故そう思うのでしょうか。

それは存じません。


10年債に関して言えば。
10年債が買われてきた時のMMF等々の内容が反転したのでしょうか。
需給の投機が動かしている様な感じがするのですが。

今後の動向に注目です。


*米株は又動機付きました。
これはハイテク系の決算においてですからファンダメンタルズです。
経済の基礎的条件です。

TMSCの決算がありました。
足元では14年ぶりの減収でした。
今後の予想が増加するという内容にマーケットは動いたのです。
同社の株価は9%もの上昇です。
大型株でこの上昇幅は影響があるのでしょう。

これを受けて連想的にハイテク銘柄が急上昇しました。
週末の日本株もその影響が出たのです。

SP500 1年週足 4839。
9連騰の後1回休んで又上昇しています。
2022年1月に付けた史上最高値を更新しました。
NYダウも同じくです。
週間では
NYダウは0.72% SP500は1.17%、ナスダック100は2.86%の上昇でした。
2024年は1月のアノマリーとは違うのでしょうか。

*金利高での株高というのは強い相場なのでしょう。
徐々に徐々に上昇しても不思議ではありません。


日本株の急騰はやりすぎとは思いますが。
仕手っぽい動きは否めません。
日経平均 ボリンジャ- 移動平均線 価格帯別 35963円。

解説がありましたので。
一般的なテクニカルの見方を書いておきます。

サイコロジカルラインは75%で買われ過ぎ25%なら売られ過ぎ。
RSIは+80以上で買われ過ぎ-80以下で売られ過ぎ。
ボリンジャーバンドは+2シグマで買われ過ぎ-2シグマで売られ過ぎ。
ストキャスティクスは80%以上で買われ過ぎ20%以下で売られ過ぎ。
騰落レシオは120%で買われ過ぎ70%は売られ過ぎ。
25日線乖離率は5%以上は買われ過ぎ5%以下は売られ過ぎ。
価格帯別では真空地帯がある。

更に多くの見方はあります。

それらを駆使して取引をされている御仁もおられるのでしょう。
当然Aiプログラムにはもっと高度なシステムが入っているのでしょう。

個別銘柄も当然それらを見て取引をしているのです。

*これらは今までの経験則での諸々なのです。

但しトレンドが出ている場合は。
無視される事も多々ある事はこの世界です。

理屈を超越する場面なのでしょう。

日本株は今はそういう場面なのかもしれません。
インデックスの空中戦はすさまじい限りです。
だましと言うのも相場の世界ですが。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは日銀金融政策決定会合が注目です。

植田日銀は年末に完全な封印の動きでした。
0.1%を動かせないのです。
FRBは5%以上動かしたのですから。

今回も現状維持はもちろんの事。
総裁のコメントで市場に影響が出る事はさせないのでしょう。

そもそも予算を通さなければなりませんから。
政治は綱渡り状態なのです。
岸田さんも名門宏池会の解散ですから。
驚きました。

もしもですが。
先のチャレンジング発言の様な事があれば大騒動なのでしょう。

注目です。


日本と言う国は新興国は別としまして違う国としか言えないのでしょう。

30年のデフレを経験したという世界で類を見ない国なのです。

市井の人々も価格が上がり賃金も上がるという事に対して
不信というのか慣れていないのかもしれません。

以前の価格や賃金が頭にこびりついているのです。
それを30年もやってきたのですから。

*金融政策も慎重なのでしょう。

先に経済が動いているのは事実です。

展望レポートが出てきます。
物価の下方修正が報じられました。

日本10年債 10年月足 0.670%。
10年国債の金利は無い様なといっては語弊がありますが。
これは1年ではなく10年間の金利ですから。
借りている方はいいのでしょう。
借りているのは国債ですので国なのです。
国債を買って貸している方はもっと欲しいのかもしれません。
デフレからの脱却でインフレになれば金利は付くのでしょう。

上段の米国10年債と比較してもいいのかもしれません。
これが正に金利差ですから。

ここは難解なのでしょう。


誠に勝手な読みですが。
0.1%だけは春闘後には上げるのでしょう。
その後は永遠の0ではないでしょうか。

いつも書いています。
こちらにはこちらの事情があるんだよ。
金利の支払いがあるんだから。

全くざっくりですが。
1300兆円の1%は13兆円です。
消費税の5%が金利の支払いと同じ金額なのです。

プライマリーバランスがプラスになる迄まって頂戴。
人口減少と高齢化は続き成長は緩やかなのだから。

あちらが利下げをしてくれば為替は元に戻ってくるんでしょ。
という感じです。

注目です。

米国からは個別決算が目白押しとなってきます。
TMSCの様な事もあるでしょうし。
連れ高している銘柄の逆もあるのでしょう。
注目です。

cme日経先物は291円高の36255円となっています。

日経平均 3ヶ月日足 35963円

どうなるでしょうか。
注目です。











文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。