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蕎麦畑の中耕。


播種がうまくいいかなかった右側

台風の接近が予報されたため、事前に中耕を行い、排水性を向上させました。蕎麦は乾燥には強いのですが、水にはとても弱い作物です。
(ポケモンで例えるなら、草タイプなのに水攻撃を受けて『こうかはばつぐんだ』となるようなタイプです。)

日照りで土が真っ白でもすくすくそだつ。

蕎麦の話をするとお里が知れる」という言葉があるように、蕎麦は痩せた土地でもよく育つ作物で、歴史的には開拓や飢餓の救済作物とした位置づけもありました。
8月に種を撒いて11〜12月には収穫できるため、雑草にも負けない作物です。
成長スピードがとても早い作物ですね。
ちなみに10日前の蕎麦の状態はこちら。

まだ、栽培初期の段階ですが、無肥料無農薬でも十分栽培できることがわかりました。
大豆の連作対策で蕎麦栽培と菜種栽培を組み込めたらと考えています。

去年、ある農家さんとお話して、大豆の間隔はお茶濁しのように1年間あけるのでなく、2年の期間をあけて土作りや地力回復に専念して、十分に力をためたほうがいいとアドバイスをいただきました。
(ポケモンの技でいうとがまんか?)

大豆は無肥料でも栽培できますが、地力収奪が強い作物の一面を持つ作物のようです。
私は、根粒菌との共生や空気中の窒素固定、収穫後の茎や葉の残渣が土作りになり土が肥えていくと思っていましたが、大豆にはそれを上回る土壌の養分を吸収する力があるようです。

今年は大豆の早撒きを試験的に試してみました。
収穫してみないとわかりませんが、今のところ順調です。
来年は大豆2年→冬水灌水→菜種栽培→蕎麦、そして大豆という四年間のローテーションはどうなのか?と考えています。

冬水灌水は1月〜7月くらいの半年間水を張り、雑草種子の減少や土のバランスをとることを狙っています。
どうなるかはわかりませんが、毎年毎年、新しい取組みをしていきます。

大豆の連作を繰り返すことで、収量や品質が向上する農家さんが大谷選手のようなトッププロだと思いますが、今の私にはその技術はありません。

ローテーションを組んで力をつけたいものです。

失敗続きでくじけそうになることもありますが、うさぎ跳びはできなくても、一歩一歩、亀のように歩み続けます。


中耕後のそば畑 逆光で見ずらい汗(逆光はAdoさんよりもVaundy派)