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酒場からのマーケット2024 3月22日

日経平均40888 NYダウ39475 wti原油80.82 ドル円151.39
前週比2181 761 ▼0.8 2.35

日経平均は大幅高しました。
5.6%も上昇しました。
前週の今年最大の下げを戻しただけではなく。
倍返しした訳です。

史上最高値を更新しました。
3/4の40109円を後方に3/7のザラ場高値40475円も抜き去った訳です。

後付け解釈的には金融政策前に警戒しそれの結果を見て暴騰した。
という事なのでしょう。
但しこの様な値になるなどは誰もが思いつきません。

前週は38707円だったのです。
一旦日柄調整と伝えていた市場関係者も数多くいました。

前週は海外勢が1兆4616億円も売り越ししていました。
今週はどれだけ買ってきたのでしょうか。

以前より書いています。
足元では値が出て語るしかないとも言えるのでしょう。
来週は1000円下がるかもしれませんし。
1000円上がるかもしれないのです。

perも17.38と急上昇しました。
これも以前に17倍ならばこの値、18倍ならこの値。
と書きましたが。
理屈的にどういう事ではないのでしょう。
算数の結果こうなったという感じなのです。

1032 263 812 72の1週間でした。
39740 40003 40815 40888の推移です。

月曜日の1000円上げはFOMC前であるのは言うまでもありません?。

日経平均 3カ月日足 40888円。
 

topix 3カ月日足 2813。
topixも5.3%と強烈な上げとなっています。
一部のハイテク系だけではなく全体で上がったという証左です。

ちなみにtopixの最高値は1989年12/18の2886ポイントとなっています。
これを抜き去る日も近いのかもしれません。
そういう地合いの株式市場という事です。
これは世界的な流れです。
米国主導なのは間違いありません。
欧州も凄まじい高値更新中なのです。


欧米は日本と違って金利は高止まりしている中で起こっています。
究極に言えば物価高騰や失業率云々も関係はありません。
消費が落ち込んでいるデータも一蹴している訳です。
地政学リスクや各国政治の混沌も無視している様です。
足元のファンダメンタルズと言うのも無理がある状況です。
世界第2位の中国があの状態で起こっているのです。
日本市場における新ニーサ等々の様々な要因も小さい話なのでしょう。

但しこれは実体経済とはかけ離れているとは言えるのでしょう。


*第4次産業革命であるAi革命の渦中である。

という現実の認識しかこの状況は語れないと推測します。
そういう中で市場は動いているのです。
社会全般もそれによって変わるのでしょう。

ちなみに。
第3次産業革命は20世紀後半までの原子力エネルギーやコンピュターの発達によるロボット・インターネットの普及です。
デジタル革命とWikipediaでは書かれています。

第2次産業革命は20世紀前半迄の電気・化学・石油・鉄鋼などの重化学工業の技術革命との事です。

第1次産業革命は1800年初頭の石炭によるエネルギー革命で蒸気機関や機械化により手工業から機械工業への転換が挙げられています。

上記の各革命を見れば当時の社会が大転換したのだな。
と思う事ができます。

それがこのAiにより今起こり始めていますし最先端の所から起こっているのでしょう。
そしてそれは強烈な進捗で成長しているのです。
今回のエヌビディアGTÇでも革新的な内容の発表がありました。


どの様な世の中になるのか迄は想像は難しいですが。
近未来には
自動運転の空飛ぶ車で移動し、軽く頑丈なソーラチップにより充電の必要はないのでしょう。
それは建物の天井や壁の全てに装着され自主自立以上の電力を供給するのです。
家事ロボットは全ての段取りをこなすのでしょう。
医療の進捗は凄まじく全ての疾病に影響が及ぶのです。

酸素や水を驚異の化学技術で安価で大量に作れるのかもしれません。
温暖化を抑える事に成功するのでしょう。

動物や魚を食さなくても代替物でそれ以上の物が得られるのかもしれません。
普通に宇宙旅行をし月で暮らしているのかもしれませんし。
天災までも解決できる事になればすごい事なのでしょう。

上記の内容は言い過ぎですが随時随時と出てくるのでしょう。



足元ではそれを企業は当然取り入れています。
取り入れなければ退場になってしまうのかもしれません。
国家間でも最優先の動きなのでしょう。

話が広がり過ぎますが。
これが今の市場に表れていると考えます。

すなわち。
今までの理屈・経験を通り過ぎ。
未曽有の領域に入っても不思議ではないのでしょう。

リスク面を書けば。
人間の習性と言うのか愚かな戦いなのかもしれません。
それが更に広がってしまう事です。
モスクワでテロがありました。
動物の本能と言えば仕様のない話となってしまいますが。
どうにかならないのでしょうか。
世界は警察だけの世の中で十分暮らせると思うのですが。

但しそれには壮大な刀狩りが必要なのかもしれません。


今後の動向に注目です。




*3/19日銀金融政策決定会合の発表がありました。

17年ぶりとのテロップが並びました。

市場は平然としていました。
各方面からの確信的リーク報道が出ていたからです。
前日に既に材料出尽くしで1000円も上昇していたのです。

植田総裁はリーク記事と同じ会見を行いました。
今後は経済・物価・金融情勢の行方次第と何回も繰り返しました。
当面は緩和的な金融政策を継続するとの事です。

市場は10月に0.25%の利上げがあるのかも等と言っていますが。
全くのあてずっぽなのでしょう。
単なる半年後の月を言っているだけです。

*ようやく大規模な金融政策は転換したのです。

これは黒田前総裁が言っていた。
ある意味壮大な実験が終了した事を意味します。

植田総裁は1年をかけてこの独自の政策を変えたのです。

マイナス金利と言う考えられにくい政策を0に戻しました。
イールドカーブコントロールという市場が決める長期金利の誘導を撤廃しました。
中央銀行が株式を買うと言う世界で類を見ない政策をやめたのです。

日本と言う国はある意味管制的に守られていた国と言ってもよいのでしょう。
その中で暮らしてきたのです。
民主主義圏では常識外の政策であった事は否めません。

やっとスタートにたったのです。

但し政府からはデフレ脱却宣言は出ていません。
これなど、どうでもいい言葉なのでしょう。
実際はインフレなのですから。
変なこだわりがあるのでしょうか?。

チェック点としましては。
金利は0.1%動かしただけですから。
10年債は海外の輩が出てくれば対処はするのです。
株式保有は時価で70兆円を超えています。
含み益は32兆円を超えているとの事です。
それは持ち続けるのです。

実体経済には軽微なのでしょう。
普通預金の利子は0.001%から0.02%になりました。
100万円で200円となったのです。

住宅変動ローンはこれからなのでしょうが。
0.0何がしかの上昇なのでしょう。

日本10年国債  3ヶ月日足 0.729%。
3/21木曜日のFomcの結果を受けましても大きな動きは出ていません。
日本の債券市場は無風に近い状態でした。

今後の動向に注目です。


*そして3/20世界が注目するFomcがありました。

金利は予想通りに据え置きと出てきました。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2024年
1月 0 3月 0
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0 11月 0 
12月 0
4.50%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5

最終の利上げは昨年の7月です。

今後の動向が一番の注目でした。
各委員の示すドットチャートが出てきました。


2024年は3ヶ月前と変わらず3回の利下げと出てきました。
19人の政策委員の年末の中央値は4.6%となっています。
細かく言えば3回以上が10人で2回が9人となっています。
ここは無視している様ではありますが?。

パウエルは初回の利下げは年内のある時点という発言を繰り返しました。
物価上昇のペース鈍化は時として起伏の多い道と述べ、
今はでこぼこ道を通過中だとの事です。

2025年4回から3回と引き上げとなったのです。


今後のGDPの成長は1.4%から2.1%に上昇さしてきました。
物価の見通しも2.4%から2.6%に引き上げられました。
失業率は4.1%から4%と引き下げられました。

バランスシートの縮小は現在毎月最大14兆4000億円を実行しています。
これの縮小ベースの減速は早い時期に行うと言う内容でした。


これらを受けて市場は動機付きました。
金利は下がりドルは買われ株価は上昇したのです。
厳密に言えば懸念材料が見当たらないわけではないのですが。
そういう動きとなったのです。

SP500 1年週足 5234。
NYダウは2%、SP500は2.3%、ナスダックは2.9%の週間での上昇です。
SP500の週間の上昇は年初来最大との事です。
最高値の更新は年初より20回となっています。

米国10年債 3ヶ月日足 4.202%。
前週は4.308%でした。
2年債は4.595%となっています。
前週は4.888%でした。
金利は下がりました。

ドル円 3ヶ月日足 151.39円。
世界的に強いドルが買われました。
鈴木財務相からはいつものコメントはありました。


世界的にも中銀ウイークが終了したのです。
想定外はスイスの利下げ位でしょうか。

マクロ的には米国からの現状も今後も想定内という内容が安心感を与えた週間であった訳です。

*当分の間はこちらの事は安泰なのでしょう。


*来週のマーケットは月末年度末となります。

いつものリバランスの買いや売りは出てくるのでしょう。
以前に紹介した銘柄入れ替えで3/29に5000億円の売りが出るのです。

権利付き最終売買日は3/27で権利落ち日は3/28です。
日経平均ベースでは配当分の260円が下がります。

各企業は期末の全ての値が決まる事となります。

日経平均は筋目の4万円を維持するのでしょうか。

CFD日経先物は97円安の40791円となっています。


日経平均 3カ月日足 40888円。

どうなるのでしょうか。
注目です。


文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。