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在宅勤務で誰にも会わないので、金髪にすることを検討している

5ヶ月ぶりに髪を切りに行って、今日はどんな髪型にしますか〜と聞かれたとき、ふと、まだ当分は在宅勤務で誰にも会わないなら、今までやったことないような冒険した髪型にしてもいいんじゃないか?と思った。

社会人になって、あれ自分って空気読めてないのか、とやっと気づいた。空気は読めないけど、空気を読めてないことだけは読める。それ以来、せめて見た目だけはその年相応の”常識人”っぽくなるように意識している。(成功しているかは別問題)

けど、在宅勤務が続きそうで、会社の人に会わなくてもいいですよと大前提を整えてもらえてやっと、あれそういえば本当はなにかしたいと思ってなかったっけ?と数年ぶりに考えた。何かしたいと思っていたかもしれないこと自体、すっかり忘れていた。

これは、最近心理学の勉強をしてきて出てきた可哀想な犬↓

出典:渡辺浪二、角山剛、三星宗雄、小西啓史『心理学入門』2009,p.73

セリグマンの学習性無力感の実験で、ある出来事に関してそれに対処するためのあらゆる可能性を断ち切られた結果みられる無反応状態をみるというもの。逃げられない状態で電気ショックを与えられ続けた犬は、逃げられる状況になっても逃げなくなってしまう。

いや、犬ほんとにめっちゃかわいそう。鎖に繋がれた象は云々という有名な話もあるけど、一度自覚してしまうと、あれこれ自分じゃん、という感想しかでない。

これは会社にはつけていけないでしょ〜とか、これは母親っぽくなさすぎでしょ〜とか、そういう”30代/2児の母/会社員”の枠をとっぱらったときに何がしたいのか考えてもいいのか!っていう発見だった。


コロナで自粛している間に、会社の先輩が亡くなってしまった(原因はコロナではない)。いつもいろいろと相談にのってくれていた。コロナでお葬式も行けなかった。相談にのってくれた言葉だけが残った。人ってそういえば死ぬ。

声高に自由を謳歌している人のことは応援するけれど、それは許された人たちのどこか違う世界の出来事だと思ってた。会社と保育園をせわしなく行ったり来たりするばかりで、ハンモックに縛り付けられた犬になってた。


これを機会に、なにをしよう?金髪とか、派手な色のネイルとか、最近流行っているとうわさの色のついたマスカラしてみる!?

とりあえず美容院では、今まで一度もやったことない髪型に挑戦して、前髪をオン眉にして斜め&ショートにばっさり切ってもらった。今日は時間なくてできなかったけど、近々、金色とかグレーとか、”まっとうな社会人”はまずやってないような(笑)インナーカラー入れてみようかなと思っている。

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