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酒場からのマーケット2023 10月6日

日経平均30994 NYダウ33407 wti原油82.81 ドル円149.31
前週比▼863 ▼100 ▼8.16 ▼0.06

日経平均は▼2.71%と大幅下落しました。
3週連続で2539円もの下落です。
上記チャートより急降下しているのが分かるでしょう。
4月からの6月迄の10年ぶりの暴騰の逆転とも言えます。
現在の値は5/29の30916円と同値となります。

▼97 ▼521 ▼711 548 ▼80の1週間でした。
31759 31237 30526 31075 30994の推移です。

外国投機筋が売ってきているのです。
4月5月6月は6兆1000億円も買ってきました。
9月は2兆円売っています。
10月のこの週間は後々に分かります。

*米国金利の急上昇が主な原因となるのでしょう。
米国10年債 1年週足 4.795%。
これは16年ぶりの高値を更新しています。
9月より急上昇しているのが分かります。

何故急上昇して来たのかと言われれば。
金融政策、経済指標、政情不安、財政事情、原油高、ストライキ、格付格下げ等々が挙げられるのでしょう。

*10年債の金利は市場が決めています。

需給だけを見れば買う人が少なく売る人が多いのでしょう。

今後どうなるのかは誰にも分かりません。

上記に掲げた諸々が金利抑制の方向に変化すれば金利は下がるとも言えます。

但しエコノミスト達は5%迄は上昇すると話しています。
これ等あてにはなりませんが理屈はあるのでしょう。

どの市場も一方方向ではなく上下を繰り返す事は間違いないでしょう。

今後の動向に注目です。

足元の金利を見ておきましょう。
米国10年債 10日時間足 4.795%。
前週は4.579%でした。
週間では4.880%迄ありました。

2年債は5.081%となっています。
前週は5.052%でした。
2年債短期金利はFF金利に準ずると言われています。

5.081%ー4.795%=0.286%。
前週は0.473%でした。
急上昇してきた長期金利によって逆イールドが解消されるのでしょうか。

10/3マッカーシー下院議長が解任されました。
これは米国史上初めてとの事です。
共和党の保守強硬派8名の造反との内容です。
長い歴史では今までも様々があったのでしょう。
それが今起こったのです。

*これは相当政情不安であると読むべきです。

政府機関閉鎖を土壇場で回避した後での解任動議での結果です。
これで11月中旬迄のつなぎ予算後の行方は不透明となりました。

*米国債を売った投資家が多かったのです。
ムーディーズの格下げ観測報道がちらつきます。

労働統計によっても金利は上がりました。
ジョルズ・ADP・失業保険申請件数・雇用統計等々です。

ここでのチェック点は原油が大幅下落したのに金利が上がった事実でしょうか。
これが無ければどうなっていたのかとも言えます。
wti原油 82.81ドル。
週間で
9.10%もの下落でした。
日経平均で言えば2800円の値ですから。

材料的に特には存じません。
1週間で需要と供給が大きく変わったという事ではないのでしょう。
テクニカル的な要因とは思います。
全く知らない謎があるのでしょうか。

この値は8末あたりの値なのです。
原油上昇が今回の金利上昇の要因の1つであったの事は明らかです。
その下落を無視した様な金利上昇でした。

いつもの脱線気味で恐縮ですが。
ロシアの禁輸減産措置は確実に政治的要因と思います。
エネルギーを盾に西側への牽制なのでしょう。
川上の物価を上げさしてウクライナ支援を抑える戦略ではないでしょうか。
国際政治など全く不明ですが、戦時である事を忘れてはなりません。

日本など対岸の火事では全くありませんので要注意です。
言い方は悪いですがwスタンダードなのですから。
サハリン2を以前書きましたがストップと言われればどうするのでしょうか。
非常に危険な状況であるのは言うまでもありません。
政府はどう考えているのでしょうか。


話は更に飛びますが米国のガソリンは上昇しましても1リットル80円との事です。
日本は政府補助を入れて172円となっています。
電気・ガス代迄は存じません。
相当の開きがあるのは想像が付きます。
産業・家計への負担割合が違い過ぎるのでしょう。
ここでの認識は必要です。

ここの部分は日本は以前よりづっと厳しいのです。
エネルギー政策は根幹です。
岸田首相の5つの項目には入っていないようです。

物価・地方・投資・人口・防災。

根本政策の検討が最重要とは感じます。


*ドル円を見ておきましょう。
為替はユーロドルが主体であり、他の通貨も様々な要因で動いています。
為替だけで2000文字は入るでしょうか。
体力時間的に失礼していますw。

ドル円 10日時間足。149.31円。
金利は上昇しましたが前週と変化はありませんでした。

チェック点は上記チャートより10/3の23:30頃です。
147.75円迄瞬時だけですが円高にいきなり振れました。
150円を付けた時点でそれは起こりました。

すわ介入かと市場では動揺が起こりました。
夜中の一報で財務省幹部からノーコメントと流れました。
翌日神田財務官始め政府高官からコメントは控えるとの回答です。
財務官は岸田首相と面談しました。
経済一般の話をしたw。との事でした。
鈴木財務相からはいつものオウム的な返答です。

これは高度の政治的判断ですので誰にも分かりません。


月末に財務省よりの外国為替平均操作の実施状況によって確認する事ができるとの事です。
それで結果は分かるのでしょう。

*とにかく150円でそういう事実が起こった訳です。

市場はそれを認識して動かざる負えません。
米債の上昇より通常ならば150円を超えてくるのではの動きでしたが。
149円所で収まっています。

ドル円は他のペアーと違い特殊事情があるという事は言えるのでしょう。
当然日本の株式市場もそこの所を鑑みての動きとなるのです。

今後の動向に注目です。


*週末に最大注目の雇用統計の発表がありました。
株式市場は足元での動きとは理屈に合わない展開となりました。
労働指標が良くて金利が上がり株価は下落してきたのです。
インフレ指標の1つの要因である事は間違いありません。

NYダウ 10日時間足。33407ドル。

10/6発表後一旦200ドル下げてから大きく反転したのです。

週末は288ドルの上昇でした。
これの答えは難解なのでしょう。

売り方が踏み上げられた超短期的な相場の動きだと思うのですが。

警戒して下げていましたのでそれが戻ったとも言えます。

*来週よりの動きでそれは分かると思います。

金利が4.8%で頭打ちという論は無理があると思います。
長期金利の上昇によりFRBの利上げを抑制さすデータだったというのも?。
単月のデータを過大評価するのは無理があると言うのは?。
米国経済にはよいニュースだったという事は言えます?。
いつもの材料出尽くしというのもいかかでしょうか。

336000人と出てきました。
予想は173000人でした。
予想をはるかに上回った8ヶ月間で最大の伸びとなりました。
労働市場の堅調ぶりがあらためて示されたのです。

失業率は3.7%と前月と変わりませんでした。

賃金は前月比0.2%の上昇で前月と同じ水準でした。
前年同月比は4.2%となり2021年半ばの伸びに留まりました。

日本と比較すると4.2%という値は驚異の値とは思いますが。

レジャー接客   96000人。
レストランバー  61000人。
政府       73000人。
ヘルスケアー   41000人。
映画関連は7000人減と出ています。

賃金上昇の伸びは大半が比較的安価な業種だったとの解説です。

FRBがどう感じたのかは不明です。
一般的にはインフレが収まっていると感じた方は少ないとは思います。

労働市場的には不景気の方向の値では全くなかったのです。

今後の動向に注目です。


*日本の金利も見ておきましょう。
日本10年国債 0.803%。
前週は0.742%でした。
米国と同じく急上昇しています。
日本も1%迄は一応市場にゆだねています。

日銀はテクニカル的な手法を使い抑え込もうとはしている様です。
抑え込み過ぎれば円安誘導ともなりますので難解なのでしょう。

植田総裁は1%迄は上がらないけれどとイールドカーブの上限を示しました。
金融政策での結果を当てる事等神業に近いのかもしれません。
FRBは何度も見誤っている事が証左なのです。

私は1%はあると書いています。
くどいのでその内容は割愛します。

*短期債は管制的に抑え込んでいます。

株価と金利は反相関する事は教科書的な内容です。

借り入れコストが上がる事は企業収益や家計の圧迫となり景気を押し下げる要因であるのは理屈であります。

米国の金利上昇は当然世界の注目です。
但し日本市場においては日本の金利上昇も明らかに影響があるのでしょう。
特に外国人投機筋は注意しているはずです。

今後の動向に注目です。


*日銀は10/4にETFを701億円買ってきました。
7ヶ月ぶりの今年3回目の実施でした。

前場にtopixが2%の減少になったからです。
頑なと言いますかスキーム通りの運用です。

これは直接株価を押し上げることを通じて経済物価に好影響を生じさせる政策です?。

日銀は既に51兆円の時価総額を保有しています。
全体の7%に当たります。
この政策は世界で唯一の政策の1つです。
中央銀行が株式を買っているのです。

私は28000円所でも日銀は買ってくるのか。
と以前書きましたが30500円でも買ってくるのですから。

今後これをどうするのでしょうか。
ステルス的にやめてもすぐにバレますしw。
悩ましい所なのでしょう。

黒田前総裁は壮大な実験という事で今の金融政策全般を実施されました。

これには議論はあるのでしょうが、プロフェッショナルとしての考えの基に10年間日本の金融行政を任されたのです。
デフレ脱却を命題としての運営だったのでしょう。

結果的に金融政策の結果だけでは当然ありませんがデフレからは脱却はされたのです。

既に3%のインフレなのですから。

植田総裁はこれらをどう修正するのでしょうか。
このETF購入は株式マーケットに於いては重要な案件の1つでしょう。

注目となります。



perは14.95となりepsは2073となっています。
14.95x2073=30991円

見もふたもない話で恐縮ですが日本のepsは変わっていません。
1株当たりの純利益(当期利益)は以前より変わっていません。
というのか下がってきているのです。
その話はいいじゃないかと言われそうですがw。

企業は自社株買いや株式分割の諸々の施策はしていますが、大元は利益水準なのでしょう。

そして為替差益での利益増と言うのもいかがなものでしょうか。
為替差損が出れば剝げ落ちていくのです。
現在の想定為替レートは133円となっています。
何故その様な想定なのかと言われれば年初の値がそうだったからとしか言えません。

来週よりの小売主要決算から10月後半からは本格的な決算が始まります。
中間決算ですので上方修正がどれだけ出てくるのかどうなのかでしょうか。

イオンとファストリの決算があります。

*epsにどう変化が出てくるのかは日々注目となります。


*来週のマーケットは雇用統計を受けての動きといつもの米国cpiとppiが出てきます。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

予想は3.6%と出ている模様です。
コアの予想は4.1%との事です。
コアの前月は4.3%でした。

いつもながらこれらを受けて市場の値が良ければ悪ければと解釈が変わってきます。
前回は直後は良かったのです。
それにそった解釈がなされていました。
その後の市場はどうなったのかを認識しなければならないでしょう。

そしてコア重視なのがトレンドなのかもしれませんが。
一般人的にはエネルギーと食料品は生活に直結しますのでこちらといつも思う所です。


米銀の決算にも注目となります。
FOMC議事録も出てきます。

*何やらパレスチナで大規模な紛争が起こっている様です。
注意です。

米国雇用統計を受けて
cme日経先物は340円高の31335円となっています。

日本市場はスポーツの日で火曜日からの始まりとなります。
米株にサヤ寄せはいつもの事でしょう。

日本株は完全な調整に入っていると見るべきです。
これがどこ迄行くのかが焦点になります。

自律反発は必ず起こる事象なのでしょう。
米株は特に高perナスダックはそうなのだろうと感じています。
金利が急上昇しているのですから。
理屈的には相反しています。

コカ・コーラが2年ぶりの安値を更新している事を挙げておきましょう?。

ガーファム+エヌビディア+テスラは別腹なのでしょうかw。
これらは1400兆円の時価総額ですから。

逆にこれらがおかしくなればひとたまりもないとも感じています。

ちなみに日本の上位7社の時価総額は122兆円です。

ナスダック 13431。


日経平均 30994円。

どうなるでしょうか。
注目です。








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