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酒場からのマーケット2023 6月23日

日経平均32781 NYダウ33727 wti原油69.50 ドル円143.73
前週比▼925 ▼572 ▼1.94 1.87

日経平均は11週ぶりの下落です。
いつかは下がる訳ですがやっと下がりました。

上段日足チャートを見て頂きましたら、どれだけ窓を開けて上げているかが分かるでしょう。
29000円あたりから如実に見て取れます。
夜間先物時間で理屈なく買われ、翌日は前日終値以上で始まり、そのままザラ場で上昇し、また夜間先物で買われる日が何回続いたでしょうか。

先物主導の完全需給相場なのです。

一旦はそれが終わりました。
ここは重要な転換点なのでしょう。
特に今週がチェック点でしょう。
それも6/26月曜日が重要です。

ここで大きな下げが起きますとトレンド変換になりますし、押し目買いが入り戻せば事なきを得ます。

市場参加者は高値つかみが一番怖いのですから、センチメント系に影響します。

cme日経先物は▼181円安の32600円となっています。

こういう10年ぶりとも言われている暴騰の2ヶ月半を過ごしてきた訳です。

6/23 ▼925   32781
6/16 1441 33706  6/9 741 32265   6/2 608 31524 
5/26 108 30916    5/19 1420 30808  5/12 231 29388 
5/5 301 29157   4/28 292 28856     4/21 71 28564  
4/14 975 28493    4/17 ▼523 27518

▼335 18 186 ▼310 ▼483の1週間でした。
33370 33388 33575 33264 32781の推移です。

別段悪材料が出た週間ではありません。
上がり過ぎの下げなのでしょう。

継続して円安に振れていますが株安になった事もチェック点です。

解説ではパラボリック・サイコロジカル・トレンドライン等々のテクニカル指標から注意との説明でした。

今後の動向に注目です。

ドル円 143.73円。
円は独歩安です。
金融政策の違いから明らかな動きが出ています。
日本売りが止まりません。

市場の警戒は為替介入1本でしょう。
昨年9月に145円所でいきなり実行しました。
10月にかけて3回行われました。
月曜日の早朝や金曜日の市場引け後等思わぬ時間帯での介入でした。

年末127円所まで力づくで円高に持って行ったのです。
9兆円というお金を使いましたが。
これの是非を論じても仕様がないのでしょう。
そうするのですから。
日本は管制相場なのです。

当局は事あるごとに急激な為替変動は注意していると口先介入を行っています。
自国の金融政策で事態を招いているのですが、そう言う訳です。

米国にはあなた方が物価を見誤って金利を上げているのですから、こういう事態になっていますので了解して欲しいと言う事でしょうか。
米国も仕様がないな。と言う事かもしれません。

ユーロ円 156.45

ポンド円 182.63



6/23発表の5月度cpiは前年同月比3.2%でした。
上昇率は4月から0.2%下がり3ヶ月ぶりに鈍化しました。
コアコア生鮮食料とエネルギーを除きますと4.3%上昇しています。
こちらは41年11ヶ月ぶりの水準との事です。
このうち生活に密着する食料は9.2%上昇し47年ぶりの高い水準になっています。
一般消費者は辟易としているのです。

円安が大きな要因であるのは間違いありません。

6/30に先行指標である6月度東京都区部の消費者物価指数が出てきます。

当局はこちらを注目しているでしょう。
市場は当然知っている事です。

注意は継続となります。


*パウエルは半年に1回の議会証言を行いました。

fomcで発表した内容とほぼ同じでした。
追加利上げは年内にあと2回必要という事です。

さすがに市場も年内利下げの方向を軌道修正した模様です。

各連銀総裁からも様々な論建が出てきました。
おおむねはドットチャートにそった内容でした。

米国10年債 3.737%
これらを受けまして10年債は若干下落しました。
前週は3.767%でした。

2年債は4.750%でした。
前週は4.720%でした。
こちらは微増しています。

4.750-3.737=1.013
逆イールド差が広がっています。
逆イールドなど驚くこともありませんが、理屈的にはおかしな事は続いています。

NYダウ 33727。

sp500 4348。

6/14のfomc後は材料出尽くしで上昇しましたが、前週は見直したのでしょうか?。
よく分かりません。

日本株の様に暴騰ではありません。
そもそも米国はFF金利5.25%で暮らしている訳ですから。
まだ金融縮小は続くと出ているのです。

同じ様にはいかないのでしょう。

ガーファムプラスだけは異常な暴騰をしているのは事実ですが、それ以外はそれなり維持のマーケットなのです。

ここをどう考えるかではあります。

巨大テックがけん引し続けるのか、そこは上がり過ぎたのかです。
市場に聞くしかありません。

一旦一服は普通の動きだとは思うのですが。

注目です。


*バイデンは6/28にバイデノミクスを発表するそうです。
6/23ロイターが報じました。

富裕層や大企業の優遇を通じて貧困層まで富を浸透させようとする、トリクルダウンに反対姿勢を改めて示すほか、赤字削減やインフラ整備、大企業、富裕層への課税などに関する政策や計画を展開するとの内容です。

これに市場が反応するのは週初からなのでしょう。
何が出てくるのでしょうか。
発表後の動きには注意となります。

この人はブリンケンがせっかく習近平と話をしてきた後に独裁者と言うのですから。
国内へのリップサービスなのかもしれませんがセンス的には疑います。
老害が出ているのかな迄も思ってしまいます。


*中国から日本の不買運動が出ているとの報道です。

一部の活動系の仕業とは思うのですが、これには中国当局が規制をかけないという所が怪訝な感じはします。

福島第一原発の処理水放出計画に対しての抗議の一環との事です。

まず化粧品が狙わられベビー用品、食品ブランドに続くとの報道です。

実体はよく分かりませんが、政府は処理水の値等を世界に積極的に発信する必要はあるのでしょう。

フェイクニュースでこういう事が起こるのです。


*中国は6/20に実質的に利下げを実行しました。

これは10ヶ月ぶりで0.1%の利下げとなります。
1年物貸出金利は3.55%で5年物は4.2%との事です。
0.1%がどれだけ影響があるのかは分かりません。
ほぼ無いような感じはしますが。
心理面はあるのかもしれません。
景気の気持ちの部分への対処かもしれません。

実体はよくはないのでしょう。
デフレに入っているとは思いませんが。
世界の傾向とは真逆の金融政策ではあります。

日本は得意のガラパゴスでまた違う論点とはなります。
上海総合 3197。
中国株は利下げで下落しました。


*ロシアからは突然ワグネル関係で思いもよらない動きが出てきました。

正義の進軍?という事でモスクワに200キロ迄もと出てきました。
どういう展開になるのかは随時の報道を見るしかないのでしょう。
これはガバメント統治に関わる事です。

民間軍事会社という存在がよく分からないので不明ではあります。
25000人とも言われています。
どういう制度、位置づけなのでしょうか。
どういう会計で運営しているのでしょうか。
どういう人達がいるのでしょうか。

傭兵でも兵器を含めて巨大すぎる感じはします。

市場に影響は出るのでしょうか。
コモディティー農産物からでしょうか。

バフェット効果で又5大商社は勢いついています。
保有比率の上昇が確認されました。
バークシャーは現在8.5%の保有を9.9%まで買っていくとの報道です。

サハリン1・2には三菱商事と三井物産が出資しています。
これは世間的には大きな声では言えない、背に腹は代えられないwスタンダードの日本ではあります。

相手がロシアですから。
危なっかしい感じはするのですが。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは上記に書きましたトレンドがどうなるかです。

2023年の半期末であり四半期末でもあります。

前週に書きました機関投資家のポートフォリオ見直しは終了しているのか。
月末に機械的に行うのかもあります。

日経平均は週間の金額ベースでウン百円の下落であれば大した事ではないのでしょう。
もし上昇すれば完全な押し目買いという事で更に動機付くのでしょう。

どうなるのかは不明ですが、直近の急上昇よりスピード調整も十二分に考えられます。
2000円下がっても30800円所ですから。

どうなるでしょうか。
注目です。











文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。