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育児休業中にもやもやしたので赤連れてセブ島デザイン留学したらとても良かった話

はじめまして。まるです。
現在1年ちょっと取得している育児休業中に
赤(1歳息子)とセブ島滞在しており、日本にいたころより生き生きできているので経緯と経験を書いてみました。

1.留学にいたる経緯

2018年11月から育児休業がはじまり12月に第一子を出産。
2020年4月に復職予定。

今まで仕事が好きで働いてきて、初めてくるこの大きな休み期間に
「この仕事を続けるのか、今後のキャリアどうするのか」時間はあるからどうしても考えてしまうし考えても漠然とした不安だけが残る。

本当にやりたかったことってなんだっけ?とか考えちゃう、というのは
育休あるあるだと思うのですがいかがでしょうか。
私はめちゃめちゃ考えてました。

またお休み中は育児休業の名の通り仕事なく育児しかしていないので、いかにすばらしく赤をお世話するか、いかに効率よく育児するか、いかに家事をうまくやるか突き詰める「育児職人」になってしまっていて、

育児職人の私はせっかく夫が手伝ってくれても「それは違う!こうだよ!見て学べ!」と謎の職人気質が出てきては、できていないところに目を光らせ口うるさく夫を指導していたし、そんな自分が本当に嫌でした。

・家事育児ばかりにフォーカスしている自分をいったん辞めたい
・こどももそんなに手がかからなくなってきたし、この期間を利用して新たなスキルを得て自分の理想の働き方を実現したい。会社ありきのキャリアにびくびくしたくない。
・昔から好きだったアートやデザインを学びたい

これらの理由からデザインを学べる学校に行こうと決意し、悩んだ末にセブ島のデザイン留学に行くことにしました。


2.なんでセブ島?

デザインが学べる学校については武蔵野美術の通信とかいくつか候補を探して悩んで決めました。

デザインを学ぶだけなら日本でいいのでは、とも思いましたが
家事育児と学習の半々ではなく、大前研一さんのお言葉にもあるように自分を変えるために新たな環境、時間の中で、同じように本気で学びたい人々とどっぷり浸かってやりたかったし、それができるのはこの一生で育児休業中の今しかないと思い決めました。
この選択は本当によかった!

セブ島では、株式会社モンスター・ラボが運営している モンスターアカデミア という学校でデザインの勉強をしており、いま3か月コースのラスト1か月です。

この学校ではIllustratorやPhotoshopの技法を学べるというのももちろんありますが、なにより良いのは「なぜそのデザインに至ったのか」「目標達成のためどのようなデザインが最適か」という思考の部分を鍛えられるという点と、その思考を言語化して提案発表するところまで指導してもらえるという点です。

小手先のテクニックではなく思考法を重点的に鍛えるので、今後どのような案件でも、何ならデザイン以外の仕事でも非常に役に立つと思います。

このモンアカのカリキュラムが本当に素晴らしいので、卒業時に振り返りも含めて学んだ内容をまとめようと思います。

赤はどう過ごしてるのか
私が勉強している間は、赤は日本人経営の託児所に6時間預けています。

3.スケジュール

8:00  起床、朝ご飯
     お手伝いさんに洗濯依頼
     お手伝いさんに赤を見ててもらいシャワー等
11:30 昼食
12:30 移動
13:00 赤、託児所へ送る
13:05 学校へ移動
13:30 学校で読書や作業
14:30 授業開始(4時間)
18:30 授業後、赤の迎え
19:30 帰宅、赤就寝
20:00 夕飯
※通常カリキュラムは午前中に4時間の英語授業がありますが、私は赤の都合もあり難しかったのでなしにしてもらいました。

4.来てよかったこと

1.細かいことは気にしなくなる
育児職人だったころは「赤用食器の消毒!キー!」とか「埃が!キー!」とか赤に関することはちゃんとやらないと、と思いすぎていました。

フィリピンはどんなに頑張っても床汚いし(土足だし)水道水は危ないし(飲めないし)、でもフィリピンの人は元気に生きています。
最近は「多少ばい菌を摂取しておいた方が将来強くなるだろ」くらいに思えるようになりました。


2.赤と離れる時間が作れる
どんなに愛情があろうとも、1日24時間赤と一緒にいるのは何もやることがなくても心身ともに非常に疲れます。自分のやりたいことをやろうにも、1歳未満の子供を片手間で なんて非常に困難です。シッターさんに見てもらってても同じ空間にいる以上気になってリフレッシュもできないものです。

決められた時間託児所に預けることで自分のやりたいことに集中でき、いつも以上に有意義に時間を使えますし、離れた時間がある方が一緒にいるときに優しくできる気がします。

3.さび付いた脳が動き出す
日本にいたころは日中特にやることもなく、ららぽーと徘徊か本屋巡りかのルーティンで、赤と夫以外との会話がないなんて日もよくありました。
赤とばかりコミュニケーションとってたため、語彙力や思考力が低下していたし、そんな自分が嫌になることもありました。

こちらでは人との交流も多く、英語も日本語も使います。
なによりデザインの授業は考察や思考の時間が多く、普段細切れにしかとれなかった思考時間をがっつりとることができるので「脳が動いている」感がとても心地よいです。


4.みっちゃん(夫)も一人でゆっくりできる
かつて育児職人だった私から、些細な事でイライラをぶつけられてたことと思います。食事面で大変な苦労をかけていると思いますが、今まで仕事と育児家事全部やってくれていた分、羽を伸ばす期間にしてくれてるといいな。


5.赤も楽しそうだし私も楽しい
午前中は赤とごろごろ、午後は彼は託児所でエンジョイ、私は授業 とお互い日本にいたころより間違いなく人生を楽しめています。


5.特に準備したこと


宿泊先の手配
ホテルやコンドミニアムを借りてお手伝いさんを雇って二人で生活~となると、お手伝いさんに何かあったときに(突然来なくなったり事件あったり)ワンオペで大変だと思ったので、レストラン付きの日系ゲストハウスの個室に滞在することで、だれか他に人(日本人)がいる状態にして本当にヤバイなにかが起こったときはすぐに頼れるようにしました。

実際ヤバイなにかは起こっていませんが、誰かがいることの安心感はこの国での滞在で非常に大きな拠り所でした。

6.今後の目標

4月に復職予定ですが、その際にはデザインでの副業をスタートさせ、いずれは本業との比率を半々にさせ、転職または独立します。
そのために
・復職までにポートフォリオ完成させサイト公開(4月まで)
・コンペに応募する
・デザイン系イベントに積極的に参加する
・毎日デザインに関してなにかしらインプットする
・note積極的に書く
・サイトトレースする
・量こなす
・地元で提案できることを考えながら生活し、ひらめいたら営業する
をやっていきます。やるぞー

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