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酒場からのマーケット2024 2月9日

日経平均36897 NYダウ38671 wti原油76.60 ドル円149.25
前週比739 17 4.39 0.9

日経平均は大幅高しました。
よもやの2%の上昇です。
水曜日には36000円割れを注意していたのです。

2/9はSQ特別清算日でした。
SQ値は37018円でした。
SQ値は毎月1000円ずつ上昇しています。
来月は38000円となるのでしょうか?。

34年ぶりというフレーズがメディアを賑わせました。
ザラ場では37278円を付けています。

2/8 2/9の日経平均的にはソフトバンクGの影響が大きいのでしょう。
そして2/8内田副総裁発言では10時未明あたりからの500円上げと。
ここぞとばかりの展開でした。
先物主導はいつもの事です。
値がさ株である5銘柄が突出した動きを出したのです。
日経平均をこれらで400円も押し上げました。

それらが2/8木曜日と翌日にも集中したのです。

ソフトバンクGは1銘柄で木金の日経平均を290円も押し上げたのです。

大幅高の木曜日は値下がり銘柄数の方が多い1日でした。
800円ちかく上昇したインデックスは全面高からは、かけ離れた内容だったのです。

こういう書き方をしているレポートは少数なのでしょう。
34年ぶりのバブル後最高値更新だ。
が一般的ですからw。

市場関係者はこれらの事はもちろん知っているのです。

topix東証株価指数は0.7%上昇の1週間でした。
topix上昇の要因はトヨタと三菱商事の決算が挙げられるのでしょう。

196 ▼192 ▼40 743 34の1週間でした。
36354 36160 36119 36863 36897の推移です。

日経平均 3ヶ月日足 36897円。

ソフトバンク グループ 3ヶ月日足  7991円。

topix 3ヶ月日足 2557。


忘れられていたとは語弊がありますが。
孫さんの力量が出たという事なのでしょう。
ナスダックに上場しているアーム株が1日で47%も暴騰したのですから。

英国 半導体設計大手アームホールディングスです。
Ai関連向け半導体の設計技術に対するロイヤリティの支払いが増加しているとの説明です。
スマートフォン・パソコン・データセンター等々全てに需要が出ているとの事でした。
同社はソフトバンクGの子会社であり90%の株式を保有しています。

2/8ソフトバンクGの2023年4月~12月の通期決算では▼4600億円の赤字とは出ています。
前年同期は▼9125億円でしたので赤字幅は減少しています。

この巨大な投資会社は良くも悪くも日経平均というインデックス指数に影響を与えます。
常々思いますが。
日本のもっとも代表的な株価指数225社である日経平均にこれを入れていいのかという疑問です。
利益や損失の値や幅が大きすぎるのです。

事業会社でこれだけの赤字を出している企業は存じません。
別物という感じはします。
そんな事を書いても仕様がありませんがw。

ソフトバンクG 10年月足 7991円。

ソフトバンクGは暴騰しました。
1ヶ月の上下値幅が尋常でない時があるのが分かります。
時価総額は11兆7000億円規模の企業です。

今後これが続くのかどうなるのかには。

注目です。


*全体感で見るのであれば2/8に奈良市で行われた内田副総裁の金融経済懇談会での挨拶なのでしょう。

内田氏は日銀出身で事務方執行部のトップでリフレ派という事は関係者の知る所です。

挨拶でこれだけの影響があるのかとは感じましたが。

マイナス金利解除後の短期金利について、今後の経済物価情勢次第になるとしながらも、どんどん利上げをしていく様なパスは考えにくく緩和的な金融緩和を維持していく。

イールドカーブコントロールを廃止するにせよ安定化は図っていく。

ETFの買いを止めるのは検討に値するが、売却等は緩和が終わった後で考える。

等々と見解を示しました。

これらは1月の展望レポートにそった発信でもあります。


*金利は0%に戻した後も慎重に見ていくという内容です。
その後の利上げはないと迄は言っていませんが維持していくとも聞き取れます。

かなりリップサービス的な感じはしますがw。

それを受けて瞬時に市場は動きました。
円安となり株高となったのです。
日経平均は500円も上がっていったのです。

ドル円 10日1時間足 149.25円。
先週の雇用統計で上昇し内田発言で更に上がっています。

日経平均 10日1時間足 36897円。


ドル円 1年週足 149.25円。

昨年11月の150円超えに近づいています。
ちなみに年初よりは8.2円5.8%の上昇です。

今回の発言ではドルインデックスで見ますと。
ドルは他の通貨でこの様な動きとはなっていません。
円の独歩安となっているのです。

鈴木財務相はいつもの為替動向は注視したいのコメントが出ています。

ファンダメンタルズ等々云々をいつも話されますが。
こちら側が今後も円安誘導の金融政策を発信しているのですから。

市場はそれを受けているだけとも言えます。

そんな事は当然分かっているのでしょう。

という事は。
政府は円安良しと考えているとも言えます。

輸入物価よりも違う視点で考えている事がうかがえます。

輸入物価が多少上がろうが企業収益が上がり賃金上昇の好循環を狙っているとも言えます。
そして金利負担をなるべく抑える事が重要視とも取れるのです。

2022年の為替介入の時とは状況が変わったんだよ。

当時は145円所で1回目を実行したけれどね。

欧米金利はどうせ下がってくるんだろう。
燃料系は以前の様にはならないよ。
という事かもしれません。

今後の動向に注目です。



*SP500 1年週足 5026。
筋目の5000を超えてきました。
先週と同じ語りとなりますが、11月から9週連騰の1回休んで5週連騰となっています。
史上最高値圏です。
強すぎると言っても過言ではありません。
NYダウは0%、SP500は1.4%、ナスダックは2.3%の1週間でした。


ニューヨークコミュ二ティバンクコープの商業用不動産での懸念が報じられています。
昨年の地銀破綻を思い出します。
但し金融系の不安をハイテク系が払拭する地合いとなっています。
個別銘柄や業界業種でも悪材料は出ていますが同じく指数的には上昇の結果となっているのです。

20年ぶりの高金利と過去3年間のボディーブローでの物価高でこの結果ですから。
良い所どりの論建を何回聞いた事でしょうか。
利益確定は普通にあるのでしょうが。
それをこなしながらの結果なのでしょう。

新ニーサでの追い風もあるのか日本の対外投資は、1月度1.2兆円と2005年以来過去最高との事です。
米国には世界からの投資が群がっているのかもしれません。

今後の動向に注目です。


*米国10年債  1年週足 4.177%。
前週は4.024%でした。
2年債は4.486%となっています。
前週は4.357%でした。

長短共に上昇しています。

フェドウオッチからは利下げ回数が4回~5回と下がってきました。
2年債はFRBの3回利下げに準じている値とも言えるのでしょう。

日本であれば0.25%の違いで右往左往するのでしょうが。
米国であれば誤差の範囲と感じるのかもしれません。

逆イールド云々を語っていた方々の声も聞こえません。
別に支障はないじゃないか。
という事かもしれません。

今後の動向に注目です。


方や中国は散々な状況です。
春節の休みで肩をなでおろしているのかもしれません。
当局からの大きな出足の値が出ていますが。
海外旅行は激減している様です。

*上海総合  10年月足   2865。

1月の消費者物価は▼0.8%と出てきました。
普通にデフレなのでしょう。
GDPは5%等と出していますが整合的はどうなのでしょうか。
中国は貿易統計だけは相手国がありますのでごまかしはできないのでしょう。
研究者は本当を知っているいるはずです。

力づくで株価対策を実行していますが。
世界で一人負けの状態です。
完全に調整入りです。
0コロナ対策でケチが着いたのかもしれません。

そもそもは米国に対等を挑んだのがオバマ迄だったのでしょう。
調子に乗り過ぎた後に強烈なしっぺ返しを受けた訳です。
トランプでもバイデンでも対中政策は強硬です。
日本は30年間のデフレを経験したのです。

今後の動向に注目です。

2016年のチャイナショックを経験している御仁は私も含みまして今の相場に乗り遅れているのかもしれません。
中国関連は値として数値には表れています。
中国がこれで何故日本がと思ってしまうのです。

それをしのぐ値上げが企業の利益に貢献しているのでしょう。
あのトヨタでさえ販売台数は減少さしているのです。

そこの認識を変えなければならないのでしょう。

今後販管費主に人件費を上げるにあたって値上げが継続できるのかがカギとなるのでしょう。


*来週のマーケットは2/13米国cpiとppiが出てきます。

予想は前月比0.3%との事です。
雇用統計がとんでもない値が出てきましたので。
こちらも不明なのかもしれません。
0.3%でしたら×12ヶ月で3.6%とはなります。
FRBの物価目標は2%なのです。

毎月の発射台が下がってくるのにも注目です。
前年対比は正に前年の値から算出するのです。

市場はどう動くのでしょうか。
注目です。

2024年 米国cpi消費者物価指数。
2024年
1月3.4%
2023年
1月6.5→2月6.4→3月6.0→4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7 10月3.7 11月3.2 12月3.1
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

日本株は祭日ですのでいつもの米株にサヤ寄せするのでしょう。

市場は上段に書きました先物と一部銘柄での大幅高ですので。
これがどうなるのかなのでしょう。
関係なしかもしれません。

2月を乗り越えれば38915円が見えてくるのでしょう。
この値など直近10年いや1年でもあり得ない事が現実になってきました。

日経平均 10年月足  36897円。

cme日経先物は207円高の37105円となっています。



どうなるでしょうか。
注目です。














文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。