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【古民家リノベ:番外編】玄関右往左往。

2018年~約4年かけて家族中心にDIYの超超超延長をして、なんとか
「こさえた」築150年越え古民家の改装記録を、イロイロ寄り道しながら
だらだらとここに書き残していこう!というシリーズです。
今回はなんとなく番外編。番外編だけど3000文字!!

リノベシリーズもついに「30」を超えてしまった。
希望としては50回くらいで終わらせたいのだが(まだまだ続くんか)
このペースだとどうなんだろうという感じ。

さらにシリーズに入れていいのかよく分からない「小話」も時折入れているのでまた長くなるのだが、今回もそんな小話の回。

小話なのに?目次あり⇩


さて玄関。

玄関の位置って一番最初に決めるもの?なのか基準は分からないが
我が家の「玄関の場所問題」は結構行ったり来たりした。

何が問題かと言うと

・そもそも玄関らしきものは初めから2か所ある
・その①土間の入り口の玄関
・その②その後増築したであろう時に作った玄関
・どちらを残そう?
・除雪の関係があるから今の場所は2か所ともちょっと不便
・いっそ全然別の場所に作っちゃう?
・別の場所案も2か所思いついちゃった。
・どれにしようか??????

など、問題と言うより、選択肢が意外と多かった。

増築した時に作ったらしき玄関は、いかにも「玄関です!!」と言った感じで、それはそれでよい気もした。

屋根がひしゃげてるけど玄関!!
家の中から見たところ。
入ったらすぐ座敷。

レトロなレンガ調?な渋い緑色のタイルもなんともノスタルジックで捨てがたい(実際に解体した時割れなかったものは取っておいた)

しかし、ちょっと狭いのが気にかかる。
玄関としては十分かもしれないが、新たに作るとしたら、物置兼玄関みたいな感じにしたかったので、もうすこし広さが欲しいところ。

なにせ旧自宅の玄関が極せまだった為、狭い玄関トラウマがこびりついてた。とにかく広く!!広く!!!

一軒家だけどちょっとしたマンションより狭いよ!!(玄関のことね!)

広い点で言えば、土間側の玄関はかなり広い。

なんせ「土間」なので、玄関がどこからどこを指すか分からないが、広さ的には十分だった。
そのまま使うとしたらだが。

片づけ前なのでゴチャゴチャは見ない様に!!

雪国ならではの除雪問題

もともと玄関の位置は決まっているんだから(2か所あるが)どちらかにすればいいじゃん。とお思いだろうが、これから解体・改築する身としては
玄関は必ずしもあった場所になくてはならない訳ではない。

そして、どうせ作るなら利便性を少しは向上させたい。

そう考えた時、増築した時に作ったらしき玄関は、いかにも玄関らしく良いのだが冬期間に限っては結構なめんどくさい事になる。

急な冬。

⇧をご覧の通り、何故ならばこの場所は、屋根の雪を下ろしたときにもろ真下になる場所である。さらに、土間側の玄関の上の三角屋根?から降ろした雪がすぐに玄関前に溜まってしまう、その上、玄関上についている幅が狭い下屋には、土間側の玄関上の屋根から降ろした雪が直撃する場所なので、雪が積もりやすく、いちいち降ろす、というより落とさなくてはならない。

結局この場所は玄関にはしないので、雪が落ちてひしゃげていた下屋も危ないのでのちに撤去した。

そんなこんなで、一見道からは近めの場所だが、この玄関はちょっと無理っしょ。と候補から外れる。せっかくの「玄関です!!」なんだけどね。

そうなると、土間の玄関説が強まったが、いやちょっと待て。
こっちはこっちでさらに奥なので、冬歩くの結構距離がある。
夏場はまだしも、雪の積もった道。できるだけ短く済ませたい。歩く道だけ除雪するにしても、やはりその労力は出来るだけ軽くしたい。

道のり結構ありますが?(ワン)

新しい場所に作ってみようか案勃発

ならば、もっと道から近い場所に作ってしまえ!という事で
その候補に挙がったのが、またしても2か所。

1か所目は家正面左側の「広縁」的な部屋部分。
2か所目はその奥の家の側面に当たる座敷部分。

写真右側の出っ張ている所が押し入れがある広縁部分、中央の掃き出し窓が座敷部分

広縁部分を玄関にするとしたら、道から一番近い。
そして何より細長いが5畳余りあるので広めの玄関が作れる予定。

冬は玄関の中にスノーダンプも置けるし、かんじきも吊るせるよ!!(なんせ雪対策脳が染みついちゃって)と結構しばらくここを玄関にする説は有力だった。

広縁部分の当時の写真が何故かあまりないので、載せられなくて分かりにくいのが申し訳ないが、ご想像ください(読み手の想像任せ)

その奥の座敷部分は8畳ある。もちろん全て玄関にするなんて事は出来ないが(ちょっとした旅館)一部を玄関仕様にしては?という案も出た。

ここを玄関に・・・

しかし、面白いっちゃ面白いが、ここを玄関にする案は意外にもすぐに無くなった。

近さで言えば、広縁部分の方が近いし、結局その奥にある座敷部分を玄関にするのであればそこまで除雪をしなければならない。となると、頑張って座敷部分の一部を玄関にするより、手前の広縁部分を玄関にする方が自然だ。

うーーーん。じゃあ一から玄関作るかあ・・・

うーーーーん。。。

玄関ってどうやって作るん????

簡単に玄関の場所はどこにでも作れると思っていたが、いろいろややこしいし(おもに冬場のことだが)そもそもこの時点で、まさかボランティア棟梁が率先して関わって下さるとは一ミリも考えておらず、自分たちで作るとしたら、玄関って結構ムズイんじゃね????という不安も押し寄せてきた(遅いて)

検討の末の元さやに

いつまでも粘っていた広縁玄関説だったが、最終的にその後「そういえば」と思い出した「薪ボイラー」の居場所を考える際に(これも例にもれず行ったり来たりした)結局広縁部分を外仕様にして薪ボイラーを設置する事となったのだった。

という訳で

玄関の場所は晴れて?土間の入り口の玄関で決定。
右往左往した末の、最も古くからあった本来の玄関の場所に決定(定めか)

ここね。

はじめからそうしろよ、って感じだろうが、あれこれ検討、冒険?空想して楽しむ時間があるのがセルフビルドの醍醐味。


土間の入り口を玄関にする案に決定したが、そのまま・・・・
ではもちろんなく、本来の戸の位置より少し内側、奥に引っ込めて設置した。

軒先がそのままだとちょっと雨降りの日は玄関先に立つと濡れてしまうし、そもそもレールが昔のままだと壊れていて使えないからだ。

玄関の戸の設置までは、正式に頼んでいた大工さん(改装初期に基礎工事の依頼をした)がいる時っだったので、施工してもらった。

分かりずらいがちょっと奥まってる。

玄関と言えば入り口の戸が重要。

そのまま使う事は無いが、どうしても使いたかったのが土間の入り口の扉である。

実はこの戸は、、、

もともと土間の入り口の戸だったもの。
初めて見た時から絶対に使おう、なんなら戸としてではなくても壁にしても、飾りにしても、それはそれでよし!
とこの戸はいろんなところに移動しながらも、結局最終的には元の玄関に収まった。

しっくり。

番外編にしては長いし、シリーズに入れてもいいだろと途中から思わなくもなかったが、玄関を作る過程にこの「玄関どこにしようかした右往左往話」をいれると、これまた長いし話が逸れまくるので、あえての番外編に。

誰も気にしてないか(;^_^A

という訳で、次は玄関が出来るまでを書こうかな??(まだあるんか)



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