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大豆にカメムシが。

カメムシを見たら収量が1割減る

2024年7月2日AM5時撮影

今日も早朝の草取りの前にパシャリ。
今日も頑張ります。
雨が降ると体が濡れるよりも、長靴が濡れるのが一番つらい。

写真の左側にスギナが生えています。
除草した場所なんだけどな、、、
地獄草という別名は伊達ではありませんね。
しかし、株間や株元がきれいに除草されていれば、今からは下草に抑えられるはずです。
通路は8月ごろにオーレックという機械で除草を予定しています。

イチモンジカメムシ

大豆にカメムシがたかるようになりました。

カメムシを発見したら収量が1割減る」と言われるほど農家にとっては厄介な虫です。今は大豆100株にカメムシが4〜5匹ほどいる状況です。
カメムシは大豆の鞘や茎から養分を吸い出してしまい、減収や形が変形してしまうのです。


カメムシが吸った大豆、被害粒。岐阜県HPより引用


農薬などで防除するのが基本のようですが、無農薬で防除となると手段が限定的になります。

ツバメはひな鳥に虫などの餌を1日100匹ほど与えるようです。
自分の都合で恐れ多いのですが、うちの畑のカメムシなどを食べてほしいと切に思っています(笑)

木酢液を以前自作していたのですが、今は自作していません。
農業は選択の連続ですが、この虫に対する選択でまた、今年の出来が変わってくるんだろうなぁ、、。
心配ばかりしてもいけないのですが、また、ぼちぼちとやっていきます。

大自然の営みは人知を超えたもの。この自然、あらゆる生き物にとって大事なものなのか?


手塚治虫 ブッダより引用

ここからは独り言なのですが、益虫、害虫は人間が決めたものです。
自然を克服・支配する考え方より、服従・順応する考え方を私は選びます

現にスギナが栄えている場所は大豆は成長が大きいです。
カメムシはたしかに大豆に対して被害を及ぼす害虫ですが、それは人間が選んだことです。

農薬などで防除をする場合は開花期から子実肥大期にかけて10~15日間隔で2~4回行うのが基本のようです。

農薬はその害虫だけでなく、他の生態系にも少なからず影響を与えると私は捉えています。
(農薬が決していけないというわけでなく、危険性を危惧しています。)

自然順応、自然尊重という考え方を私は力の限り、できる限り、尊重したいと考えています。

短期的な収量の増減に一喜一憂するのではなく、長期的な視野で環境保全と持続可能な農業を目指す形を闇中模索をしています。
未来の子供たちにも豊かな自然と共に生きる喜び、厳しさを伝えられるよう、毎日圃場に入っているこの頃です。


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