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クズは治るのか?という話

クズの種類
-あくまで自分はカヤの外であり、『そういうお前はどやねん?』という視点は完全に除外していることをお断りしてー


《女に対するクズ》
 通常クズといえばこの領域に棲息している男をさす。『よくそんなことができるな・・・』とか『可哀想だとは思わないのか?』など、誰がどう考えても 人としての基本的な良識さえ失ってしまっているタイプだ。
 鬼畜なことに 他ではいい奴なのに、こと女にだけこのような考え方をするような カテゴリー限定クズも存在するから、ウブな女性にとっては騙されやすいのだと感じている。
 持論としてこの手のクズは治らないと思っている。一生である。女性を『愛の対象』でなく『欲望の手段』としか見ることができない。例えは甚だ下品で非人道的ながら、たとえばA子さんという女性を好きだという場合、A子さん『を』愛しているんじゃなく、A子さん『で』欲望を満たすような考えの男は実際存在するし、それどころか すぐ近くにもいる。
 女性はエストロゲンをはじめとする性ホルモンに判断を支配され、盲目的に ある男性しか目に入らなかったりすることも多いから、もしきちんと見極められず、このタイプの男と結婚などしてしまったなら、残念だがその女性の人生は、幸せとは言い難いものとなってしまうだろう。


《金・ギャンブルにハマったクズ》
 知人(A君)から聞いた話であることを断っておく。A君が用事で西宮に行った時のこと。当時は西宮競輪がまだあり、今やオシャレな街の代名詞にもなっている西宮北口の駅の周りにも、耳に赤鉛筆をさしたオッちゃんがウロウロしていたのだが、A君が歩いていると、虚な目をして道端に座り込んでいる老人を見つけた。そんなことは珍しいことでもないのだが、ふとその老人の顔を見ると、近所のジイさんだったという。最近は家の周りでも会うこともなくなったが、こどもの頃は遊んでもらったりもしてたらしい。
 A君が尋ねるとその老人はもうすぐ夕方だというのに昼メシも食っておらず、帰りの電車賃さえ無いのだという。昔遊んでもらったこともあって哀れに思い、A君は老人に二千円渡し『ご飯食べて帰りや』とその場で別れたのだった。
 ところが用事を済ませて再び駅に帰ろうとしたA君、道端に座り込んでいる見覚えのある老人を見つけた。近づくとほんの2時間ほど前にいたあのジイさんではないか。不審に思ってA君は事情を聞いて呆れてしまった。ジイさんはA君から貰った なけなしの二千円を、また競輪に突っ込んで再びスッカラカンになっていたのだった・・・。


《酒・夜の世界に没入してしまうクズ》
 夜の世界というものが確かにある。夜といっても居酒屋や映画館みたいな陽の当たるフィールドではなく、黒を基調とした煌びやかなそのエリアは、それぞれアカウントを持った人たちが表の世界とは違う人格となり集う。いうなれば架空の空間に顔出しせずログインしているわけである。
 夜の世界が怖いのは、特に若い世代においては明るい時間帯に棲む自分と、夜の世界に棲む自分の正副の関係が逆になり、さらにそれが高じると夜の世界にしか 生きている実感を感じられなくなってしまうことだ。その意味ではネットの中にしか自分というものを確立できないネット民と構造は同じなのかもしれない。ただ『夜の民』はネット民に比較して、対人能力は高い場合が多い。
 我が校に通う生徒にもホストクラブなんかでバイトをしている生徒がいるが、何を勘違いしたのか『この道で生きていきたい』と退学を申し出る場合がある。そんな生徒の顔や雰囲気を見て私は思うのだ。(大したことないじゃないの・・・)と。そんなホストに入れあげて大借金を抱えるまでになってしまった女性を2人知ってるが、もはや常識的な判断を望むのは無理だと思える。
 夜の世界にのめりこむ人を 昼の世界の人から見ても理解できないだろうし、逆に夜の世界の人から昼の世界の人を見ると、よくあんな面倒クサくチマチマしてることを続けられるな!って感じに思えるようだ。

 結論。クズはなかなか治らない。



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