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酒場からのマーケット2023 2月3日

日経平均27509 NYダウ33926 wti原油73.23 ドル円131.19
前週比127 ▼52 ▼6.15 1.39

日経平均は変わらずでした。
重要なイベントがありサプライズな内容もあったのですが上記のチャートの如く横一線な動きです。
日中幅も少ない週間でした。
51 ▼106 20 55 107の1週間でした。
27433 27327 27346 27402 27509の推移です。
 

下記のNYダウは日中の幅は出ていますが同じく変わらずでした。
日経平均はNYダウと同じ様な動きとなっています。
ちなみに昨年末の値は
日経平均26094 NYダウ33147 wti原油80.44 ドル円131.10
となっています。

NYダウ 33926。

*2/1FOMCでは予想通りに0.25%の利上げとなりました。
FFレートは4.5%~4.75%となりました。

2022年 fomc金利推移
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.25%~4.5%。

パウエルはディスインフレという言葉を何回も発言しました。
タカ派姿勢を見せなかったとの受け止めで米株は値を戻しました。
ここは言葉のあやというのか、警戒して下げていた先物が買い戻されたのが本筋と思うのですが、そういう解説になっています。

内容的には以前より発信している事なのでしょう。
今後継続的な引き上げが適切と前月迄の表現を維持しました。
深刻な景気悪化をまねかずインフレ鈍化が進んでいる。
これまでのインフレ鈍化が労働市場の弱含みという代償を伴わないでいる事は良いことだ。
年内の利下げは適切でない。

今後3月と5月に0.25%づつ利上げを行うとの示唆が出ています。
FFレートレートは5.25%になるという事です。
これは前回12/14FOMC時のドットチャート上とほぼ同じとなります。

FRBと市場とは齟齬が出ています。
市場は年内利下げですから。
この2/1時点での各年限の債券利回りが表しています。

米国10年債利回り 3.519%

チャートを見て頂ければ分かりますが2/1fomcでは金利が下がっています。
但し2/3には大幅急上昇しています。
10年債は前週3.507%でした。
週間では誤差の範囲です。

2年債は4.287%で前週は4.201%です。
教科書通りならば4.75%に近づくのでしょうか。


*2/3米国1月度雇用統計の発表がありました。

517000人の増加と出てきました。
予想は18万人でした。
失業率は3.4%です。
1969年以来53年ぶりの低水準との解説です。
平均時給は0.3%増加していました。
昨年比では4.4%の上昇との事です。
誰もが予想していなかった驚愕の強さだったのです。

各エコノミストから様々な論建が出ています。

バイデンは米経済の強さを示していると発信し、インフレの伸びの鈍化は継続し実質賃金は上昇していると強調しました。

但し雇用統計は単月ではぶれやすい指標である事の認識は必要です。

今後の動向に注目です。


同日後に発表されたism非製造業景気指数は55.2という値が出てきました。
ismの値は2020年半ばの値との解説です。

市場はFRBが言う年内利下げが無いという方向に傾いているとの発信が出ています。

個人的には昨年の大寒波の影響で単月の齟齬が出ているのではと感じています。
以前にも書きましたが、あれだけの絵柄の時に買い物や就職と言ってもどうなのでしょうか。
それが1月に流れたのではないでしょうか。
これは勝手な憶測ですが。

*とにかく米国は大揺れに揺れた週間だったのです。
チャートの如く10年債は2/3に大幅上昇したのです。

ドル円 131.19円。
足元では日米金利差により円安に振れています。

日本10年債利回り 0.482%。
こちらは0.5%近辺で張り付きでしょう。


*一連の動きは材料出尽くしとはならず非常に難解な展開です。
結局どういう事になるのかという事です。
市場はどういう方向に動くのかという点です。
初動は2/13月曜日の米株の動向でしょう。

景気が良ければ金利が上がり景気が悪ければ金利が下がるのか?。
米国金利安でグロースが上がり金利高でグロースが下がります。
日本のマーケットは円高で下がり円安で上がるのでしょう。

また2/14米国消費者物価指数がチェックであるのは間違いありません。
それ迄は思惑優先でマーケットは動くのでしょう。

最大注目です。


*ナスダック市場は完全に違う動きとは感じます。

ナスダック 12006。
昨年末は10466ポイントでした。
1540の上昇は14.7%となります。
これは需給と地合いとしか考えられません。

週間でメタ・アップル・グーグル・アマゾンと決算が出そろいました。
地合いが悪かったら、何処迄凹むのかという悪材料でした。
きっちり減収減益と業績は出ていたのです。

ナスダック 週足 12006。

長いレンジではこうなっています。

思い返せば昨年8月に日経平均は29000円を抜いた場面が思い出されます。
不明な株高は実際にあるのです。
その後には答えが出ていますが。
ここは神のみぞという話になってきます。

事実的に政策金利は上がっている訳です。
まだ上昇するのです。

今後の動向に注目です。

*朗報と言えば1/31発表のIMFよりの世界経済見通しです。
2023年       2024年
世界 2.9 0.2   3.01 ▼0.1
米国 1.4 0.4           1.0      ▼0.2
ユーロ0.7 0.2   1.6      ▼0.2
日本 1.8 0.2   0.9      ▼0.4
中国 5.2 0.8   4.5       0

世界全体の成長率は3ヶ月前より0.2ポイント上昇修正さしてきました。
上方修正は1年ぶりとの事です
主な要因は中国政府のゼロコロナ政策の終了との事です。
各国の金融引き締めによりインフレピークを越えた為との分析です。

ウクライナの懸念は残るとしました。

中国の不動産部門は不安材料との解説がありました。
世界のインフレ率は2022年8.8% 2023年6.6% 2024年4.3%に減速するという見通しとの事です。

来年の事はまだ先の事ですから不明でしょうが、とにかく2023年は上昇させてきました。

2023年はまだ2月ですからこれからの動きなのでしょう。
成長鈍化が収まるのか、一旦凹んでから上昇するのかは不明です。
随時の経済指標を見ていく事になります。
注目です。

*中国のチャートを張り付けておきます。

上海総合指数 3263。

0コロナ政策の転換がマーケットを動かしています。
各経済指標も筋目の50を上回っています。
欧州株はこちらに引っ張られている感じはします。

但し秘密の国だけに楽観は禁物でしょう。
気球騒ぎの本筋は不明ですが、米中の対立は続くのでしょう。

2/4政府は半導体輸出規制を米国とオランダに歩調を合わせる事を確認し、輸出規制を今春にも実施する方針を固めました。
該当する半導体製造装置関連企業は、どの様な影響が出るのかにも注目となります。
それに対する報復は想定されるでしょう。
何が出てくるのでしょうか。
注意です。


*来週のマーケットは強烈な雇用統計を受けてFRB高官からどの様な発信が出るのかにまず注目でしょう。

昨年1年を通してインフレの動向を完全に見誤ったFRBが、また同じ轍を踏むのか、どうなのかです。
懸念は原材料費の再高騰だったのが賃金インフレもおさまってないという事実をです。
市場では2/14の消費者物価指数に向けて様々な憶測が飛ぶのでしょう。
警戒はすると思います。

日本からは2/10日銀総裁人事でしょう。
これは世界が注目しています。
政策的には徐々にの変更とは見ていますが、いきなりの12/20があった訳ですから思惑は先行するのでしょう。

1/30令和臨調からは日本銀行に対して新たな提言を発信しました。
大規模な金融政策の限界に対して金利機能の回復と国債市場の正常化を図るよう求めています。
危機的な事態に陥る前に政策の転換が必要不可欠であるという内容です。

これは外堀からなのでしょう。
誰が総裁・副総裁になってもこの方向で進むのではが感じられます。

積みあがったETFをどうするのでしょうか。
時価総額48兆円で全体の7%に当たるとの解説です。
日銀が世界最大の日本株保有者なのです。
市場では売らない株主と言う事で今まで安心だったのですが。
新体制では様々な議論が出てくるのでしょう。

又利子がつかなくても、お上がやっている事に何も不満を言わない国民性がありますが、そもそもはどうなのかという点です。
政府には文句多しですが何故か金融行政にはスルーとなっています。

これは難解中の難解になります。
1005兆円の借金が今あるのですから。
これの金利負担が大問題です。
50年債100年債でも作って借り換えなのでしょうか。
注目です。


決算は続きます。
トヨタとソフトバンクGが出てきます。
ソフトバンクGは毎回の注目となります。
投資会社ですから上下が激しすぎますので。
10月~12月は全体的と相関していけない感じはします。
但し市場は先を見ますので。

ソフトバンクG 6328円

日経cme日経先物は円安に振れたので115円高の27625円となっています。

週末はSQとなります。

どうでもよい私の話は、何も考えずにラジオ解説を鵜吞みにして買った東電が決算もひどく最悪です。
8月に買っているんですから。
どうしようかな。
東京電力ホールディングス 447円。

どうなるでしょうか。
注目です。

文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。