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酒場からのマーケット2023 9月8日

日経平均32606 NYダウ34576 wti原油87.23 ドル円147.78
前週比▼104 ▼261 0.92 1.51

日経平均は変わらずでした。
但し週間では水曜日迄はよもやの8連騰となっており木・金の下げて変わらずとなったのです。

228 97 204 ▼249 ▼384の1週間でした。
32939 33036 33241 32991 32606の推移です。

市場関係者は金曜日には奥歯に物が的なコメントとなりましたw。
水曜には高値抜けを模索していたのです。

SQ値は32921円となりました。
現在はそれ以下の値となっています。
という事は・・・・・。

尚topixは水曜日には年初来高値を超えてきています。
幅広い銘柄に買いが入っています。
現在年初来高値という事は33年ぶりの高値という事です。

連日300銘柄程が高値を超えています。

topixは東京証券取引所に上場している銘柄を広く網羅しています。
東証株価指数とも称されています。
2023年4月で2160社となっています。

日経平均というのは日本経済新聞社が決めている225社となっています。
これが一般的に報じられている日本の株価指数ですが1企業が決めている指数ではあります。

topixは時価総額の高い銘柄が値に影響を及ぼします。
日経平均は株価の高い銘柄が値に影響を及ぼします。

銘柄数の違いにより1銘柄が全体に与える影響は日経平均の方が高いと言えるでしょう。
ちなみに日経平均の年初来高値は7/3の33753円となっています。

topixは上記に書きました9/6の2392ポイントが年初来高値です。

topix 2359。
チャートで示しますと似ている様で違いが分かるのでしょう。

日経平均 32606円。

NT倍率という指標があります。
現在13.82倍です。
日経平均をtopixで割った値です。

32606÷2359=13.82。
これは上がったり下がったりします。

一般的には10~12で推移する様です。
市場全体の株価が強いと言えるのでしょう。

これは個人投資家全般には朗報でしょう。
一部の寄与度の高い値が差株だけの動向ではないという事です。

日経平均だけがグイグイと上がりましても、俺のはどうなってんねんとなるのですw。

ちなみに10月に半期に一度の入れ替えが行われます。
メリカリ・レーザーテック・ニトリが入り。
日本板硝子・三井È&S・松井証券が抜けます。
各銘柄の株価は明暗な動きがありました。

それと日本市場は投資対別売買状況よりも外国人の売買割合が7割となっており、外国人の動向で大きく変動する市場です。

外国人による株価投機筋の影響が大きいのです。
いきなり理屈なく上下するのは彼らの仕業でしょう。

外国人の大元は米株です。
世界最大の市場である米国市場の動向で日本株も変化するという構図です。

おおむね世界の株価指数は米株の影響を受けているのでしょう。

ドルが世界の基軸通貨であることは言うまでもありません。

たとえば米国の金利など日本に何の影響があるのかという論は分かりますが。

実体経済の貿易に大きく影響するドル円の為替取引は金利の違いが顕著に出ますので仕様がありません。


*つらつらと書きました。
米国の金利状況を見ておきましょう。

米国10年債 4.260%。

前週は4.181%でした。
2年債は4.989%となりました。
前週は4.876%でした。

短期も長期も上昇しました。
8/22の4.366%は16年ぶりの高値であると言うのは何回も書いています。

一般的に金利が上昇しますと株価は下落します。
一般的に金利が下落しますと株価は上昇します。

*現在の米株はこの金利水準でよくこの値を維持しているな。
とも言えます。

10年債 1年日足 4.260%。
今後どうなるか等誰にも分かりません。
市場が決めるのでしょう。
引き続き8/22の4.366%がチェック点でしょう。
もしこれを抜いてくることがあれば上に抑える値が無いとも言えます。
注目です。

NYダウ 34576ドル。
いつもの様に米株は市場ごとで大きな違いが出ています。
日本株は足元でナスダックに影響を受けています。
ナスダック100という方が適切でしょうか。

SP500 4457。

ナスダック 13761。
一番金利に影響を受けると言われている高per系のナスダック市場が強い展開が続いています。

詳細は端折りますが金利だけの相関を見ますと株価は割高感であるとは言えます。

それなのに何故上昇しているのかと問われればガーファム+エヌビディア+テスラの伸長でしょう。
この巨大テック企業が抜きん出ている訳です。

ちなみに上段の日経平均チャートと同じような絵柄となっています。


*米国の金利上昇を受けて円安に振れました。
年初来安値圏です。

ドル円 147.78円。
米国10年債チャートと相関しています。

神田財務官は強めの語気で口先介入を行いました。
急激な変動が起こっている。
こういう動きが続く様だとあらゆる選択技を排除しない。

ファンダメンタルズで説明できない動きが出ている
緊張感を持って見守ると述べました。

鈴木財務相はいつもと同じ趣旨を発信しました。
今回の内閣改造で変わるのかもしれません。
誰になるのでしょうか。
河野さんになればややこしそうですけれどw。

この円安の理屈など誰もが分かっている事です。
神田さんは立場上仕様がないのでしょう。

*あらゆる選択技とは何でしょうか?。
日本の10年債の金利を上げると言う政策もあるのでしょう。
1%迄は許容範疇なのですから。
手持ちのドルを売るより手持ちの10年債を誰かに買ってもらうという手法です。
日米の長期金利差を縮める訳です。
それはステルスでしてくるのでしょう。

投機筋は為替介入があるのを望んでいるのです。
円高になった所でロングポジションを打つわけですから。
こんな事は市場参加者であれば誰もが知っている事です。

当局はそれを阻止する為にての算段は当然考えているのでしょう。
様々なシュミレーションを行っているはずです。

日本10年債 0.641%。
10年債を1%に持って行くのであれば0.35%の上昇になります。
算数上は米国10年債が4.6%迄許容が出来るのです。

まあ何とも言えませんがギリギリとやっているのでしょう。
一般市民はプロフェッショナルにお任せするしかないのです。

注目です。


*9/9読売新聞1面に植田総裁との単独インタビューが載りました。
個人的には年初の誤報とも取れる内容が思い出されます。

年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない。
という文面がみそでしょうか。

日銀は物価動向を2023年度は2.5%、2024年度は1.9%と出しています。
政府は様々の手法で物価に対して1%近く補助を出しているのは公然の事実です。
どう考えても2%は超えています。
読売は何故そこを聞かないのでしょうか。

日銀は独立している機関という事での不文律なのでしょうか。

借金1300兆円の金利1%は13兆円ですけれど。
総裁はそれをどう感じますか。
今迄の金融政策は財政ファイナンスとも言われていますが。
経済学者としてはどうでしょうか?。
もいけないのでしょう。

上記の掲載内容をマーケットがどう感じるかは不明です。
注目です。


*株価は円安に振れましたが下落しました。
中国発信のアップルショックでしょう。
アップルは2日間で6.4%下落し28兆円の時価総額が減少した。
とテロップが流れました。
アップル関連株は同時安となったのです。
ナスダック100の週間下落率は▼1.36%となりました。

アイフォーン禁止を政府機関だけではなく国有企業までも拡大との内容です。
真意は不明です。
民間でもプライベートで持っているだけで出世に響くはフェイクニュースでしょうかw。

とにかくいくらでも出て来る不安よりリスク資産は減少するのです。
テスラは全ての道路と建物を画像処理していると流れました。
規制対象が他の米国ハイテク企業に広がる思惑が出ているのです。


理屈は政治ですので難解です。
中国は何処に向かうのでしょうか。
ブーメランになると思うのですが。

9/9中国の消費者物価指数は前年同月比0.1%と出てきました。
6月0%、7月▼0.3%でした。
若干の上昇でした。
低水準は継続しています。
卸売物価指数は▼3.0%の下落でした。
11ヶ月連続の下落との事です。

週間発表の貿易統計等の詳細は端折りますがどう考えてもいけません。
不景気なのでしょう。


上海総合 3116。
日米のマーケットは順風ですのでチャイナショックという言葉は出ていません。
下がれば必ず出て来るのでしょう。
注意です。


*物価高を助長させるのは原油高です。
wti原油 2年週足 87.23ドル。

前年対比では同水準の位置に近づいてきました。

このコモディティーは政治色の強い商品です。
サウジとロシアの減産が伝えられました。
需要が減ったので減産したと言うのは理屈でしょう。
中国がちらつきます。

ガソリン価格は186円と報じられました。
電気ガスもイコールでしょう。
企業収益に直にかかってきます。

インフレの高止まり模索で原油が上がると金利も上がるのです。
円安に振れてのWパンチとなります。
日本は特に厳しいのでしょう。

政府がいけないとばっかりは言えない部分でもあります。

資源・鉱物・穀物の上昇は金融政策ではどうしようもできない事は、散々話が出た所です。
ロシアにはいい加減にしてもらいたい所です。

気候変動での猛暑や寒波、豪雨等々は世界レベルで起こっています。

これらはテクノロジーも効かない部分です。
AI君でどうにかならないのでしょうか。

今後の動向に注目です、



*来週のマーケットはいつもの米国cpiが注目です。

予想は3.6%と出ている様です。
ここにきて上昇が続きます。
前年同月比の発射台が下がっている事はいつも書いています。
これを織り込んで金利が上昇してきたのでしょうか。

結果を受けて市場がどう動くのかです。
注目です。


2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

9/19~20のFomcに影響を及ぼします。
利上げはスキップと言うのが大方の見立てです。
それより各委員のドットチャートでしょう。
来年の利下げがどうなるのかです。

何度も書いていますが利下げをして又インフレになれば元も子もありません。
経済が落ちこまない限り利下げは封印と読んでいます。

FRBの物価目標は2%なのです。


米国小売売上高も出てきます。
物価が上がっているのに売上高が下がる事は普通はないのでしょう。
最低限いる物はいるのです。
何かを我慢・始末する事は人の道でしょうか。

日本でも同じことが言えます。


米国の週末は日本版メジャーSQとなります。

今週の株価は変化はありませんでした。
来週はどうもいけない仕掛けがあるような気もしますが。

CFD日経先物は142円高の32749円となっています。


尚、日経平均は月末配当落ちの権利落ち日9/28に220円程下落します。
今月は高配当銘柄の配当取りの買いざさえはあるのでしょう。


日経平均 32606円。

どうなるでしょうか。
注目です。






 

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