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渡り鳥であるツバメの巣立ちも近い。

ツバメは2000km以上の海を渡る。



10年前の会社には巣が一つだけ。

会社の玄関にはツバメの巣があります。
毎年、ひと家族以上のツバメが巣立ちを迎えていきます。

2014年。創業100年を迎えた時にこの新社屋が出来上がりました。
その時にやってきたツバメの家族はたった一つでした。

今はその家族が増えたのでしょうか?3個以上の巣があります。

親鳥は子どものためなら危険を顧みない


本当の強さは力の強さでなく、心が強いこと。

去年になりますが、外敵でもあるカラスが巣を荒らすために、防鳥ネットを雨樋に取り付けました。

脚立で巣の近くに近づいた時の出来事でした。
親鳥が羽を精一杯広げて、威嚇行動を繰り返すのです。
目の前を猛スピードで横切ったり、ピーピーと甲高い鳴き声を発生していました。

あぁ、、、きっと自分が大切にしている巣やひな鳥に危害を加えようとしていると思っているんだなぁ…。

ネット張りが終わった時にその勇気に心を打たれました。

勝敗がわかっているのに、立ち向かう勇気。


進撃の巨人HPより引用

その後、調べたことがあります。
ツバメの身長は20cm。体重は20gです。

ツバメの立場になって考えたら、私は進撃の巨人に出てくるようなとても大きな存在だったに違いありません。
そんな巨人に立ち向かう時に、ツバメは怖くなかったのでしょうか?
きっと、恐怖を感じたはずです。

しかし、恐怖より、自分の命より、守りたい大切なもののためにツバメは「命を懸ける」ことを選んだのです。

自分の身を顧みず、大切な家族を守るために戦う勇気と生きる姿勢に私は心を打たれました。

自分がツバメのような立場になった時、怖れずに挑む勇気があるのかな、、、、、、?

来年も会おう。「GOOD LUCK!!」


ツバメの寿命は2,3年ほどのようです。
カラダの構造的にはもっと生き長らえることができるのですが、自然界の営みの中では天敵が多く、天命を迎える前に命を落とすことが多いようです。

ツバメさんは人間より「自分は死ぬ」というのを常に心構えているのかも知れません。
死生観
ついつい忘れがちな考え方ですが、大切にしたい考え方ですね。

そんなツバメを見ていると「GOOD LUCK」という曲が思い浮かびました。
これは私の結婚式に親友でもある「熊野海」さんが余興で歌ってくれた曲でもあります。

福井県出身の画家 熊野海

「くれぐれも、気をつけて、できれば、笑っていて。
忘れたらそのままで、魂の望む方へ」

そんなメッセージを結婚式に彼から頂きました。
ツバメさんにもそんな曲とメッセージを贈りたいです。

ちょっと時間かかりそうだけど、ツバメさんを見習って、僕もそうするからさ。

(新婦の余興は木村カエラさんのバタフライ。海くんはアコギ一本でこの曲を自分の曲のようにモノにしてメッセージと魂が震えるように歌っていたので、高校のバンドメンバーからは「あれ、お前のオリジナル?」と後日談に花が咲いたのはいい思い出。)

BUMP OF CHICKEN「グッドラック」

作詞・作曲:藤原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN & MOR


君と寂しさは きっと一緒に現れた
間抜けな僕は 長い間解らなかった
側にいない時も 強く叫ぶ心の側には
君がいる事を 寂しさから教えてもらった

手と手を繋いだら いつか離れてしまうのかな
臆病な僕は いちいち考えてしまった
掌が覚えた 自分と近い 自分のじゃない温度
君がいない事を 温もりから教えてもらった

くれぐれも気を付けて 出来れば笑っていて
忘れたらそのままで 魂の望む方へ
僕もそうするからさ ちょっと時間かかりそうだけど
泣く度に解るんだよ ちっともひとりじゃなかった

さよならした時 初めてちゃんと見つめ合った
足りない言葉の ひとつひとつを抱き締めた
真っ直ぐな眼差し
僕もいた事を さよならから教えてもらった

君と寂しさは ずっと一緒にいてくれていた
弱かった僕が 見ようとしなかった所にいた
そこからやってくる涙が 何よりの証
君がいる事を 寂しさから教えてもらった

くれぐれも気を付けて 出来れば笑っていて
騙されても疑っても 選んだ事だけは信じて
笑われても迷っても 魂の望む方へ
思い出してもそのままで 心を痛めないで
君の生きる明日が好き その時隣にいなくても
言ったでしょう 言えるんだよ いつもひとりじゃなかった

BUMP OF CHICKEN 「グッドラック」より引用

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